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2016年9月の2件の記事

2016年9月26日 (月)

「メーカーフェア」に行ってきました!

まもなく9月も終わろうとしているのに、まだ「夏の報告」をしています(トホホ)。

新鮮な情報ではないなぁ…(^_^;)

でもまぁ、こんなペースなのも私の特性ゆえ…ということで、

ご興味のある方たちはおつき合いいただければと思います。



7月のマジカルのセミナーの講師、熊谷さんに紹介していただき、

8月7日(日)に山ねこと2人で「メーカーフェア」に行ってきました!


Photo_2  メーカーフェアのプログラム


M_2  メーカーフェアの看板




入口付近から心が揺さぶられるような楽しい熱気を感じ、

会場に入った瞬間「子どもも大人も楽しめるおもちゃ箱のような空間」と感じました。

特に、私はそういう感覚的な感度が高いのかも知れません(^^)



入口から真っすぐ入ったところに「熊本大学教育学部大杉研究室」のブースがありました。

http://makezine.jp/event/makers2016/kumamotodaigakukyouikugakubu/



「熊本大学教育学部大杉研究室」は7月のマジカルでも出展されていて、

イベントの開催前から話題にはなっていましたが、

その日は私たちも出展していたため、ブースに体験しに行くことができず、

今回は真っ先に行きました!!(*^_^*)



「視線でおもちゃを動かせる」ということを実際に体験して感動し、

何とも言えない不思議な感覚が私にとっては楽しさにつながっていきました!!



どんなふうに製作されたのか、それを理解するのは私には無理ですが、

手指を上手に動かすことができない子どもたちが、

視線を使って操作できるおもちゃや教材の開発!!…

なんてステキなことでしょう!!



ブースでは来場者が次々と体験されていました(^^♪



Photo_3  「熊本大学教育学部大杉研究室」のブース


Photo_4  見て見て旗あげ君



     画面に表示された赤と白の旗のアイコンに視線を動かすと、

     モニター左右上部に取り付けられたサーボモータが動き、

     赤と白の旗を動かすことができる





こんな楽しいブースでの体験から始まって、

会場内のどこのブースに立ち寄っても、

出展されている人たち自身が楽しんでいらっしゃる様子がとても印象的でした。



ブースを出している人の中には高校生の人たちもいました。

私たちが大好きな番組「ロボコン」に出ている高専の人たちのブースもありました。



「遊び心満載」「お笑い心満載」「オシャレ心満載」…(^^♪

多世代、多分野…何でもありで、

お話を聴きながら、私たちも楽しみ、時間はあっという間に過ぎていきました。



事前に出展されていることを聴いていた「システムデザイン・ラボ」のブースには、

最後の最後にたどり着くことができました。



テンプラー筋電位スイッチ

http://at2ed.jp/pro/productDetail.php/productid/P2373/companyid/M0822/ckana/12



こめかみの筋肉の動きを使って車いすを動かせるのです!!!!!!


Photo_5  車いす操作中


Photo_6  車いす操作中




前後左右うまく動かすには、少し練習が必要でしたが、

こんな方法で車いす操作ができるなんて、すごいですね(^_^)v



開発者のSさんは、以前、マジカルのイベントでお会いしたことがあります。

Sさんから、他にもいろいろ見せていただきましたが、

山ねこがSさんと意気投合するのがよくわかる気がしました。

Sさんと山ねこの表情にはまるで少年のような瞳の輝きがありました(*^_^*)


Photo_7  空気砲




私が最初に感じた「心が揺さぶられるような楽しい熱気」

会場中に満ち溢れている「おもちゃ箱のような空間」は、

こんな大人の人たちが会場中にたくさんいらっしゃったからなんだとあらためて思いました(^^♪

(私はただひたすら遊ぶ大人です!)



当日は山口に帰省する日でもあり、

新幹線の乗車時間に間に合う時間までという時間制限付きだったので、

すべて回りきることはできませんでした。

それでも、限られた時間の中でたっぷり楽しみました!!



会場内の写真撮影可能なものは写真に撮りましたが、

あまりにも多くて、ここに掲載することはできません(^_^;)



その中から、私が「面白い」と感じたものを選んで掲載します。

山ねこセレクトとはかなり視点が違うでしょう。



電子工作はできない私ですが、

工作好きな私としては挑戦できそうなものもあり、参考になりました。

そんな視点で選んでみました。


Photo_9  段ボールで作ったスイッチ


Photo_10  回路マーカー


     線を描くだけで電気が通るマーカー

     回路用紙・回路用PETフィルムに描いて数秒で通電

     https://agic.cc/ja/education



Photo_12  ゾートロープ


     くまモンやアヒルが乗った回転台が回る時に、

     ストロボが当たると「パラパラ漫画」のような動きになる



Photo_13  ピタゴラスイッチ的な装置


     スイッチを入れるとセットされているパチンコ玉が

     からくり仕掛けによって次々に動く



その動きはずっと見ていても飽きることがありませんでした。

動画がないのが残念です。



Photo_14  ミニチュア工具(1円玉と比較)


Photo_17  JIKKALARM


     セットした時間になると包丁が上下に動く



台所から聞えてくる「トントントン」という包丁の音を目覚ましアラームにするなんて

斬新でユニーク\(^o^)/

「実家」「アラーム」をもじって「JIKKALARM」にしてある命名も楽しいです!!




Photo_18  論文まもるくん


Photo_8
  手回しオルゴール


Photo_15  扇風琴


      旧型の扇風機を使って作られた電子楽器


Photo_16  扇風琴の解説


Photo_19  スライム時計(?!)


     上の丸い容器にスライムを入れると下に流れ落ちる



スライムは私も好きな素材ですが、こんなふうに楽しむこともできるんですね。






この「メーカーフェア」は毎年開催されているようですし、

ご興味のある方たちは、ぜひ会場に出かけられて、

体験されると良いですよ(*^^)v




熊谷さんだけでなく、他の人たちからも伺っていたように、

山ねこも私もめっちゃ楽しめるイベントでした!!

ご紹介くださった熊谷さんに大感謝です!!(#^.^#)!!



来年から「メーカーフェア」も「私たちの楽しいあそび場」として、

恒例の参加行事になりそうです。

もちろん、次回は時間をたっぷりとって行きたいです(^_^)v

2016年9月11日 (日)

水戸特別支援学校での教材・教具製作会のお手伝い

楽習セミナーの楽しい余韻の残る中、翌日(8月1日)はまた別の活動でした(^^)

夏休み恒例になった「水戸特別支援学校での教材・教具製作会のお手伝い」です。

予定が続くと頭を切り替えないといけないので、少しハードなところもありましたが、

前もって早めに準備していたことも幸いして、何とか無事に出向くことができました。



事前製作会の様子は、山ねこ工作室のブログ(7月15日付け)に書いてあります。

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-aa13.html



朝8時に出向き、まずは会場の図書室で山ねこ工作室の支援機器類の展示の準備です。



製作会の準備は教材・教具係の先生方がすでに済ませていらっしゃいました。

係の先生は前年度と同じ年もあれば、ガラッと入れ替わることもありますが、

学内でしっかりと引継ぎをされているため、毎回準備万端です。

テーブルの上や物品類の準備のしかた等にも工夫や配慮がなされていて、

私はそんな気遣いにも感動してしまいます。


Photo   会場準備中


Photo_2   会場準備中




製作会は準備のしかたや進め方などで決まるとマジカルの製作講座でもよく言われますが、

製作に参加される方たちの立場に立った準備のしかたや進め方はとても大事だと思います。



山ねこ工作室の支援機器類の展示の準備も、係の先生方のサポートで無事終わりました。

今回は7月のマジカルでのブース出展直後なので、その時の気づきが生かせたと思います。

展示のしかたを整理したり、工夫したりすることでブースの印象がかなり違うと思います。


Photo_3  展示の様子


Photo_4  展示の様子


R  展示の様子


Photo_5  「ひもスイッチ」の内部構造




展示する機器類の製作者はもちろん山ねこですが、

展示のしかたや演出(笑)は私の担当です。

私はちょっとしたことにもこだわってしまうところがあるので、

山ねこは私に任せてくれるのです^_^;



午前中の製作物は「タミヤのギヤボックスを使った回転装置」で、

午後の製作物は「息なスイッチ」または「光る振動スイッチ」です。



製作の前に「ワークショップ」の時間が設けられていて、

約1時間、毎回、山ねこと私とで役割分担をしてお話させていただいています。


Photo_6  製作物の説明


Photo_7  製作物の説明


Photo_8  展示物の説明


Photo_9  脳波で動くおもちゃ(猫の耳が動く)説明中



山ねこは「山ねこ工作室の活動報告と製作物の解説と展示機器の説明」を担当し、

私は具体的な「活用事例の報告」を担当します。



「活用事例の報告」は毎回「力強いサポーター」がいて成り立っています。

今回は、Rちゃんとあきちゃんでした。2人とも大阪在住です。

動画を含め、みなさんにご報告することは事前にそれぞれのお母さんたちの了解を得ています。



1人めはRちゃんです。

Rちゃんは地元の小学校の特別支援学級に通う肢体不自由と視覚障害のあるお子さんです。

Rちゃんが使っているのは「スマホ型スイッチ」と「スマホ型スイッチ&VOCA」で、

Rちゃんが実際に使っている動画を観ていただきました。



Rちゃんとのことはこのブログでも時々報告しています。

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/voca-6496.html



目が見えないため手を物に伸ばすことが難しく、

起きている時には、両手を身体の前で組み、指をモミモミと絡み合わせて遊んでいます。

指が変形するほどだそうです。



そんなRちゃんに何か楽しめるおもちゃはないかというところから始まった

お母さんと担当のSTさんたちの取り組みでした。



ご両親が見つけた「スマホ型のおもちゃ(ボタンを押すと音楽や音が流れるもの)」が

Rちゃんのお気に入りのおもちゃになったことから、Rちゃんが抵抗なく触れる

「スマホ型のおもちゃ」のような手触りや形のスイッチ依頼へと繋がったのです。



「本人が取り入れやすいものから導入していく視点」は誰もが考えることだと思いますが、

こんなにも的確なんだということは、動画の中のRちゃんの笑顔が証明しています。



Rちゃんの成長と笑顔が私たちまわりの大人を突き動かし、

Rちゃんに成長させてもらっているのだと思います。



2人めはあきちゃんです。

あきちゃんは重度の知的障害を合わせ持つ自閉症の大人の女性です。

いわゆる「音声言語」はありません。



友人でもあるあきちゃんのお母さんから幼児期のエピソードを聞くと、

当時、友人がどれほど大変な想いで毎日を過ごしてきたか…胸が詰まります。



それでも、療育を受け、友人自身が積み重ねてきたたくさんの学びを

あきちゃんとの日常生活の関わりの中で実践し続けてきたからこそ、

今のあきちゃんはipadやPECSを使ったコミュニケーションを重ね、

コミュニケーションの楽しさをどんどん広げているのです。



友人がそんなあきちゃんに「あったらいいな」と探していたのが

「1メッセージの薄型のVOCA」でした。

山ねこは今までいろんな素材や大きさの「ミニVOCA」を作ってきていますが、

友人に大絶賛されたのが「名刺ケース型ミニVOCA」でした。



「VOCA」は「音声によるコミュニケーションが困難な人のための携帯用会話補助装置」なので、

殆どの方たちはご本人の音声言語の代替メッセージを録音して使われていると思います。


でも、友人の発想は違っていました。

友人が「1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.終わり」と録音したものを

あきちゃんは「カウンター」として使っているのです。



あきちゃんが実際に使っている動画を観ていただきました。

動画を観るとあきちゃんが生活の中で「カウンター」をうまく使っていることがわかります。



それはもちろん、友人がこれまで試行錯誤しながらも、

あきちゃんが理解しやすく、行動しやすいようにいろいろな工夫をしてきたことの

積み重ねがあるからです。

詳しくは、以前、このブログでも報告しています。

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/voca-7ec0.html





Rちゃんやあきちゃんだけでなく、他の方たちの活用事例を通して、

私たちは「支援機器」や「自助具」を「どう使うか」ではなく、

「子どもたちの能力をどのように育んでいくか」という視点の重要性を毎回学んでいます。



  
子どもたちと子どもたちを取り巻く人たちとが広げていく世界、心が豊かになっていく幸せ。



「作る」という立場で関わることの多い私たちの心も豊かになります。



子どもたちに何かを提供したいという視点だけではなく、

自分も子どもたちと一緒に楽しみたい、喜びを共感したいという視点もとても大事です。

特に「使わせたい」という想いだけが先行していると

子どもたちとの想いのずれに気づかないことも多いように思います。

子どもたちが「楽しくって、使いたくなる」という発想が大事なのだと思います。



Rちゃんやあきちゃんが楽しく使っているのは、

それぞれのお母さんや関わっている人たちの発想や遊び心が豊かだからです。



私たちの情報収集・情報提供・道具づくりは、誰もが生きやすくなるために

「笑顔で、楽しく、明るい暮らし」に繋がるお手伝いをすることです。



製作会の前のワークショップでは、毎年、このようなお話をしています。

毎年続けて参加されている方たちは繰り返し聴いていただくことになる内容です^_^;



製作会でその日の題材となる教材を作るお手伝いをする時にも、

実際にその教材をお使いになる児童・生徒さんたちの笑顔を思い浮かべながら

参加者のみなさんと「楽しい」「おもしろい」を共感し合いたいのです。



電子工作は難しいところもありますが、製作過程でも楽しめた方が

のちの児童・生徒さんたちとの楽しい時間に繋がっていくのではないかと思います。



高熱の半田ゴテを使った半田付け作業があるので、

やけどなどしないように真剣に作業しなくてはなりませんが、

製作が無事進行し、完成した喜びを共感し合い、

時には大きな歓声が上がる瞬間が私は大好きです(*^_^*)

私が歓声を上げていることも多いですが…^_^;



当日の製作の様子は以下の写真をご覧ください。


Photo_10  製作会の様子と展示コーナー


Photo_11  製作会の様子


Photo_12  製作会の様子


Photo_13  製作会の様子



今回、製作した「タミヤのギヤボックスを使った回転装置」は

先生方が使い方を考え、実際にどんなふうに使ったかを

後日報告していただけることになっています。



この課題は今年度の教材・教具係の先生からの提案でした。

私たちもそれに共感しました。

ワークショップの最後にいつもお伝えしているメッセージにも繋がることだからです。


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私たちにとって、「現場からの報告」は「大きな励み」になります。


学校での活動を私たちにも教えてください!


子どもたちとの「楽しい」「おもしろい」を私たちにも共感させてください!


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9月に入り、新学期が始まりました。

どんな報告が届くか、今からワクワクしています(^^♪



今日の報告は製作会そのものより、ワークショップ中心の報告になりました。



水戸特別支援学校の校長先生はじめ、教材・教具係の先生方、

製作会に参加された先生方、サポートしてくださった先生方、

楽しい時間を本当にありがとうございました。

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