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2016年8月30日 (火)

「楽習セミナー」の報告

5月26日のブログに書きましたが、

今年は「子育て&発達支援サークルはじめの一歩」や「Project‐y」の仲間たちと

イベントを2つ開催することになりました。

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-27c0.html



まずは、その1つ、7月31日(日)に開催した「楽習セミナー」の報告です!

講師はマジカルトイボックス事務局長の金森克浩さんです。



事前に何度か打合せをさせていただき、

演題は「スマホ・タブレット端末から広がる快適な生活」ということで、

支援機器としての視点での活用例をご紹介いただきながらのお話を伺った上で、

実際に「ipad」を使った演習という内容になりました。



会場のキャパの関係で、参加募集人数は90名でご案内しました。



夏休み期間中は学校関係だけでなく、他でも研修も多いせいか、

ご案内した方たちから「予定あり」と返信をくださった方たちも多く、

当日の参加者は実行委員含め、34名と少なめでした。



それでも、参加者の方たちのお立場や職種はさまざまで、

教員・保護者・作業療法士・障害当事者・保育士・理学療法士・会社員・ヘルパーと

多世代のいろんな方たちがご参加くださいました。



事前の打合せの時に、金森さんとお話しましたが、

金森さんのご講演の対象者は特別支援学校中心に教員の方たちが多いようです。



それもあり、可能なら参加申込者の「興味のある分野」を事前に把握したいとのことで、

参加申込書に任意でご記入をお願いしましたが、

「興味のある分野」も以下のように広範囲でした。



数の多い順

カテゴリー1

★教育・福祉・医療・介護・行政

カテゴリー2

★肢体不自由・発達障害・知的障害・聴覚障害・高次脳機能障害・視覚障害・

  認知症・精神障害・内部障害

カテゴリー3

★IT・ものづくり・健康・制度・スポーツ・アート・美容・音楽・ゲーム・経営

Photo  セミナーの様子


Photo_2  セミナーの様子


Photo_3  セミナーの様子


Photo_4  演習の様子


Photo_6  演習の様子


Photo_16  演習の様子



どんな対象者であっても、参加者のニーズに合わせて演題の内容をお話くださる

金森さんの実践や情報の広さや深さに、あらためて感激しました。



セミナー後に参加者のみなさんにご記入いただいたアンケートや

その後のメール等でいただいた感想にもそれが表れていました。



その中から一部をご紹介したいと思います。



●「楽習セミナー」の中で、特に印象に残ったこと


 ・ グループに分かれて行なったipadでの演習

 ・ 実際にiPadに触わって、音声を出す設定をしたこと

 ・ iPadの読み上げ機能、手書きキーボード  その場で自分のiPhoneに設定しました。

 ・ 実際にiPadを使って、できた時のよろこびがありました。 

   「伝わる」ことの嬉しさを感じました。

 ・ 実践事例と疑似体験が印象に残りました。

 ・ 実践事例では、各学校の取り組みからiPadの有効な活用方法を知りました。

 ・ タブレットの利用の幅の広さにびっくりしました。

  今日の本題の通り、広がる快適な生活ができるのではないかと思います。

  もう一度、我が家にあるものの使い方を見直してみます!

 ・ 平等の考え方



facebookに感想を書いてくれた友人もいました。

友人から転載の承諾を得ているので、それも紹介しておきます。


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先日、7月31日(日)、赤塚ミオスにて、

友人のはじめさん、かりんさんご夫妻が主催として関わっているセミナーに行って来たっ!



『楽習セミナー』

演題:スマホ・タブレット端末から広がる快適な生活

~支援機器としての視点での活用例を通して~…と題して、

金森克浩さん(マジカルトイボックス事務局長)のお話とスライドを使った講演が中心だった。



特別支援教育についてのお話が多かったので、私には身近ではなかったけど、

新鮮な感じがしたよ。



中でも、気管切開してしゃべることが出来ない小学生の男の子が、スマホかな?を使い、

ファーストフード店で店員さんと会話しながら買い物している動画は印象深かったあー。



特に楽しかったのは、演習!



実際に配られたiPadを使って、3~4人のグループで、

講師の方からのお題を解決していくというもの。



そのうちのひとつは「視覚障害と仮定した役の人に、聴覚障害と仮定した役の人が、

決められた質問をどう伝えて答えてもらうか?」だった。



テキスト読み上げ機能がすぐ思い付いたけど、みつからない…。

答えは、メモ帳のなかの読み上げ機能を使うことだった~。



この日は、講師の方から配布されたiPad、かりんさんから借りたiPad、Hさんから借りたiPadで、

人生初、触らせてもらって、すごく楽しくて、あったら便利そうで、

iPadがとてもほしくなったよー☆



講師の方への質問タイムで、一番に挙手!!


「iPadを車椅子やベッドに固定する方法は、どう探したらいいですか?」という私の質問に、

「ネットで調べる…というのもあるけど、身近な使ってる人に聞くのが一番!」だそう。

ということで、そのときは、身近なみなさん、よろしくお願いします☆


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この友人は普段、ガラケーを使っていますが、

iPadの導入も視野に入れているというとてもタイムリーな時なので、

金森さんのお話や初めてiPadを実際に触っての演習がとても役立ったと

セミナー後にも話してくれました。



ネット上で情報を得る機会はありますが、

やっぱり、実際に触れて、使い方を具体的に学ぶ機会はとても貴重です(*^^)v



他の参加者の方たちからも、個別にいろんな感想を伺っています。



特に、スマホやタブレット端末などの「設定」の中にある「アクセシビリティ」は

意外と知らない方たちも多く、まさしく「眼からウロコ」と驚いていらっしゃいました。



今回のセミナーは、参加者のみなさんにとってとても役立つ内容だったことがわかり、

主催者側としてもとても嬉しく思います。



老若男女、誰にとっても「身近な道具」として日常生活の中に当たり前に存在している

スマホやタブレット端末などを有効に活用して

障害の有無に関わらず、快適な生活に繋がる道具として使うきっかけになればいいなぁ。


そのためには、いろんな場で、具体的に情報交換できることが大事ですね。



最後になりましたが、今回のセミナーは「情報保障」として

茨城県立聴覚障害者福祉センターに「要約筆記通訳」を派遣依頼し、

3名の方たちが来てくださいました。



私たち実行委員は、参加者の中に聴覚障害者の方たちなど

「要約筆記通訳」が必要な方がいらっしゃっても、いらっしゃらなくても

「ユニバーサル支援」として準備すると決めました。



派遣依頼をした際に、このような考え方で主催者側が「要約筆記通訳」を準備することは

まだまだ少ない実状だと言われました。



今回の参加者の中に、聴覚障害のある方はいらっしゃいませんでしたが、

参加者の中からこんな感想もいただきました。


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  ・ 「情報保障」「要約筆記」については、

    私にとっても、メモを取るときの参考にしたり、

    聴き逃した時に確認するのにとっても役立ちました!

   一般の人にとっては「字幕」と言う表現の方がわかりやすいのではと思いました。



  ・ 要約筆記と聞くと、聴覚障害者のための情報保障と捉えられることが多くありますが、

    視覚優位の人への情報保障にもなります。

    上手く耳で聞き取れなかった場面があっても要約筆記を見ることによって、

    理解をサポートしてくれる手段であると考えています。


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「要約筆記通訳」が聴覚障害の方たちのための支援ツールというだけでなく、

広く「ユニバーサル支援」として位置づいてくれば、

このように役立つと感じてくださる方たちもいらっしゃるのだと思います。

そのための「一歩」として「要約筆記通訳」を準備して良かったと思います。



普段、要約筆記通訳者の方たちとお話しする機会は少ないですが、

セミナー後に、要約筆記通訳者の方たちともお話しました。

こうした出逢いの中で貴重なお話がし合えたことも嬉しく思います。



前述の友人がfacebookへの投稿の最後に書いてくれた以下のメッセージは

何より嬉しいメッセージでした(*^_^*)


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はじめさん、かりんさんご夫妻が場所づくりに関わっただけあり、

人のつながりを感じられる場所だったことが、一番嬉しい1日だった♪


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楽習セミナーと命名した今回のセミナーは、金森さんと参加者のみなさんのおかげで、

まさしく「楽しく」「習う」場になりました。



残念ながら、セミナーに参加できない方たちや

遠くに住んでいる友人たちからも盛会を祈るエールも事前にたくさん届いていました。

この報告がそんなみなさんへのお礼の気持ちとして届けば嬉しいです。

Photo_15  金森さんと実行委員の集合写真1


Photo_13  金森さんと実行委員の集合写真2



金森さん、みなさん、本当にありがとうございました!!

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