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2016年8月29日 (月)

夏のマジカルのイベント参加報告

8月も残り少なくなりました。

夏休みの宿題というわけではないですが、

7~8月の期間の山ねこ工作室の活動報告ができていません。

お世話になったたくさんの方たちへのお礼と私たち自身の備忘録として

遅ればせながら報告しておこうと思います。



まずは、「7月16日の夏のマジカルのイベント参加報告」です。



AACセミナーは元特別支援学校の熊谷さんのお話でした。


Photo   AACセミナー




学校ご勤務時代のエピソードやマジカルとの出逢いを通じて、

子どもたちへの想いやご自身の体験談など、とても具体的なお話を伺えました。



ものづくりに関わらせていただく私たちと職種や立場は違いますが、

とても共感できるところがありました。



支援者と呼ばれる立場でものづくりに関わる時、

時と場合によっては、思い込みの中で進めてしまい兼ねないことがあります。

ご本人にとって良かれと思って進めてしまうことが、

ご本人の希望や実状と外れてしまう場合もあるかも知れません。



使いやすさ、安全性などはもちろん必要不可欠な視点ですが、

立場を問わず、一緒に楽しむ遊び心や情報交換の大切さなど、

私たちがマジカルに出逢い、気づき、学ばせていただいてきたことを

熊谷さんのお話を通じて再確認できました。



セミナーの後は、昨年に引き続き、今年も事務局長の金森さんにお声かけいただき、

山ねこ工作室としてブース出展させていただきました。

http://magicaltoybox.org/kinta/2016/07/07/13497




福祉機器展関係は来場者としての参加でも学び多きものですが、

出展者としても学び多きものであるので、

こうして私たちにもお声かけいただけることは幸せなことです。



また、回を重ねると展示のしかたや伝え方の工夫点や配慮点にも気づけるので、

そういう面でも自分自身のスキルアップにも繋がります。


Photo_3   展示の様子




Photo_4   展示の様子




Photo_5   展示の様子




午前中のセミナーの流れもあり、

今回もご来場者は特別支援学校の先生方が多かったようですが、

今年は、親子でご来場されている方たちが多かったのが印象的でした。



お子さんの年齢層も幅広く、

お子さんに適した日常に活かせるスイッチや機器を実体験したいという

より具体的なニーズをお持ちの方たちとの出逢いがありました。



展示しているいろいろなスイッチを使って、改造おもちゃ等を操作し、

楽しんでくださった子どもたちの存在はとてもありがたかったです。



保護者の方たちのお話によると、

実際に、いろいろ試して使ってみられる場は少ないとのことでした。



あるお子さんはスイッチ操作する時に不随意的な動きが出てしまい、

使えないわけではないものの、いろいろ試したスイッチの中で、

「呼気スイッチ」をとても気に入ってくださいました。



お子さんが「呼気スイッチ」でラジコンのトーマスを前進・後進など操作し、

目標に向けて動かして遊ぶ様子を見たお父さんは、

「この子がこんなふうに意図的に操作することができるなんて初めて知った」と

とても驚かれていました。



お子さん自身も、

「こんなふうにスイッチを使って操作するところを友だちに見せたい」「自慢したい」と、

とても嬉しそうに、自信に満ちた笑顔で話してくださいました。



他には、療育の場でスイッチ教材を使い始めているというお子さんのご両親は

そのお子さんに合ったスイッチを模索中ということで、

展示してあるスイッチの中で「握りスイッチ」に興味を持たれました。



ただ、そのお子さんにはサイズが大き過ぎて使いにくいところがあり、

それならばと、山ねこがその場で半分にカットしてくれました。

(えっ、そんなに簡単にカットしても使えるんや…とビックリした私^_^;)



その後、サイズを小さくしてもらった「握りスイッチ」をお子さんの指にはさみ、

ご両親と私とで、お子さんの指の動き(握る&離すの動きも含め)・角度・力、

指が操作しやすい手の位置・向き、固定のしかた、スイッチを巻くものの素材感など、

あれやこれやと試行錯誤しながら、確かめていきました。

ブースの場がフィッテングの場になりました。



Photo_6   スイッチ調整




そんな試行錯誤を繰り返しながら、

お子さん自身のスイッチ操作で「改造したミニ扇風機」が動いた時には、

お子さんの顔に風があたり、お子さんも嬉しそうに笑い、ご両親も感激されていました。



こうした具体的なやり取りを通じて、たまたま出逢った親子の方たちと共に、

どんなことが求められているのか、どんなふうに工夫すれば良いのかなどなど、

今後のものづくりに活かせるヒントをたくさんいただくことができました。



セミナーの話にも通じることだと感じましたが、

やっぱり、ものづくりは支援機器や自助具を必要としている人たちがいて、

ものづくりの過程で、そういう人たちとどれだけたくさん具体的な意見交換ができるかが

問われるのだと痛感しました。



そういう意味でも、今年のブース出展では、

昨年以上にとても貴重で、充実した時間をいただけました。



金森さんから出展のお声かけをいただいたことに、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。



ただ、あっという間の3時間で、他のブースを見に行く余裕はありませんでした^_^;

(出展するとそういう時間がなかなか持てないのはやむを得ないことですが…)



でも、どうしても体験したかったものを最後の最後に体験させていただけました。



ワイヤレス透明文字盤「みてタッチ」です。

http://www.ttools.co.jp/product/hand/mitetouch/index.html



透明文字盤をWindows やiPhone、iPad、AndroidのデバイスとBluetoothRを繋ぐことで、

タッチした文字をそれらのデバイスのテキストエディタ等に入力することができるものです。



Photo_7   ワイヤレス透明文字盤「みてタッチ」




実際に体験してみて感動しました。



支援機器は実際に使う人たちのニーズによって、

どんどん進化していくんだなぁとあらためて思いました。



このワイヤレス透明文字盤「みてタッチ」のことは、

私たちのお気に入りの金森さんの「kintaのブログ」で知りました。



私たちの身近には「透明文字盤」というものをご存じない方たちもいらっしゃったので、

良い機会ですし、以下のページを紹介しておこうと思います。



アナログからハイテクまでさまざまな視線入力

http://magicaltoybox.org/kinta/2016/07/14/13528



イベントの後には、もちろんお楽しみの時間がありました。



いつものようにブースを手伝ってくださったヤギちゃんと

名古屋から参加のTさんとの東京の地下街での飲み会です。



やっぱり、何事も最後の締めは「飲み」ですね!(*^_^*)!

美味しいお酒が飲めました(*^^)v

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