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2016年7月15日 (金)

8月1日の教材・教具製作会に向けての事前製作会

今年も水戸特別支援学校での教材・教具製作会のお手伝いを

させていただくことになりました。



製作会に向けて教材・教具係の担当の先生と打合せをしたのが6月11日。



毎年、製作会の前には教材・教具係の先生と事前にお会いし、

「製作物選び」と「会の運営の方向性」を話し合っています。



担当のK先生から、児童・生徒さんたちのニーズを踏まえていくつかの候補が出され、

意見交換後、スイッチは以下の2つに決まりました。



・「LEDライト」を利用した「光る振動スイッチ」

・「LED不思議なキャンドル」を利用した「呼気スイッチ」



「光る振動スイッチ」は過去の教材・教具製作会でも作ったことがありますが、

「呼気スイッチ」は初めての製作です。



「LED不思議なキャンドル」というのは、

息を吹きかけるとライトが点き、再度息を吹きかけるとライトが消えるというものです。


Photo1  LED不思議なキャンドル



Photo_21  「LED不思議なキャンドル」の内部




「LED不思議なキャンドル」を利用した「呼気スイッチ」は

元々、知り合いになったOTのKさんからの相談&依頼で作ったものです。


http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-104c.html



山ねこは今まで複数の「呼気スイッチ」を作っているので、それらを見ていただきましたが、

息で操作するスイッチは、やはり、興味・関心が大きいようです。



その中からK先生は「LED不思議なキャンドルを利用した」という点に興味を持たれ、

結果的に、複数ある呼気スイッチの中からこのスイッチに決まりました。



スイッチの名前は「呼気スイッチ」でも良いのですが、

K先生は「粋な」を文字って「息なスイッチ」と命名されました。

他にも、K先生の話題の中には遊び心があふれていました。



製作会でスイッチを作る場合、スイッチで動かすものも必ず作ります。



いつものように、どんなおもちゃを改造するか検討しましたが、今回はおもちゃの改造ではなく、

「回転」と「使い方の応用」をテーマに、

新たな製作物にチャレンジすることになりました。



K先生は木工作のエキスパートの方で、

校内で依頼されるものをたくさん作っていらっしゃることがわかったので、

「木工作と電子工作のコラボ」というのも楽しいね…ということで、そんな流れになったのです。



6月11日の打合せは、お互いに検討しておくということで話を終えました。



その後、山ねこは「回転」の動力には「タミヤのギヤボックス」を使って、

回転数を抑えて、ゆっくり回る「回転装置」を検討していました。



7月9日、他の教材係の方たち含め、6名の先生がお集まりになり、

事前製作会を行ないました。



1 製作会の様子 1



Photo 製作会の様子 2

 


 手が足りない時に活躍する「木製洗濯ばさみ」です!!



Photo_2 製作会の様子 3




Photo_3 製作会の様子 4




毎年、事前製作会を行なっていますが、これはとても重要な製作会です。



製作会に参加される先生の中には「ハンダ付け初心者」もいますし、

難なく作業できる方もいれば、そうでない方もいます。

でも、それが良いのです!!



進行する山ねこの説明がうまく伝わるか、

作業の所要時間がどの程度かかるか、

作業の中でどの部分が難しいのか等

事前製作会が製作会本番に向けてのシュミレーションの場にもなるからです。



また、係の先生たちは製作会当日「サポーター」という役割もあるので、

事前製作会での体験がとても役立つのです。

苦心したところや要注意点などが当日の参加者への助言にも繋がります。



本番の参加者の人たちは、事前に2つのスイッチのどちらかを選んで製作されますが、

事前製作会に参加された6名の先生方は両方のスイッチを作られました。




Photo_5  光る振動スイッチ



Photo_4  「息なスイッチ」の内部



Photo_6  製作会で使う部品類のセッティング





「ハンダ付け」の経験や慣れの程度はそれぞれ違っていましたが、

思いの他、難しかったようで、所要時間はそれぞれ3時間程度かかりました。



やはり、実際にやってみると、個々に難しい部分があるようで、

今回は製作工程の中で「ハンダ付け作業そのもの」に苦心されている印象を受けました。



私は視覚障害のために、微細な電子工作はできなくなりましたが、

マジカルでの製作会を見ていても、水戸特別支援学校での製作会を見ていても、

「ハンダ付けの難しさ」を感じます。



「ハンダごて」の使い方、「ハンダ」の盛り方…

「ハンダ付けの基本の基」というところでしょうか。

みなさんの作業を見ていると「ハンダ付け」は奥が深いなぁと思います。



今回は持参された学校所有の「ハンダごて」のこて先が酸化していて、

不調だったことも「ハンダ付け」が難航した原因のようでした。

「道具の管理やメンテナンス」が重要ポイントだということもよくわかりました。



「光る振動スイッチ」の製作にあたっては、以前、作成された手順書を使いました。

工程を写真に撮り、それを元に、ある先生が手書きされたとてもわかりやすい手順書です。

手順だけでなく、作業の中で注意することやコツなども書かれています。



今回はそういうわかりやすい手順書もあったので、

山ねこはあまりたくさん説明せず、手順書を見ていただきながら進めていました。



実際には、わかりやすい手順書と言っても、

人によっては読み解きにくいところもあったようで、

その都度、解説もしながら進めていました。



製作後に、先生たちとお話し合ったのですが、

「取扱説明書」などを読むのか好き(得意)な人がいる一方で、

私のように「取扱説明書」などを読むのか苦手な人がいるということが再確認できました。



苦手な人にとっては手順書を読み解くのが難しく、そのために作業がうまく進まず、

時には、自己嫌悪に陥ってしまうこともあるということがわかりました。

そんな率直な意見交換ができたことはとても良かったと思います。



日頃から「製作会は手順書の仕様によって決まる」と感じてはいますが、

「手順書の仕様」も図解のしかた、活字化や表現のしかた等々で

わかりやすさはかなり違ってきます。



「誰にとってもわかりやすく、伝わりやすい説明」というのは、

進行のしかたであれ、手順書の仕様であれ、あらためて奥が深く、

熟慮することの重要性を痛感しました。



そんなこんなで、今回の事前製作会ではたくさんのことに気づき、学ぶことができました。



どんなことにも共通しますが、難なくできてしまうよりも、

つまづいたり、困ったり、戸惑ったりした中で気づけたことで、

本番に活かせるポイントはたくさん見つけられるなぁと思いました。



「タミヤのギヤボックスを使った回転装置」は事前製作会で話し合って製作決定となったので、

部品を揃えて、本番での製作になります。

その内容に関しては、本番の製作会後のブログでお伝えしたいと思います。



製作会前日の7月31日(日)は「楽習セミナー」があります。



ここしばらく、同時進行でいろいろな準備等に追われそうですが、

何事も楽しみながら進めていこうと思います(^^♪♪♪

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