2021年10月13日 (水)

「Eye MoT Vision」のお試し

島根大学の伊藤史人さんと学生さんたちが開発されているアプリがあります。


ポランの広場|福祉情報工学と市民活動 | 地方国立大学教員による、重度障害者のコミュニケーション支援技術の実際と研究のおはなし (poran.net)



「視線入力訓練アプリEyeMoT」や「スイッチ入力訓練アプリ SCoT」など

いろいろなアプリがあります。


ユーザーの声を聴きながら、その都度、アップデートもされています。

私たちも、体験会のお手伝いなどで活用させていただいています。

 

今回、試用版の「Eye MoT Vision」を試してみました。


山ねこが「測定者」、私が「被測定者」です。

 

Photo_20211013101201 山ねこが測定者としてパソコン操作



Photo_20211013101202 私が被測定者としてパソコン操作



Photo_20211013101301 山ねこのパソコン操作画面

まだ2人共不慣れなところもありますが、感想と希望の報告です。


●その1.


測定者は背景を事前に「黒」で設定しているが、

被測定者がコード番号入力後、スタートさせた被測定者の背景は

「黒」ではなく「白」で表示されている。


被測定者の背景を「黒」に変えるには、

測定者の背景をいったん他の色にした後、「黒」にしなければならない。

被測定者の背景も、測定者が事前に設定した「黒」で表示されてほしい。


※「黒」に限らず、他の色でも同様の対応を希望。


●その2.


キャラクターの位置を変える場合、

現状ではマウスでドラッグして移動させる方法しかない。


マウスで指定した位置(ランダム)にキャラクターが

表示できるようにして、追視できる機能があれば良いと思う。


●その3.


私の実体験として、上記2点に共通すること。


私は右眼に弱視と視野欠損がある。


確実に見えない部分があるにも関わらず、

現状のキャラクターの表示のしかただとどこでも追従できる。

(左眼がカバーするところもあるが…)


ランダムな表示のしかただと、視野欠損部分に表示されたものは

追視できないと思う。


被測定者に私のような見え方(見えにくさ)の特徴がある方の場合、

測定者には視野の実情を正しく把握し、理解してほしい。


視野欠損やロービジョンの実情の把握と理解が進むと、

適切な対応や支援も進むと思う。


私からの感想と希望は以上です。


以下は、私と内容が重なる部分もありますが、

山ねこからの感想と希望です。


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測定者PCでの要望です。


★あると便利かな?


・メニュー上のキャラクターを選択して、マウスで指定した位置に表示する。


・画面上に配置済みのキャラクターを選択して、マウスで指定した位置に移動する。

 (現状ドラッグのみ)


・被測定者に見えない状態で、画面上のキャラクターの位置、大きさなどを

   セッティングした上で、被測定者PCに表示する。

 (被測定者PCへの表示のON/OFF機能)


★未実装?不具合?それとも仕様?


・背景色のうちuser select色で新規作成した色は、

 再立ち上げ後でないと反映されない。


・背景色のColor Palletで複数の色を作成してSAVEしておいて、

 色を切り替えようとしても、Color Palletの右端(最後に作った色)以外は、

 選択しても背景色として反映されない。

 (BackGround Colorには、反映されているが、実際の背景には反映されない)


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長くなりましたが、以上です。


こうした報告が開発される方たちに届き、

より良いものになると嬉しいなぁという想いで、このブログを書きました。


また、新たなことがあれば報告します。

 

 

2021年9月16日 (木)

「プラレールの連結器」と「3Dプリンター」

今回の話の発端は高松崇さんがfacebookに投稿された記事でした。


高松さんは障害のある方たちや高齢者、支援者の方たちに関わっておられ、

たくさんの有益情報も公開されている方です。


NPO法人支援機器普及促進協会(ATDS)

NPO法人支援機器普及促進協会(ATDS) | きのうよりも、ちょっとすてきな 明日へ! (npo-atds.org)




8月21日の高松さんの投稿記事は息子さんのプラレールのお話でした。

投稿記事を引用します。



ここから--------------------------------------


3Dプリンタをお持ちの方お願いです。


Photo_20210913115501 破損した連結器(メス)


瞭が、写真のようにプラレールの連結器のメスの方ばかりをことごとく破壊してしまいます。

これまでにも何回連結器ばかりを買ったことかわかりません。

オスのパーツばかりが使いきれずに既に数百個も貯まっています。


私はあまり詳しくないのですが、3Dプリンタでこのパーツ作れませんか?


ヤフオクやメルカリでは、プラレールアドバンスという種類の連結器は

3Dプリンタで作成された物を見つけましたが、

普通のプラレールのパーツは純正品しか見つかりません。


中古でさえほとんど出回っていません。


どなたか瞭の為に! 

いや我が家の家計のために!! お願いします。



--------------------------------------ここまで



私が療育センター在勤時代、プラレールは子どもたちに大人気でした。

でも、連結器のはめ外しは難しく、連結器が壊れることも多く、

子どもたちが悲しい想いをしていたことを思い出しました。



高松さんの投稿には続々と返信コメントが入り、

それを読んでいると、みなさん、同じ体験をされていることがわかりました。


クリップで代用されている方、結束バンドを使っているという方もいました。


以下のような情報を投稿されている方たちもいました。


売ってないなら作っちゃえ

売ってないなら作っちゃえ | ようけんの独り言 (jugem.jp)



プラレール対応 マグネット 連結器 2種類×2個セット(自作品)

ヤフオク! - プラレール対応 マグネット 連結器 2種類×2個... (yahoo.co.jp)




連結器が壊れることはよくあることなので、

「連結器は消耗品」と書かれている方もいて、

まさしく、「プラレールあるある」なんだと思いました。



高松さんの投稿の冒頭に

「3Dプリンタをお持ちの方お願いです。」と書かれていたこともあり、

3Dプリンタが専門分野だと書かれている方のコメントもありました。



そんな投稿のやり取りを読み、山ねこに伝えました。



山ねこはニコニコして聞いていたので、もしや…と思っていたら、

私が他のことをしている間に、さっそく、作っていました。



予想通りの展開でした!



我が家にはたくさんのプラレールがあるわけではなく、

「EF66」が単独であるだけで、MaBeee(マビー)のデモの時に働いています。



山ねこは「EF66」の連結器を外し、それを計測して作りました。


3d 連結器の3次元データ



山ねこの素早い対応が嬉しくて、作ったものの写真をfacebookに投稿しました。



Photo_20210913115601 連結器の純正品と3Dプリンターで作ったもの


山ねこの解説です。


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 左が純正品、右が3Dプリンターで作ったものです。

 フィラメントはABS樹脂です。

 純正品と同じ程度の柔らかさになっています。


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その後、高松さんと個人メールでやり取りすることになりました。



山ねこは、試作品をお送りし、耐久テストをしていただいた上で、

OKなら量産するという提案をしました。



試作品は純正品と同じ形状のもの(1)以外に、

真ん中の切れ込み(溝)がやや広いもの(2)も作りました。



Photo_20210913121001 連結器の純正品と3Dプリンターで作ったもの



試作品2種類をお送りした後、高松さんから報告が届きました。

息子さんではなく、高松さんが手で捻るという負荷をかけたテスト結果です。



ここから--------------------------------------



Photo_20210913115702 耐久テスト後の連結器



(1)の連結器:32回の捻りはずしで破損

(2)の連結器:29回の捻りはずしで破損


溝の広いものは確かに柔らかくなっていますが、

溝の外側のパーツの幅が狭くなる分、捻じれには弱いのかもしれません。


とはいえ、ほぼ同じ耐久力で、

私がテストした感覚では、溝の広いほうがはめ外しが楽でストレスが少なかったです。


--------------------------------------ここまで



この耐久テストの結果報告を受けて、製作スタートとなりました。


3Dプリンターは、今までにもいろいろ作る時に活躍していますが、

私は3Dプリンターと山ねこの動きを時々見ているだけです。


3Dプリンターの動きは、ただ見ているだけでも飽きることはありません。


邪魔しないようにした方が良いので、グッと我慢して席を外しますが、

山ねこに嫌がられない程度に見に行っていました(^-^;



特に、今回は初めての製作物です。


3Dプリンターと山ねこは、2人一組という感じで流れ作業をし、

一つできあがるたびに、連結器はテーブルに並べられていきます。


見事な「ペア作業」でした(*^^*)



D 3Dプリンターで製作中



Photo_20210913120101 3Dプリンターで製作中



D_20210913120001 完成した連結器(3Dプリンター内)



Photo_20210913120102 完成した連結器


ご注文いただいた個数の連結器が完成し、納品しました。

 

Photo_20210913115701 完成した連結器



山ねこの解説です。


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 (1)の連結器:純正品と同じ寸法(切込み幅1㎜)のものです。

 (2)の連結器:切込みの幅が2㎜のものです。


  また、上記とは別に、(1.5)と書いたものがあります。

  これは、切込み幅が(1)と(2)の中間で、1.5mmのものです。

  サンプルとして5個入れておきました。

  こちらも、試してみて頂ければと思います。


 

  今回のご依頼ではABS樹脂のフィラメントを使っていますが、

  結構収縮するので、寸法通りで作ると、

  大きいものでは、一回り縮んだ感じになります。


  今回の連結器ぐらいだと、それほどでもないのですが、

  それでも穴などは本来の寸法より小さくなるので、

  ある程度、収縮を見込んだ寸法で作っています。


  我が家の3Dプリンターで対応できる樹脂の中では、

  ABSが一番柔軟性があるものでした。


  以前のメールにも書きましたが、ナイロン系の樹脂で作れたら

  もっとねじりに強いものができたのではと思います。


  また、スイッチ部材などとして使う時には、

  最終的にちょっとした合わせ加工や、

  表面の手触りを良くするためのヤスリがけとかも必要になってくるので

  基本ABS樹脂を使っています。


  p.s.

  今回お送りしたものは、試作品と条件を揃えて製作していますが、

  一個一個、造形テーブルや機内の温度など細かな違いは出てくるので、

  まったく同じ特性とはいかず、すぐに折れてしまう物もあるかもしれません。


  保証書も保証期間も無いものですが、

  なにか不具合等ありましたら、いつでもお知らせください。 



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高松さんにお送りしている山ねこのメールの解説文の内容は、

私にはよくわからないものが多いですが、

「3Dプリンターでものを作る」時にも、他の製作同様、

いろいろな配慮や工夫が要るということはわかります。



そうした配慮や工夫をすることで、より良いものになるのでしょう。


山ねこにとっても、今回の製作はいろいろ学べる良い機会になったようです。



以前、ニーズ・シーズマッチング交流会(正式名称は忘れました)という

イベントに参加したことがあります。



その時にも感じたことですが、

ニーズとシーズのマッチングは重要だなとあらためて実感しました。



「プラレールあるある」の「困り事」が高松さんのFacebookへの投稿から

こんな流れになり、私たちも嬉しいです。



事前送付の試作品を耐久テストしていただけたのもとても良かったです。


連結器が消耗品であるなら、またまた壊れることもあるでしょう。

その後の報告もいただけたら嬉しいなと思っています。



なお、この記事を書くにあたり、

高松さんから写真や投稿記事の掲載のご了承は得ています。


高松さんからいただいた今回のご縁に心から感謝しています。



2021年9月 1日 (水)

「iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能」の受講報告(感謝の気持ちをこめて)

2021年5月から始まった「熊本高専の福島勇さん」が講師の

「障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー」。


7月(第9回)~8月(第15回)も毎回欠かさず受講しました。



【お知らせ】障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー7月&8月の予定 : Sam's e-AT Lab (blog.jp)



5月~6月の「視線入力関連」同様、「iPadのアクセシビリティ機能」も、

私は設定関係のことがとにかく苦手分野のため、

今までずっと山ねこに任せてしまい、逃げていました(^-^;



「AssistiveTouch(アシスティブタッチ)」も「スイッチコントロール」も

過去に、何度かセミナーで習っているので、

それらが「アクセシビリティ機能」として、

ipadの設定の中の標準機能として入っていることも一応知っています(^-^;


また、「アクセシビリティ機能」を設定することで、

ipadの操作が難しい方がスイッチを使って操作できるようになることも

一応知っています(^-^;



ただ、知っていると言っても、

私が誰の力も借りず、全ての設定ができるわけではないのです。



そこで、このシリーズも福島さんの力を借りて、

一から学び直すことにしたのです。



毎回、たくさんの内容を盛り込まれず、

内容を絞って教えてくださるスタイルが私には合っています。


最初に、概要の説明、次に、動画を含め、手順の提示と説明を受けた後、

各自、iPadを起動します。


画面には福島さんのiPadの画面が表示され、

福島さんの操作を見せてもらいながら、自分のiPadを操作していくのです。

いわば、福島さんの真似をしながら、進めていけるのです。


私にとって、こんなにわかりやすく、進めやすいことはありません。


それでも、途中で、何をどう間違えたのか??

迷子になることがあるのです(^-^;

そうなると、私はパニック状態に陥ります。


それでも、途中でわからなくなったり、困ったりした時は、

遠慮せず「ちょっと待って」とか「助けて」とか

ヘルプを出して良いと言われているので、ヘルプを出せるのです。



当初は、他の参加者のみなさんのお邪魔になると思い、遠慮していましたが、

回を重ねるごとに、タイミングだけは見計らいつつ、ヘルプを出しています。


そうすると「私も「同じ現象が起きています」とか「同じところがわかりません」とか、

他の方たちからの声が上がることがあります。


私はどんくさいので、福島さんの説明を受けても

うまく対応できないことがあります(^-^;


そうすると、他の参加者の方たちから、

「〇〇が△△のようになっていませんか?」とか

「〇〇すると、できますよ」などとサポートの声が上がるのです。


福島さんだけでなく、他の参加者のみなさんが

頼りない私のために手取り足取り教えてくださるような状況なのです。


申し訳ない気持ちはありますが、

こうして参加者のみなさんと一緒に学び合える環境がありがたく、

楽しく受講し続けられるという気持ちにもなるのです。



セミナーとは直接関係ないことかも知れませんが、

入室可能な時間からの30分間は、フリートークの時間になっています。



セミナー開始まで静かに待っているのではなく、

参加者同士の歓談時間として有効活用できるように、

福島さんはみなさんに「マイクON」にするように勧められています。

もちろん、「マイクON」も「顔出し」も強制ではありません。



28日のセミナーの開始前、こんなことがありました。


ある参加者の方に音声が聞こえているかどうか確認する必要が出てきたため、

別の参加者の方が「私からチャットを送ってみましょうか?」と言われ、

チャットを送られたのです。


私は「チャットができるなんて、すごいですね」と感心して声に出してしまい、

それを私のマイクが拾ってしまったのです(^-^;



そこで、すかさず、福島さんは

こんな時に「チャットの練習をするといいですね」と

やり方を教えてくださいました。


ドキドキしながら「山本です」と打ち込んでみました。


私が「みなさん、読めていますか?」と聞くと、

参加者のみなさんからも「読めていますよ」の声が入りました。


その後、チャット欄には、他の参加者のみなさんからも

自己紹介のチャットの書き込みが続きました。

とても嬉しくなりました(*^^*)



いろんなセミナーを受けていると、

「質問はチャットにお願いします」というメッセージが入ります。



セミナーによっては「チャットでの意見交換」というお題がある場合もあり、

そんな対応が苦手な私は、置いてきぼりになっていると感じることもあります。


それだけに、偶発的にやることになった(笑)チャット練習で、

私はますますリラックスできて、安心感が増えました。



福島さんによると、チャットの書き込み方を工夫して、

「敬語を使わない」「略語で表現する」「拍手なら『8888…』と書く」等、

そんなやり方でチャットを活性化しているセミナーがあるそうです。



今回の「ミニチャット練習」だけでも、場が和み、

参加者同士のコミュニケーションが広がった体験から、

とても共感できるお話だと思いました。



毎回のアクセシビリティ機能の設定については、

上手くいく日と上手くいかない日がありました。


笑ってごまかすこともできるのですが、

福島さんにはできない時にはヘルプを出すように言われているので、

第14回の時は、現象を添えて、できていないことを正直に伝えました。



その日は何と、居残りでの「補習」となりました。

他にも、私の補習におつき合いしてくださった方たちもいました。


私のiPadminiの画面と私が操作していく経過を見ながら

助言していただけることになりました。


私のiPadminiの画面を福島さんや他のみなさんに共有してもらうことになり、

福島さんから画面の共有の手順を教わりながら、進めていきました。


セミナーには山ねこは参加していませんが、同じ部屋にいるので、

私が大騒ぎし始めると「福島さんを困らせているなぁ…」と思うのでしょう。


案の定、傍に来て、山ねこのサポートの手が入りました。


山ねこのサポートが入ることで助かることはありますが、

新しいことをやる時や自分が何をやっているのかわからない時は、

ありがたいサポートが私の頭をよけいに混乱させてしまいます。


「横からいろいろ言わんといて」と、言ってはいけないことを言ってしまいます。


私の混乱状況を画面越しにみても、福島さんは冷静に見守り、

穏やかな口調で、助言してくださいました。


全員に、私のiPadminiが画面に共有できてからは、

上手くいかなかったところを見つけていただき、

指示に従って進めていくと、無事に解決しました。



こんな落ちこぼれ(福島さんにはこんなふうに言わなくて良いと言われます)でも

みなさんの温かな見守りとサポートがあるので、

セミナーに安心して続けて参加できているのです。



参加者のみなさんのお名前が全員わかるわけではありません。

もちろん、知らない方たちもたくさんいます。

それでも、回を増すごとにアットホームな雰囲気が深まっています。



第9回~第15回のアクセシビリティ機能についての内容は、

福島さんのブログをそのまま掲載させていただくことにします。



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●第9回 iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能①
 アクセスガイド

第9回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


●第10回 iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能②
 ズーム、拡大鏡、画面表示とテキストサイズ

第10回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー【iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能②〜ズーム、拡大鏡、画面表示とテキストサイズ】を振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


●第11回 iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能③
 読み上げコンテンツ、音声コントロール
 
第11回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー【iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能③〜読み上げコンテンツ、音声コントロール】を振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)



●第12回 iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能④
 Assistive Touch

第12回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー【iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能④〜Assistive Touch】を振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)



●第13回 Pad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能⑤
 スイッチコントロール《自動ハイライト》

第13回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー【iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能⑤〜スイッチコントロール《自動ハイライト》】を振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


●第14回 iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能⑥
 スイッチコントロール《自動ハイライト》と《レシピ》

第14回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー【iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能⑥〜スイッチコントロール《自動ハイライト》と《レシピ》】を振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


●第15回 iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能⑦
 スイッチコントロール《単一スイッチステップハイライト》《手動ハイライト》

第15回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー【iPad(iPadOS14)のアクセシビリティ機能⑦】を振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)

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福島さんのブログの中で紹介されている山口さんのブログやYouTube動画も必見です。

山口さんは福島さんのセミナーに参加された後、すぐに、

セミナーの内容の報告と共に、操作手順を動画で紹介されています。

私にとって、新たなサポーターができたような感じで、とても嬉しいです。


特別支援学校教員の何でもブログ (livedoor.jp)

特別支援教育の何でもチャンネル - Bing video

 

 

私からは、一つだけ紹介します。

第10回のセミナーで習った「拡大鏡」です。


見えにくさのある私には有効な機能なので、すぐに取り入れました。

画面にマークを表示させておくとすぐに使えるので便利です。



Photo_20210831174701 画面に表示させているマーク

 

  ・マークを1回タップすると「メニュー」が表示される

  ・「メニュー」で自分に合った内容に変更できる

  ・再度、マークを1回タップすると「メニュー」は消える



Photo_20210831174801 画面に表示された「メニュー」

  
  ・マークを2回タップすると「拡大鏡」が表示される

  ・「拡大鏡」の下の真ん中の細く白い部分をタップしながらスライドさせて

   大きくして見たいところに移動させる

  ・再度、マークを2回タップすると「拡大鏡」は消える



Photo_20210831174802「拡大鏡」を移動させる時に触れるところ



アクセシビリティ機能は障害の有無に関わらず、

より便利に、より快適に、より楽しく使える機能だとあらためて感じました。



これからも、私自身がいろいろ試して取り入れていきながら、

それぞれが持つ有効な機能を知ることから始めたいと思います。


そして、私のアクセシビリティ機能の学びが

いつか誰かのお役に立てると嬉しいなぁと思います(*^^*)



今日から9月。


「視線入力に関する内容」でセミナーが続きます。

バージョンアップしたEyeMoTシリーズを学びます。



【お知らせ】障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー9月の予定 : Sam's e-AT Lab (blog.jp)



すっかり日課化しているこの福島さんのセミナーをこれからも大切にして、

楽しく受講していこうと思っています。



2021年8月13日 (金)

素敵なご縁に感謝(岩手のご家族の話)

人と人とはいつ、どこで出逢い、繋がるかわからない。

そんなご縁がいつ、どこで、どんなふうに広がるかわからない。

だからこそ、ちょっとしたことにも心を留められるようにしていたい。

昔から、ずっと大切にしてきた想いです。



5月から続けて参加している福島さんのセミナーのことは、

7月5日のブログに書きました。


その福島さんのセミナーに初回から参加されている親子がいらっしゃいます。


今日はそのMさん親子のお話です。


以前から、福島さんのブログ等を介して、Mさん親子のご活躍を拝見していて、

何度も何度も感銘を受けてきました。


実は、一方的にですが、Mさん親子のことは以前から知っていました。


何年か前の岩手滞在中、ホテルのテレビで、

Mさんご家族が紹介された地元番組を拝見したことがあり、

とても印象に残っていました。


その後、SNSでもMさん親子のことを知り、

ずっとステキだなぁと注目していました。


話が少し外れますが、岩手は私たちにとって「第2の故郷」でもあり、

毎年春と秋には必ず帰省(笑)しています。


「遠野」「花巻」「宮沢賢治」が私たち夫婦のキーワードです。


岩手の話をし始めると止まらなくなるので、このへんでやめて、

お話をMさん親子のことに戻します。



7月23日の福島さんのブログに、とてもステキなお話が紹介されていました。


e-ATを活用して描いた絵でアクセサリーが作れるってよ!〜YouTube動画のお知らせもあります : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


「EyeMoTセンサリー」の「おえかき」というアプリを使って、

Mさんの娘さん(Rさん)が視線入力で描かれた絵を

とてもステキな作品に仕上げられたことが紹介されています。


私はやったことはないのですが、「UVレジン」には興味がありました。

描いた絵を「UVレジン」で活用するアイディアは浮かびませんでした。



福島さんのブログでは、Mさん親子が今までいろいろ取り組んでこられたことも

紹介されています。


自分DEアロマ〜Simple TechnologyでAromatherapyするJD : Sam's e-AT Lab (blog.jp)




Mさんがいろいろ工夫して関わっていらっしゃること、

しかも、Rさんと一緒に楽しみながらやっていらっしゃることが、

動画からもめいっぱい伝わってきます。


日頃から、こうした素敵なアイディア満載の取り組みをされているからこそ、

Rさんが描かれた絵をアクセサリーにするアイディアも浮かぶのでしょう。

こんなオシャレなものになるなんて、本当にステキです。



ブログの中には、Mさんご家族のことが紹介されている

「めんこいテレビの番組」のことも書いてありました。


他県では観られなかった番組ですが、関係者のみなさんの計らいで、

8月31日までの期間限定で「YouTube動画」が配信されることがわかりました。



●【めんこいテレビ】

ひだまり~あなたと一緒に生きる~ 2021年6月26日(土)14:30~放送

【めんこいテレビ】ひだまり~あなたと一緒に生きる~ 2021年6月26日(土)14:30~放送 - YouTube




もちろん、すぐに視聴させていただきました。


岩手のホテルで観た時以上に、心に響く内容で、

Mさんご家族はもちろん、関係者のみなさんの想いも心に深く伝わってきました。


この番組の中にも、一方的にですが、私たちの他のキーワードや繋がりを見つけ、

とても不思議なご縁を感じました。


番組の中でも紹介されていますが、Rさんは今春、高校を卒業され、

通所事業所だけでなく、大学の聴講生となって、通学されています。


前期の聴講が終わり、facebookに投稿された記事にも感銘を受けました。


Mさんのご了承をいただいたので、ご紹介します。



ここから-------------------------------------------


大学生ってすごい!


おかげさまで、聴講生前期、皆勤で終えることができました。


受講した「地域福祉サービス論」では、ニーズの掘り起こしとか、

フォーマル、インフォーマルなサービスとか学んじゃいました。


そして最終講義前に、授業外課題として先生が出してくださったのが、

資源(プログラム)開発の企画

『聴講生Rさんが、後期キャンパスライフを充実させるために。』というもの!


最終授業の前日、Googleドキュメントで学生さんの提出レポートを共有し、

読むことができました。


その内容が本当に素晴らしくて、読むうちにジーンと胸が熱くなってきました。


同年代の友達をたくさん作りたいというニーズに、

食事会や調理会をして交流、サークルや大学祭への参加、大学での移動時支援、

写真撮影会(自身でシャッターが押せるから)などの企画を考えてくれていました。


すごい!と思ったのは、Rさんは食べることが好きだから…、

シャッターを自分で押せるから…、体調管理ができているから…と、

Rの強みに着目してプログラムを考えてくれている学生さんが多いこと。


困りごとに着目するforの支援より、

強みに着目するwithの支援をしっかり意識し考えてくれているのに驚き、

感激しました。


きっとレポートを書いているとき、Rのことを頭に思い浮かべ、

一生懸命考えてくれたのでしょう。


サポートの対象ではなく、一緒に大学生活を送る繋がりを目標にしたい!と

結んでくれた学生さんもいました。


これから福祉の場へ羽ばたく彼らに希望を持ちました。


開講当初「授業に来てる車いすに乗った声を出す障がいのある人」から、

「一緒に学んだRさん」に変化した事がレポートから伝わってきました。


アメリカに『見ないものは感じない』ということわざがあるそうです。


勇気を出して聴講生にチャレンジして本当によかったなぁ。

みんなにシャッターを頼まれている姿を見て、涙が出そうになりました。


後期は10月からスタート!

本日無事合格通知書が届きました。

受け入れてくださっているI大学に心から感謝です。


       (2021年8月1日 Mさんのfacebookへの投稿記事)


-------------------------------------------ここまで


Rさんが他の学生さんたちとどんな大学生活を送っているのか、

Mさんの投稿から伝わってきます。


番組の中の「外出の機会の多いお子さんは視線入力がうまい傾向がある」という

伊藤さんのメッセージに、

Mさんが「今までやってきたことを認められたような気がした」とおっしゃっています。


道を開く…というのは簡単なことではありません。


時には、苦しくて、前に進めない時もあります。

時には、まわりのいろんなことばに傷つき、辛くなることもあります。


長年、療育等で私もたくさんの親子とご縁を得てきましたが、

いつの時代も「先人」のお母さんたちがいて、

そんなお母さんたちを支えに、頑張っているお母さんたちがいます。


それだけに、お母さんたちだけで頑張るのではなく、

まわりの人たちと共に、少しずつでも開いていく道があるのだと思います。


Mさんの「まずは知ってもらうこと」というメッセージ、

40年以上前から東大阪で、お母さんたちや同僚たちとやってきたことと

想いが重なります。


茨城に来てから、新たに若い世代のお母さんたちに出逢い、

同じような想いで頑張っているお母さんたちの想いとも重なります。



令和になっても、なかなか変わらない社会の実情がありますが、

小さな種まき活動が、どんな時代にも必要です。



今もし多少でも、昔と違って暮らしやすくなったと感じることがあるなら、

それは、先人のお母さんたちが種まき活動してくださった時の種が年月を経て、

芽を出し、花を咲かせて、今に繋がっているのかなと思います。



年月を重ね、私が初めて出逢った子どもたちは40歳を超えました。

中には、50代になって、孫がいる人もいます。


Mさん親子とのおつき合いは、ほんの少し前に始まったばかりですが、

Mさん親子含め、素敵なお母さんたちがいるからこそ、

私も心豊かな人生を送らせていただいています。


今日は、Mさんご家族をご紹介しながら、

私自身の長い歴史も振り返ることができました。


福島さんのセミナーがきっかけで、Mさんから友だち申請をいただき、

Facebook友だちになったことで、Mさんご家族をご紹介することができました。

とても嬉しいです。


Mさん、Rさん、ありがとうございました。

 

 

 

2021年7月30日 (金)

市販のおもちゃを使いたい~ピッチングマシーン編~

昨年来のコロナ禍で、

会いたい人に会えない、行きたいところに行けない状況が続きます。


そんなモヤモヤした状況でも、

オンライン上で繋がる人たちや再会できる人たちがいます。

とても不思議な感覚、時には奇跡のように感じることもあります。


山ねこ工作室はお会いしたことのない方から依頼を受けることがあります。


いつもブログに書いているように、実際にお会いして対応するようにしていますが、

一度もお会いすることなく、製作、納品ということもあります。


特に、山ねこ工作室で一番製作個数の多い「空気圧センサースイッチ」は、

支援者の人たちが学校、施設、病院、訪問先のご自宅などで試用されたり、

体験されたりしていることが多いからでしょうか、

ご本人が使えると実感されると、ご家族から直接依頼が入ります。


そんな場合は、納品後も支援者の人たちがサポートしてくださるので、

私たちはご本人にもご家族にもお会いしないままということも多いです。


そんな中、2019年4月、東京のイベント会場でお会いした人がいます。


会場内のブースでお互いに一来場者として会話をしていたら、

「空気圧センサースイッチ」を納品させていただいたTさんだとわかりました。


来場者の多いイベント会場で、しかも、お互いに顔も知らない者同士が

こんな出逢い方をするのは「奇跡」としか思えません。


でも、こういう奇跡がご縁となり、新たな繋がりになるのだと思います。


Tさんとは、同年の夏のマジカルトイボックスのイベントで再会しましたが、

その後、特にやり取りもないまま、年月が過ぎました。


加速度的にやり取りが進む人たちもいれば、そうでない人たちもいます。


Tさんとはゆるやか~に繋がる関係だったのかも知れません。


Tさんが昨年度の「多様性と共生を考えるセミナー」に参加してくださったのがきっかけで、

今年の2月頃からメッセージやメールのやり取りが復活(笑)しました。


2月以降は、加速度的にやり取りが進んでいました。

時々、オンラインでお話しながら進めていたことも良かったのでしょう。


「空気圧センサースイッチ」の新機能の追加や

「歯ブラシキャップ型スイッチ」「カードケース型VOCA」の製作、

そんな流れで「ピッチングマシーンの改造」をさせていただくことになりました。



Photo_20210730103401

空気圧センサースイッチ使用中 
センサー部分の固定の工夫


Photo_20210730103501 歯ブラシキャップ型スイッチ使用中


Tさんからのメールの一文を引用します。


ここから---------------------

  手元スイッチは、楽しい装置があれば、彼はもっと使っていけるはず!

  伸び代がたくさんある!

---------------------ここまで


Tさんの息子さん(ナオトさん)への想いがあふれていると感じました。


ピッチングマシーンの改造は、山ねこ工作室でもやったことがあり、

活用事例としてセミナーでもお話しました。


Tさんは、ピッチングマシーンを使ったキャッチボール遊びを考え、

ナオトさんと愛犬ラキちゃんの楽しい時間を増やしたいとのことでした。


日頃から、ナオトさんとラキちゃんは仲良しとのことです。


Tさんのお話を伺い、「ナイスアイディア」だと思いました!!

 

山ねこ工作室の改造済みのピッチングマシーンをお送りし、

試していただくことにしました。


ナオトさんが操作しやすいように設定するために、

オンラインで意見交換もしました。


意見交換後、ナオトさん用のピッチングマシーンを改造しました。


Photo_20210730125501 分解したピッチングマシーン


Photo_20210730140601 取り付けた「停止位置センサー」


Photo_20210730130201 改造済みピッチングマシーン


Photo_20210730130101 ピッチングマシーンの「固定台」

---------------------

(解説:山ねこ)

  改造したピッチングマシーンにコントローラーとスイッチを繋ぎ、

  スイッチ操作すると発射アームが回転し、

  「停止位置センサー」の上または、過ぎたあたりで停止します。


  ピッチングマシーン自体が軽いわりに、ばねが強いため、

  打ち出すたびに、反動で動いてしまいます。


  重しになればと、ありあわせの端材で木製の「固定台」を作りました。


  ピッチングマシーンを「固定台」に入れた状態で、

  座布団のような柔らかいものの上に置くと比較的安定して打ち出せます。

---------------------

Photo_20210730130301 ピッチングマシーンを「固定台」に設置



無事、改造が終わり、納品し、Tさんからの報告を待ちました。

 

報告と共に送られてきた動画を観ると、

ラキちゃんはナオトさんがボールを飛ばすのを待ちきれないような感じで、

大興奮している様子が印象的でした。



Photo_20210730103601 ラキちゃん ボールをキャッチして戻る



Tさんは、ラキちゃんがボールを取ってくるだけでなく、

ナオトさんの手にボールを届けることを覚えてもらいたいと

何度も声をかけられていました。

 

Photo_20210730103602 ラキちゃん ボールをナオトさんに渡す


Photo_20210730103603 ラキちゃん ボールをナオトさんに渡す



Tさんによると、ピッチングマシーンを使ったキャッチボール遊びによって、

以前にも増して、ナオトさんとラキちゃんの絆が深まったとのことです。



ナオトさんは不調になることも多いらしく、

発作が増えることで、Tさんも対応に追われることも多いようです。


そんなTさんが、ブログを更新されたことを知りました。


●れおなのブログ~なおぽんあらため「ナオト」で

れおなのブログ~なおぽんあらため「ナオト」で | フラミンゴ隊(tai) (themedia.jp)


キャッチボール遊びの動画も掲載されています。


ラキちゃんはキャッチボールを始めた当初から大興奮して、喜んでいましたが、

ボールのキャッチだけでなく、ナオトさんが大好きなのがよくわかります。


Tさんから伺っていた「ナオトさんとラキちゃんの絆が深まった」というお話を

動画を通じて実感しています。


1つのおもちゃや遊びがコミュニケーションや生活を広げることを

ナオトさんとラキちゃんから再確認させてもらえたことを心から嬉しく思います。



Tさんは「フラミンゴ隊(tai)」という団体の隊長さんです。

ホームページを紹介しておきます。


●フラミンゴ隊(tai)

フラミンゴ隊(tai) (themedia.jp)



また、Tさんは「小児看護 2021年7月増刊号」にも投稿されています。

こちらも紹介しておきます。


●へるす出版 

小児看護 2021年7月増刊号 重症心身障がい児(者)のリハビリテーションと看護

へるす出版 小児看護 2021年7月増刊号 (herusu-shuppan.co.jp)


 

以上、今回のブログを含め、おもちゃの改造の話を3回続けて書きました。


●市販のおもちゃを使いたい~魚釣りゲーム機編~(2021年6月29日)

市販のおもちゃを使いたい~魚釣りゲーム機編~: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)


●市販のおもちゃを使いたい~たまごっち編~(2021年7月14日)

市販のおもちゃを使いたい~たまごっち編~: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)




それぞれのお子さんたちの想いと共に、お母さんたちの想いに触れ、

コミュニケーションの深まり、人間関係の広がり、生活の楽しさや喜びなど、

ひとつのおもちゃが単なる遊び道具ではなく、大きなきっかけになって、

日常生活自体を広げていることをあらためて深く感じました。



今回の3人のお子さんたちのお話を通して、

お子さんたち自身が自分もやってみたいけれど無理だろうなと諦めたり、

お母さんたちが我が子には難しいだろうなと諦めたりすることなく、

いつでも、誰にでも相談できて、一緒に考えていけるように、

これからもお手伝いできたらいいなぁとあらためて思いました。


どんなものでも必ず改造できるとは限らないでしょう。

でも、まずは、想いを声に出してみることで何かが生まれるかも知れません。


私たちもまた、新たなおもちゃとの出逢いから、

今まで知らなかった世界に入っていける楽しみをいただけます。


次なる依頼の対応に向けて、ワクワクして過ごしている毎日です。




2021年7月14日 (水)

市販のおもちゃを使いたい~たまごっち編~

3月9日、福岡の特別支援学校の先生(Kさん)からメッセージが届きました。

2019年9月以来のメッセージだったのでビックリしましたが、

もっとビックリしたのはその内容でした(^-^;


Kさんが訪問教育で関わっていらっしゃるお子さん(Yさん)は、

PPSスイッチでレッツチャットやiPadを使いこなしていること、

ゲームも好きで、マリオのYouTubeなどもよく見ているとのことでした。


Yさんが「たまごっちを使いたい」と希望されているとのことで、

たまごっちの改造ができるかどうかという問い合わせでした。



「たまごっちの改造???」と山ねこもビックリしていました。



山ねこも私も、たまごっち世代ではありませんし、触ったこともありません。

もちろん、改造したこともありません。



詳細を確認すると、たまごっちの3つのボタンのうち、

左右の2つをスイッチ入力できるように改造してほしいという

具体的な希望がわかりました。



型番をお聞きし、山ねこがネットで調べた後、「改造できるかも」とお返事しました。



その後、Kさんとメールでやり取りし、少し詳しい経緯等も伺いました。


改造するにあたり私たちが心配したのは、改造できたとしても、

今までのデータが失われてしまう可能性があるかも知れないことでした。


Kさんは、Yさんとお母さんにそんなやり取りも含めて伝えてくださり、

必要なこともいろいろ確認し合ってくださいました。

改造できるなら、データは失われても構わないというお返事もいただけました。


…とは言え、直接見ないとわからないということもあり、

送っていただくことにしました。


通常なら(ということもないかな)KさんがYさんからたまごっちを預かり、

送ってくださる流れになるでしょう。


ところが、そうではなかったのです。


Yさんは手紙に興味があり、お母さんと封筒づくりをしたり、

授業の取り組みで、封筒のデザイン、のり付けなどを

スイッチ操作や視線入力でやったりしているそうです。


そこで、KさんはYさん親子と相談され、

Yさんが山ねこ工作室宛に改造依頼の手紙を書き、

たまごっちを送ってくださるという流れになったのです。


Kさんと私は「遊び心」が共通しているところなので、

この計画を「たまごっち入院計画」と命名しました。


お母さんから山ねこ工作室宛にメールが入ったのは3月19日でした。

お母さんからのメールの一部を引用します。


ここから-----------------------------------


娘のたまごっちをPPSスイッチで動かせないだろうかとK先生にご相談したところ、

山ねこさんの事を教えていただきました。


娘の何年か前の誕生日にプレゼントしたたまごっちですが、

自分では動かせないため、兄弟に持っていかれてしまったり‥

悔しい思いをしていると思います。


実際お会いした事もなく、図々しく申し訳ないのですが、

もし改造が可能でしたら是非お願いしたいです。


来週頭にそちらへ郵送させていただく予定です。

宜しくお願いします。

-----------------------------------ここまで



3月24日、Yさんからたまごっちと共に、手紙が届きました。


Photo_20210713170501 
Yさんから届いた改造依頼の手紙とたまごっち




「たまごっちの入院」はKさんからの問い合わせの日から15日経ちましたが、

今振り返っても、とても大事な15日間だったと思っています。



山ねこドクター(笑)は「入院」後すぐに「開腹」しました。



たまごっちそのものが小さいこともあり、

私にはたまごっちの「内臓」はかなり繊細で複雑に感じました。



山ねこドクターは「内臓」を凝視した後、「精密検査」をしました。


Photo_20210713170701 山ねこドクター 検査中


Photo_20210713170601 たまごっちの内部



「検査」の結果、「手術可能」となり、「手術」が始まりました。


始まってしまうと、ドクターの動きは早く、ビックリしました。



何より安心したのは、今までのデータが失われなかったことです。



ただ、「内臓」が繊細なだけでなく、「閉腹」も少し難航したため、

「手術」を始めてから「閉腹」まで約1時間かかりました。



Photo_20210713170702 改造済みのたまごっち


Photo_20210713170801 改造済みのたまごっち




「手術結果報告書」を添えて「退院」の段取りができました。


「入院期間」はたった一日、翌日には「退院」していきました。


あっぱれ山ねこドクター!(私は、思わず歓声をあげました)



退院し、Yさんの元にたまごっちが届いた日、

お母さんからメールが届きました。

お母さんからのメールの一部を引用します。


ここから-----------------------------------


レッツチャットを使っているので、外部出力にたまごっちを繋いでみました。


左ボタンで娘が選択、視線で合図を私に出してくるので、

私が真ん中ボタンで決定しています。


とても楽しそうに遊んでいます!

本当にありがとうございました。


娘も「ありがとう」と言っておりました。


初めて動かすとは思えない程、操作内容をよくわかっていたり、

見られたくないのか?弟が来ると操作をしなくなったり、

新たな娘の一面が見れています。


おもちゃが動かせる事で色々な事を私も娘も学べた気がします。


改造をお願いして本当によかったと改めて思いました。


山ねこ工作室のお二人、

お二人と繋いでくださったK先生、ありがとうございました。


-----------------------------------ここまで


動画も送られてきました。


Photo_20210713170802 
Yさんがたまごっちを操作している動画から切り取った写真



Yさんの操作の様子もわかり、とても感動しました。

こうして報告をいただけることが一番の喜びです(*^^*)


実は、この話、これで終わりではないのです。


お母さんやKさんとはメールでやり取りを続けていましたが、

Yさんから依頼のお手紙をいただいたこともあり、

私はずっとYさんに手紙を書きたいと思っていたのです。


子どもの頃から「文通」が好きだった私の心の中に、

そんな「文通熱」が燃え始めたのです。


Yさんは60過ぎのおばさんから手紙が届いたらどんな気持ちかなぁ…

ドキドキ・ワクワクしながら手紙を書きました。


そうして書いた私の手紙に、Yさんはすぐお返事をくださいました。


お母さんは弟さんがYさんの手紙を投函するところを動画に撮り、

その動画をYさんに見せて、確認してもらうという対応をされました。

Yさんを含めたご家族の対応にとても感動しました。



Photo_20210713170901 弟さんがポストに投函している写真


山ねこは少し照れていましたが、

Yさんから届いたお手紙を受け取った写真をメールで送りました。


Photo_20210714142001 Yさんから届いたお手紙


Photo_20210714141501 Yさんのお手紙と山ねこドクター



お母さんからのメールの一部を引用します。


ここから-----------------------------------


受け取りましたの画像を送っていただけたので、娘も理解出来たようでした。


とても貴重な経験をさせていただいています!

ありがとうございます。


この機会に、茨城県の位置を覚えてくれるといいなと思っています。


Photo_20210713171301 お母さんの手書きの地図


-----------------------------------ここまで




その後、本格的に「中学生の女の子とおばさんの文通」が始まりました。

Yさんと私は「ペンフレンド」です。



お母さんからはメールが届きました。

お母さんからのメールの一部を引用します。


ここから-----------------------------------


娘とペンフレンド(古い言い回しですが)になっていただけると嬉しいです。


回り回って手紙のやりとりは最先端なのかも知れませんね!


手紙一枚を書くだけでも色々な事が学べるなぁと

娘の授業を通して感じているところです。


-----------------------------------ここまで



Yさんの手紙によると、

新学期になり、担任の先生は変わったそうですが、

その先生にも私との文通のことは話しているそうです。


文字や絵は視線入力で書いているというYさん。


Photo_20210713171201 
Yさんが視線入力で手紙を書いている動画から切り取った写真



Photo_20210713171202 
Yさんが視線入力で絵を描いている動画から切り取った写真




私は、視線入力は最近習い始めたばかりなので、

視線入力の達人のYさんに教えてもらえることがいっぱいありそうです。



6月30日、私は習ったばかりのアプリを使って視線入力で絵を描き、

その絵を活用して便せんと封筒を作り、Yさんに手紙を書きました。


Photo_20210714140001 
私が視線入力で書いた絵で作った封筒と便せん



福岡と茨城、遠く離れていますが、こんなふうに繋がり、

私にとって楽しい時間が増えたことがとても嬉しいです。


私とおつき合いしてくださるYさんには心から感謝しています。


Yさんと私の文通をサポートしてくださっているお母さんや

今の担任の先生にも感謝しています。


7月に入って届いたお母さんからのメールの一部を引用します。


ここから-----------------------------------


たまごっちのお世話ですが、娘もなかなか頑張っています。

毎朝起きると一番にたまごっちをあやしています。

今まで見たことのなかった娘の姿を見れて、私もとても嬉しく思っています。


-----------------------------------ここまで



Yさんの「たまごっちを使いたい」という願いが、

いろんな人たちの繋がりの中で叶っただけでなく、

Yさんやご家族の新たな生活として広がり、

学びの時間にも繋がっていることをとても嬉しく思います。



私たちは「ものづくり」を通して、いろんな人たちと出逢ってきましたが、

今回のように、こんな楽しさや喜びに繋がるようなきっかけをくださった

Kさんにも感謝です。



「製作」「改造」という視点だけでなく、

広い視野で「ものづくり」に関わっていくことの大切さを

私たち自身も学ばせていただくことができました。


今回の「たまごっち入院計画」をブログで紹介することについては

Yさんにお手紙で確認し、OKのお返事もいただいています。


OKのお返事をいただいた4月10日から3ヶ月も経ってしまいましたが、

やっとこうして書くことができました。



Yさんたちとの「たまごっち入院計画」というご縁からまた新たな依頼も入り、

まだまだ「続編」が書けそうです(*^^*)

それは、またいつか…(*^^*)





2021年7月 5日 (月)

視線入力関連のセミナーの受講報告(感謝の気持ちをこめて)

2021年5月12日から始まった「福岡の福島さん」が講師の

「障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー」の

第1回~第8回まで毎週欠かさず受講しました。



【お知らせ】障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー5月&6月の予定 : Sam's e-AT Lab (blog.jp)



みなさんがよく使われる(?!)「福岡の福島さん」と書いてしまいましたが、

福島さんは今年3月末に特別支援学校を退職され、

今は、研修会講師やコンサルテーションなどをされています。


福島さんのブログによると、2021年6月1日付けで、

国立高専機構熊本高等専門学校特命客員教授になられたようです。


【ご報告】国立高専機構熊本高等専門学校の特命客員教授を拝命!〜委嘱状と名刺が届きました : Sam's e-AT Lab (blog.jp)



福島さんはご在職中もたくさんの方たちのためにご尽力されていて、

私たちも何度か福島さんの研修を受けたことがありますし、

福島さんのブログやYouTubeなどを参考にさせていただいていました。


私が今回のセミナーを受講することにしたのは、

福島さんのお話ならきっと私にも理解できる…と思ったからです。


山ねこ工作室は視線入力装置を持っていることもあり、

視線入力の体験会の依頼が入ることもあって、私もお手伝いしてきました。

過去のブログにもその報告は書いてきています。


ただ、私はアプリのダウンロードや設定などの分野は大の苦手なので、

半ば逃げている状況で、その分野は完全に山ねこ任せでした(^-^;

そんな私が受講を決めたのですから、すごいことなのです!!


実際に受講してみると、予想以上に「私向け」でした!!


福島さんの説明はとてもわかりやすく、

まさに「手取り足取り」と言っていいくらいの進め方でした。

 

私が苦手なパソコンの専門用語もあまり使われません。



「みなさん、マウスを持ちましたか?!」

「私の画面が見えていますか?!」

「カーソルが矢印から手のマークに変わったら、クリックしますよ。はい、カチッ」…

 
画面に不安になるような表示(警告など)が出たら、

とてもわかりやすく解説してくださった上で、

「みなさん、心配ありませんよ~(*^^*)」

「〇〇の表示をクリックします。はい、カチッ」

「大丈夫だったでしょう(*^^*)」…

終始こんなふうに進めてくださるのです。



毎回、こうした進め方は変わらず、

ちょっとでも見たことのない表示が出ると不安になったり、

先に進めることができなかったりする私にはとても安心感がありました。


お話を進めながらも、

Zoom画面に映っている参加者の表情も見守ってくださっているのでしょう。


時には「山〇さん、大丈夫ですか?」と声をかけてくださることもありました。


見守ってもらえているという安心感も加わり、

受講している途中で、私サイドでハプニングが起きても、

何とか心を落ち着けて対応することができました。



山ねこは…と言うと、日頃、私がこういう苦手分野は頼ることが多いので、

状況によっては、私の対応を面倒くさいと感じることもあるらしく、

「福島さんに面倒を見てもらえるなら助かる」と思っていたようです。


確かに、私は苦手なことには不安感が人一倍強く、過度の心配性のため、

山ねこが日頃からそんなふうに感じていることもよくわかっています。


それもあって、このセミナーは自分一人で参加するという自覚を持って、

挑戦する気持ちで受講しました。


視線入力そのものは、過去に多少実体験していますが、

今回のように、自分自身の体験としてじっくり取り組んだのは初めてです。


特に、「EyeMoT3D」の中の「対戦ぬりえ」は、

子どもたちがオンラインで対戦されるのを何度か観戦したことはありますが、

自分でやったことはありませんでした。


実際に体験してみて、難しさと楽しさを実感できました(*^^*)


毎回、ひとつの課題の基本的なことを学ぶというスタイルが良かったです。


やることが多過ぎたり、スムーズに進められなかったりした時に、

先に進められてしまったら、「やっぱり、私には無理」と感じて(諦めて)、

きっと途中で辞めていたでしょう。


全8回を休むことなく、最後まで受講できたことを心から嬉しく思います。

毎回、1人で復習もやっていました。


復習していた時の写真を掲載します。

証拠写真です(^-^;

 

Photo_20210705143301

「EyeMoT3D 風船割り」
風船を山ねこの顔に変えてみた



Photo_20210705143302

「EyeMoT3D 風船割り」
風船を山ねこの顔とアンパンマンの顔に変えてみた



Photo_20210705143501

「EyeMoTボックスアプリ」にイラストを4枚入れて、声を録音&再生してみた



Photo_20210705143502

「EyeMoTボックス」と「改造扇風機」を繋いでみた

「扇風機回れ~」という再生した声と共に扇風機が回る



Photo_20210705143503

「SOUNOS VALKA」を起動し、改造マウスとスイッチを繋いでみた

Photo_20210705143504

「SOUNOS VALKA」を視線入力とスイッチを併用して演奏してみた



Photo_20210705143601

EyeMoTSensory(センサリー)の「お絵描き」を視線入力でやってみた



Photo_20210705143602

視線入力とスイッチを併用してお絵描きしてみた




Photo_20210705143701

山ねこの似顔絵を描いてみた(マウス使用)




Photo_20210705143702

紫陽花とカエルのイラストに塗り絵をしてみた(マウス使用)




山ねこに内緒で撮ってfacebookに投稿した動画や写真を見て、

山ねこは大笑いしています。

頑張っている私を褒める気持ちもあるのかも知れません。



福島さんが研修等で毎回お話されるメッセージ

「わかる」「できる」「お得」

「喜び」「役割」「成就感」「有用感」…を

自分のこととして実感できたセミナーでした。


「認められる」「感謝される」「依頼される」…は、今後の私次第かな(^-^;


山ねこも、私が福島さんや参加者のみなさんと共に楽しみ、

ここまでやってきたことを「よく頑張った」と感じてくれているようです。

「福島さんに面倒を見てもらえて良かった」というのが本音のようですが…。


今は、コロナ禍でもあり、体験会などの依頼もありませんが、

今後、体験会などをお手伝いすることがあれば、

今回の私の実体験を活かすことができるかなと思っています。



こんなに長文になりましたが、肝心のセミナーの内容を書いていません。

私が書くよりも、よりわかりやすく伝える方法として、

福島さんのブログをそのまま活用させていただくことにします(^-^;


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第1回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


第2回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


第3回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


第4回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


第5回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


第6回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


第7回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


第8回障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナーを振り返って : Sam's e-AT Lab (blog.jp)


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参加者の中には、しっかり復習されている子どもたちもいます。

福島さんはそんな子どもたちの報告もブログの中で紹介されています。


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●EyeMoT Sensory《おえかき》を使って視線入力で絵を描く

小学生の作品が素晴らしい件(2021.6.28)

EyeMoT Sensory《おえかき》を使って視線入力で絵を描く小学生の作品が素晴らしい件 : Sam's e-AT Lab (blog.jp)

 


●e-ATを活用して描いた絵をアレンジするアイディア(2021.7.5)

e-ATを活用して描いた絵をアレンジするアイディア : Sam's e-AT Lab (blog.jp)



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福島さんはセミナーの中で何度も繰り返しお話されていますが、

子どもたちの活動(作品など)をどう活用し、

どんなふうに将来(仕事など)に結びつけていくかが支援者の醍醐味だと。


私も共感するところが多いです。



4年前の記事ですが、福島さんについて書かれた記事を見つけたので、

紹介しておきます。


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障害ある子の潜在力伸ばす iPadなどを活用、自立の道へ 福岡の支援学校教諭 福島勇さん 講習続けて20年、広がる可能性|【西日本新聞me】 (nishinippon.co.jp)


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セミナーの中で体験した「EyeMoTシリーズ」は、

以下のブログでダウンロードできます。


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ポランの広場|福祉情報工学と市民活動 (poran.net)


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今回、実体験してみて、伊藤さんがセミナーでよくお話されている

このアプリの「成功体験ができる」というコンセプトを実感しました。

 

Eyemot 開発・提供者の紹介スライド




アプリの開発には学生さんたちが関わっていらっしゃいます。

ユーザーさんたちの希望やニーズを聴き取って、何度も改良されています。



私もいろいろ試してみて、改良されたところの良さも実感しました。



福島勇さんと伊藤史人さん他、関係者のみなさんへの感謝の気持ちで、

このブログを書きました。



子どもたちにとって、それぞれに合った学習環境が必要だと言われます。

今回のセミナーを通して、それは大人にとっても同じだなと痛感しました。


昨年来、オンラインのセミナーも増えました。


同じようなテーマであっても、自分に合ったセミナーを見つけ、

楽しく学べたら、苦手だなと思っていることにも挑戦できると思います。


今週からは、iPad(iPadOS14)のアクセシビリティに関する内容で

福島さんのセミナーが続きます。



【お知らせ】障害児・者と支援者のためのe-AT活用オンラインセミナー7月&8月の予定 : Sam's e-AT Lab (blog.jp)



ワクワクしています(*^^*)

2021年6月29日 (火)

市販のおもちゃを使いたい~魚釣りゲーム機編~

子どもたちが市販のおもちゃで遊びたいと思う時、

障害があることによって、そのままでは使えないことがあります。


2002年、私たちが初めて参加したマジカルトイボックスのイベントで、

そんな子どもたちの願いを叶えてくれる「おもちゃの改造」を知りました。


電池で動かすおもちゃを外付けのスイッチが繋げるように改造し、

それぞれの子どもたちに合ったスイッチで操作できるようにする方法です。


「おもちゃの改造」に出逢い、20年近く経ちました。


ipadなどタブレットの活用が広がり、たくさんのアプリが開発され、

市販のおもちゃではなく、アプリで楽しむ世界も広がりました。


それでも、やっぱり、市販のおもちゃで遊びたい子どもたちがいます。

兄弟やお友だちが使っているのを見て、自分も使いたいと思うことは、

とても自然なことです。

だからこそ、今もなお「おもちゃの改造」のニースは多いのだと思います。


今日は「魚釣りゲーム機」の改造のお話です。


Kさんの息子のケントさんのクリスマスプレゼントの「魚釣りゲーム機」。


ケントさんはご両親が工夫された自助具を使って遊んでいましたが、

回転速度が速く、魚をうまく釣ることができません。


そこで、Kさんから外付けでスイッチを繋げるようにする改造と共に、

回転速度を遅くすること、スイッチ操作で速度の変更ができることなど、

具体的な希望内容がメールで届きました(1月9日)。



Photo_20210629155101 遊んでいる写真(改造前)



実機を見てみないと希望に合った改造ができるかどうかわからないため、

とりあえず、送っていただくことにしました。


今までいろんなおもちゃの改造をしてきていますが、

「魚釣りゲーム機」は見るのも、動かすのも初めてのおもちゃでした。


遊んでみると、回転速度が予想以上に速く、なかなか釣れません。

これじゃぁ、楽しむどころか嫌になりそうです。

楽しいはずのおもちゃが「できない」という想いに繋がってしまったら、

とても残念です。



山ねこは届いた実機を見て…

「これなら希望に合った改造ができる」とお返事し、作業を始めました。


山ねこの作業工程は随時、Kさん宛に写真や動画で送りました。


思いの外、時間もかからず、順調に改造を進めている山ねこを見て、

「山ねこも楽しんでいる!!」と嬉しくなりました。

 

Photo_20210629155302 実機の操作確認


Photo_20210629155302 実機の操作確認


Photo_20210629155303 実機の裏側(内部の構成)


Photo_20210629155401
スイッチを繋ぐジャックと速度調整ダイヤル



作業工程の経過報告中、オンラインでもお話しました。


Photo_20210629164001 オンラインでのお話タイム  


Photo_20210629164002 オンラインでのお話タイム



Photo_20210629155501  オンラインでのお話タイム



実際にお会いできなくても、画面越しにお喋りするだけで楽しくなります。


ケントさんが好きなこと、楽しんでいることなども伺うことができました。


コミュニケーション機器を使って「大阪弁」で話すこともあるらしく、

私の生の大阪弁を聞き、ケントさんもKさんも大喜びされていました(^-^;


ケントさんがお喋りが好きなことや

人を楽しませることが好きなこともよくわかりました(*^^*)



改造済みの「魚釣りゲーム機」を納品(2月1日)したら、

ケントさんとご両親が楽しく遊んでいる動画が送られてきました。

 

2021年2月4日 - YouTube



動画を観て、2人共、ウルウルし、私は号泣に近い状態でした。


依頼時からワクワクしていた私にとっては、

山ねこの作業を見ながら楽しみ、

納品後にこんなお楽しみをいただけたことをめっちゃ嬉しく思いました。


山ねこは私ほど感情を表には出しませんが、めっちゃ喜んでいるのがわかりました。



動画の中のケントさんの表情から想いがしっかり伝わってきました。


お父さんとお母さんのはしゃぎ声からも、楽しさが臨場感たっぷり伝わってきて、

最高に嬉しいメッセージでした。



障害があって他の子どもたちと同じようにできないことがある。

どうすることもできないこともある。

みんなと同じことができなくていい。

みんな違ってていい。

他のもので代用しよう。



いろんな想いで、折り合いをつけている子どもたちやお母さんたち。

でも、子どもたちの心の奥には、

みんなと同じようにやりたいという気持ちがあるんですよね。



市販のおもちゃはそのままで使えるものが少なくて、

おもちゃ遊びを体験することなく育っていく子どもたちがいます。


ipadのゲーム、それももちろん、魅力的です。

でも、おもちゃで遊びたい(遊びたかった)という子どもたちもいるんですよね。



私たちは、おもちゃの改造をお手伝いするようになって、

おもちゃは子どもだけのものじゃないことも知りました。



障害の有無や年齢も関係なく、人と関わり合って楽しみ、

コミュニケーションし合う時間を持ちたいという想い。

そんな想いを実現するために、

スイッチや支援機器や改造おもちゃがあるんだなって思います。



「演出する」「みんなを楽しませる」…

ケントさんの主体的な役割…最高にステキです!



Photo_20210629155502 遊んでいる写真(改造後)




納品の翌日、訪問リハで、PTさんと魚釣りゲーム対決をしたそうです。


タイミングよく回転を停めたり、リスタートさせたり…。


「片手にスイッチ、片手で釣る」という凄いことになって、

PTさんが感激されていたそうです!



ケントさんの「自分でやりたいパワー全開」です(*^^*)



ちなみに、ケントさんが使っているスイッチはお父さんの手づくりです。


以下のホームページの中で紹介されています。


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「SMA(脊髄性筋萎縮症)家族の会」

HOME | SMA(脊髄性筋萎縮症)家族の会 (sma-kazoku.net)



「スイッチ」で世界を広げよう

https://www.sma-kazoku.net/switch



SMA患者が使っているスイッチ製品

< Bグループ向けスイッチ例 >

・接点スイッチ(写真6)

保護者の製作。

オムロンのマイクロスイッチ/型番SS-01GL-Eに、

柔らかいスーパーフレックスケーブルとL型モノラルミニプラグをハンダ付し、

左手親指で押す部分には洋服のボタンを貼り付けたもの。

布テープで手がずれないようにしています。

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昨年の夏のKさんのお声かけで、空気圧センサースイッチのデモ機をお貸しし、

その後、スイッチが旅を始めたことがきっかけで、Kさんとの交流が深まり、

今回の「魚釣りゲーム機の改造」に繋がりました。



Kさんのケントさんへの想い、ケントさんの想いを形にしたいという想い、

それをより具体的な希望として提示してくださったことで、

この改造が実現しました。


そういう意味では「Kさん親子とのコラボによる改造」です。


こんなステキな体験と幸せをいただけて、本当に嬉しいです。


ケントさんとご両親に感謝をこめて、このブログを書きました。


なお、本文中の写真や動画は掲載のご了承を得ています。

2021年5月20日 (木)

旅するスイッチ(感度調整付空気圧センサースイッチ)

変な題名ですが、3月16日のブログの中で触れた内容について書きます。



「ZOOMオンラインセミナー part4」の報告(2021年3月16日)


「ZOOMオンラインセミナー part4」の報告: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)


「セミナー part4」はブログにも書いたように、

テーマのひとつが「旅行」だったので、キーワードを「移動」に決めました。



「旅するスイッチ」の話はキーワードの「移動」にピッタリの話でした。


「空気圧センサースイッチ」を使ってみたいという東京のKさんに「デモ機」を送り、

Kさんから、愛知のSさん、福岡のHさんへと旅を続けました。



Kさんも、Sさんも、Hさんも使用状況を動画で送ってくださいました。

みなさん、率直な意見をくださり、新機能をつけるという進化に繋がりました。


20210520-2  セミナーで使ったスライド



20210520-3 セミナーで使ったスライド




20210520-4  セミナーで使ったスライド





その後、福岡のHさんから

「新機能を追加した感度調整付空気圧センサースイッチ」の製作依頼を受け、

製作した完成品は、無事、Hさんのところに着陸しました(*^^*)


★追加した新機能★

 ・ワンショット出力機能

 ・操作音が出る


私にはこれ以上の説明ができません(^-^;

詳しくお知りになりたい方は「山ねこ工作室の山ねこ」まで。



ちなみに、東京・愛知・福岡…と旅をしていた「デモ機」は戻ってきましたが、

最近、ご縁を得て、横浜の方のところに旅に出ています。


コロナ禍でどこにも行けない私たちに代わって、

いろんなところに旅に出かけられる「とても幸せなスイッチ」です。




良い機会なので、「空気圧センサースイッチ」について、

あらためて振り返ってみたいと思います。


山ねこが作って、マジカルトイボックスのイベントで初公開した時は、

「呼気スイッチ」でした。



その「呼気スイッチ」が紆余曲折を経て、呼気スイッチとしての機能は残しつつ、

「空気圧センサースイッチ」として生まれ変わったのです。



20210520-1 セミナーで使ったスライド




その元祖「空気圧センサースイッチ」は、マジカルトイボックスのイベントでの

製作講座の題材となりました。

 

マジカルトイボックスの魅力(2017年1月15日)

マジカルトイボックスの魅力: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)




事務局スタッフ&サポーター&参加者+αで…総計「75台」が

全国いろんなところで使われていると思います。




その後、感度調整できたら良いというご助言を受け、

「感度調整付空気圧センサースイッチ」としてまた新たに生まれ変わったのです。



「感度調整付空気圧センサースイッチ」は、口コミなどで広がり、

製作依頼も増えました。


当時、私があまり関与していなかったこともあり、正式な記録はありませんが、

山ねこによると「40台」くらい製作し、納品したようです。


私はみなさんから愛される(笑)このスイッチの良さが充分理解できていませんが、

製作依頼が多いということは、それだけ必要とする方たちが多いんだと思います。



「感度調整付空気圧センサースイッチ」のセンサー部分は、

「指保護サック」と「濾過用綿」を使っていますが、

他のものに取り換えて、使いやすいように工夫されている方たちもいます。



山ねこは依頼者の方たちにいつも言っています。

「センサー部に関しては、使用される方の工夫に『おんぶにだっこ』状態で、

申し訳なく思っています」と。



どんなスイッチにも、メリット・デメリットはあると思います。


お使いになる方の実情は千差万別です。


それぞれの実情にジャストフィットするスイッチを見つけること、

それ以上に重要なのは「フィッティング&ポジショニング」です。



より快適に使っていただけるよう、私たちも一緒に考えていきたいと思います。



ところで、元祖「空気圧センサースイッチ(マジカルバージョン)」をお持ちで、

このブログを読まれた方にお知らせです。


 ①感度調整機能を追加したい

 ②ワンショット出力機能を追加したい

 ③操作音が出るようにしたい


①~③のご要望のある方は、山ねこ工作室までお問い合わせください。



また、2020年8月以前の「感度調整付空気圧センサースイッチ」をお持ちの方で、


 ②ワンショット出力機能を追加したい

 ③操作音が出るようにしたい


②~③のご要望のある方もお問い合わせください。


ホームページに記載している機能の解説文のPDFデータの4枚めが、

2020年8月製作分以降の追加機能の解説です。


PowerPoint プレゼンテーション (coocan.jp)




「旅するスイッチ(感度調整付空気圧センサースイッチ)」はまだ続編があります。

それは、また後日にします(*^^*)

2021年5月 9日 (日)

「ZOOMオンラインセミナー スピンオフ企画」の報告

3月末にブログを書いた時のような揺れる気持ちが少し続いていて、

4月はブログを書くことができませんでした。


自分自身の気持ちをありのまま受け入れることで、

ゆっくりペースながら今日に至っています。


5月になりました。

まわりの風景も変わり始めています。


1ヶ月以上遅れてしまいましたが、

3月27日に開かれた「オンラインセミナースピンオフ企画」の報告です。


備忘録として残しておこうと思います。


このセミナーは、昨年10月に始まった「part1」のセミナーから

「part2」「part3」と続き、「part4」で終わるはずだったセミナーが

参加者のみなさんと企画・運営者、講師の想いから「スピンオフ企画」として追加されました。


「part1」「part2」「part3」「part4」の報告は以下のページに書いてあります。



「ZOOMオンラインセミナー part1」の報告(2020年11月28日)

「ZOOMオンラインセミナー part1」の報告: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)



「ZOOMオンラインセミナー part2」の報告(2020年12月28日)

「ZOOMオンラインセミナー part2」の報告: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)



「ZOOMオンラインセミナー part3」の報告(2021年2月 9日)

「ZOOMオンラインセミナー part3」の報告: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)


「ZOOMオンラインセミナー part4」の報告(2021年3月16日)

「ZOOMオンラインセミナー part4」の報告: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)

 

 

Photo_20210508171601   案内チラシ

 

チラシにも書いてあるように、以下の3つのテーマについて、

参加者みんなで、トークセッションするという内容でした。


テーマ1 トイレ

テーマ2 食事

テーマ3 情報取得



各テーマのセッションの初めに、約1分間の話題提供が割り当てられ、

私たちは「食事」の担当でした。



「食事」の話題提供に選んだものは、

「スナック都ろ美」というコミュニティの話でした。


スナックと言っても「仮想スナック」です。


スナック都ろ美 (snack-toromi.com)


以下、「スナック都ろ美」のホームページより引用

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スナック都ろ美とは、

嚥下障害がある子を持つ親たちがはじめたコミュニティです。


2019年8月に東京都立府中にある特別支援学校で開催された

『特別支援学校の特別おもしろ祭』にて、

嚥下機能が低下・未発達な方も家族と一緒においしく食べられる、

「おもしろい食」を発信する場としてスナック都ろ美が誕生しました。


ところで、なぜスナックなのか。


スナックといえば、安心して話せる誰かがいて、

気づいたらちょっと気持ちがスッキリしている。


「みんながふらっと気軽に立ち寄れる、

悩み事などを気軽に吐き出す場をつくりたい」というわたしたちのコンセプトには、

スナックがピッタリでした。


仮想スナックではありますが、

食事支援が必要な子どもの親御さんのオアシスのような場所、

困りごとをみんなで解決して前進できるような場所にしていきます。


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以下の動画も紹介します。  
      

スナック都ろ美

ちら見せしちゃう♪ 入店を躊躇しているあなたへ(Youtube)

スナック都ろ美 ちら見せしちゃう♪ - 入店を躊躇しているあなたへ - - YouTube



私はこの動画の中で

「毎日の胃ろうの注入で、腱鞘炎に悩まされているお母さんたちがいる」という話題が

とても気になりました。


在宅で毎日胃ろうの注入をされているお母さんたちだからこそ、

この悩みは大きいんだと思いました。


トークセッションでは食事以外のテーマに関しても、

悩み事や困り事だけでなく、工夫していることなど、

みなさんの活発な発言が続きました。



参加者は過去4回同様、世代も立場も職種も多種・多様だったので、

どのテーマも共通する関心事とは言え、視点が違うと話題も違いました。



「『あったらいいな』」の未来を描く」の副題通り、

それぞれの発言から「未来に繋がる展開」を感じました。


もっとお話を伺いたいと思う内容もたくさんありました。



生活の中には、困っていること、悩んでいること、

行き詰っていることなど、たくさんあると思いますが、

それらを伝えられる場はなかなかありません。



「当事者の声はどのように届けられているのだろう」という発言や

「本当にほしい情報が本当にほしい人に届かない現状がある」という発言には

どの立場の方たちにも共通する想いを感じました。



「機器やソフトに関してはすでに技術的に可能なものもあると思うし、

そういう技術を持っている学生はたくさんいる。

自分自身はそういう学生とニーズを持っている人とをつなぐ役割を担いたい」という

学生さんの心強い発言もありました。



同じ立場や職域で話題になっても、対応策が見つからず、

そこでまた行き詰まるということもあります。


良いものがあっても、ニーズのある方に届かない場合もあります。

そういう意味では、このようなトークセッションの場はとても貴重だと思います。



あらためて、いろんな立場の方たちが集い、

話題にし合うこと、聴き合うことが重要だと思いました。



終了後に、みなさんから届いたアンケートの中から、一部抜粋して紹介します。


アンケートを読ませていただくだけで、また新たな学びに繋がり、

「未来に繋がる展開」を感じます。


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●テーマ1 トイレ


 ・便座の昇降、あればいいなと職場でよく話しています。

  どこも困り感は共通ですね。

   頑丈で軽いポータブル踏み台すらも見つからない現状です。(教育)

 
 ・子どもたちのトイレ介助の場所だけでなく、介助者のことも考えなければならない。(教育)


 ・重度知的障がい児と一緒にはいらなくてはならなかった我が家にとって、

  障害者用トイレは「在る事」だけが大事で、中身まで考えたことはありませんでした。

  確かに構造が同じものはなく、使いにくいならまだしも、

  使えないトイレはたくさんあると思います。(その他)


 ・みんなのトイレで車椅子からおむつ交換ベッドへの移動で苦労されていることを知り

    驚きました。

  当然スムーズに移動できる構造で利用目的に沿った構造になっていると

    思っていましたので。(教育)



●テーマ2 食事


  ・どこのお店にもブレンダーなどがあって、

  『子供用の食器あります』と同じレベルで入り口にあったらいいな。

   食事は生きるのに必要なだけでなく、楽しみにしてる人も大勢いるので、

   そこにもきちんと目を向けた食事ができるといいなと思いました。(教育)


 ・家ではそのまま食べることはいいけども、学校や施設ではなかなかできない。

  そこら辺の意識の持ち方や、責任の在り方、保護者の願い、本人の願いを

  どう落とし所をつけるか悩んだ。(教育)


 ・食事提供先で食べることができる状態にしてくれれば、

  保護者の手間をとることもなく、一緒に食事を楽しめますよね。

  特に兄弟児がいると一緒に外出して楽しい思いができる場所が少ないので、

  外食が楽しめる場所が増えてくれるといいなと思います。(その他)


 ・今までミキサー持参で、子どもに自分たちと同じものが食べれるようにという想いは、

  日頃の私の中にはありませんでした。

  自分の狭さにちょっとショックを受けています。(教育)



●テーマ3 情報取得


 ・一見、関係性の薄い情報同士を繋げる必要性を感じました。(教育)


 ・情報をもっている人や探し方をどれだけ知っているかですよね。

  支援者としては、訊いてくれたら応えることができても、

  困っているということがわからないので・・・

  困っているという自覚のない人もけっこう多いと思います。


  個人的には、知らないことやわからない事が多いけど、

  知っている人や助けてくれる人や機関は紹介できるようにしているつもりです。

  一番最初に手続きに行く窓口の人には、十分な知識を身につけて、

  なんでもOKという対応をして欲しいところです・・・。(その他)


 ・1. 情報発信側が当事者の声を拾ってくださっているのも状況によること、

    感想として、当事者団体においても、役所においても、まだ多数決で、

    少数の合理的配慮での意見は取り上げられにくいのが現状である。


  2. 多様性の共生を考えていく世の中にするには他障害種の横のつながりが弱いと感じた。

    現状は、点字ブロックや音響信号が他の障害の方にとっては障害となり、

    その際に声を大きく意見として主張した側の希望が通っている課題がある。(教育)


                
●振り返りについて


 ・次に繋がる展開が明日以降のモチベーションになりました。(保護者)


 ・この会をきっかけに、新しい取り組みが始まるのが楽しみです。(教育)


 ・いろいろな意見があって、エンドレスでききたい感じです。(その他)


 ・振り返りのセッションを設けることで 参加のきっかけを複数回設ける形に結果的になっており、

  いい組み立てだと思いました。

 (経験を積み重ねることにより、このような経験知が運営ノウハウとなると思います)(教育)



●全体を通して


 ・周りの同業者に比べ、少し興味のある範囲が広いと思っていましたが、

  それでも、みなさんのお話を聞いて、まだまだ足りないと思いました。

  自分もですが、学生の視野を広げる努力をこれからもしていきます。(教育)


 ・最初は、コロナ対策でZOOMは便利だと思っていましたが、

  回を重ねるごとに、実際にお会いしてもっとお話しを聞きたいとか、

  実際に見て触ってみたいと思うようになりました。

  はやくコロナが収まって、自由に行き来できるといいですね。


  地元に住んで、いろいろな事に関わらさせていただいていますが、

  本当に恵まれた環境にあると改めて感じています。

  多分、開催当初から参加させてもらっていると思いますが、

  毎回新しい発見があったり、つながりがあります。本当にありがとうございます。

  開催は大変だと思いますが、これからも是非お願いします。(その他)


 ・初めての参加でしたが温かく迎えてくださりありがとうございました。

  沢山の情報を得ることが出来、参加してよかったと思いました。

  個々の身体の状態により必要な支援は少しずつ違うとは思いますが、

  どんなところに参考になる情報があるかはわからないものですね。

  ありがとうございました。また参加したいです。(保護者)


 ・点から線へ、線から面と、まず現状を理解している人が

    一人でも多くなることが大切だと思いますので

  今回のような活動をともかく継続してほしいです。(教育)


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講師の立場としても、みなさん同様、

自分自身の問題・課題として考えることができました。


このような貴重なセミナーに参加することができて、とても良かったです。




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セミナー終了後、参加者のみなさんにお送りした参考資料



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セミナー終了後、参加者のみなさんにお送りした参考資料



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セミナー終了後、参加者のみなさんにお送りした参考資料



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セミナー終了後、参加者のみなさんにお送りした参考資料



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セミナー終了後、参加者のみなさんにお送りした参考資料




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セミナー終了後、参加者のみなさんにお送りした参考資料



Photo_20210508172601
セミナー終了後、参加者のみなさんにお送りした参考資料





いつかまた、みなさんと再会できることを願い、

感謝の気持ちを込めて、この報告を書きました。


いやぁ、いつも以上に長文になってしまいました(^-^;


最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

«出逢いと別れ、そして、新たな出逢いと始まり