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2018年2月11日 (日)

「伊藤史人氏 日本賞受賞記念凱旋講演会」in盛岡 参加報告

私たちは「岩手好き」「宮沢賢治好き」で、岩手(遠野)は第2の故郷でもあるので、

毎年春と秋には必ず「帰って」いたのですが、ここ2~3年、帰れなくなっていました。



そんな時、「朗報」が入ってきました(*^^*)

1月28日(日)に「伊藤史人さんの講演会」が盛岡で開かれるという情報でした。

http://www.iwate-pu.ac.jp/whatsnew/2018/01/2018128-1.html



すでに、山ねこ工作室にも「EyeMoT(アイモット)」があり、

「福祉のえん日」や「特別支援学校での先生向けのワークショップ」などで、

体験していただいていることもあり、直接お話を伺いたいと思いました。



第2部には「パネルディスカッション」も企画されていて、

去年の夏のマジカルトイボックスのイベントの講演会の講師だった

「76歳の女子高生の板倉ミサヲさん」がご登壇されると知り、

またミサヲさんのお話を伺えるということも楽しみで、申し込みました。



第3部には「交流会」が組まれていることも魅力的でした。


Photo   

  いわて県民情報交流センター 7階から見えるセンター内


Photo_2

  いわて県民情報交流センター 7階から見えるセンター内


Photo_3

  岩手県立大学アイーナキャンパス(7階)案内表示


Photo_4   講演会の案内板



Photo_5   講演会開始前


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講演会の演題

  「成功体験」をベースにした視線入力訓練の方法とその実際   

    ~「EyeMoT」と振動フィードバックを活用した方法~

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私はいろいろな体験会で視線入力を体験させていただいたり、

山ねこが体験のサポートをしているのを傍で見たりしている時に、

「成功体験」というのはとても大事なことだと感じてきました。



視線入力に限らず、スイッチ等の体験の時にも感じてきたことです。



特に、直接使われるご本人たちが体験される時に、

体験そのものが難しかったり、サポートする方たちが不慣れだったりすると、

「成功体験」に繋がらず、「難しいもの」「できないもの」という印象をご本人たちが

持たれてしまうことに繋がる気がしていたからです。



「成功体験」ができるためにはセッティングのしかたもとても重要です。

機器類の体験をする時にセッティングやその準備が不充分だと

セッティング段階で「難しいもの」「できないもの」と感じてしまいます。



私自身、機器類の仕組み自体が充分理解できているわけではなく、

実際には「私にとっては難しいもの」という想いや、

テクノロジーや機器類への苦手意識もあります。



それでも、テクノロジーや機器類は自分にとって役立つものだと思っています。

役立つ時が今現在という場合もありますし、近未来という場合もあります。



それだけに、「私にとっては難しいもの」という想いや苦手意識が

「使わない」「使えないもの」として定着してしまったり、

排除してしまったりしたくないという想いがあります。




そんな私なので「成功体験」や「セッティングの重要性」は大切な視点で、

「楽しいという実体験」はとても重要です。

少なくても、私にとってはすべて「必要なもの」です(*^^*)





「成功体験」や「楽しいという実体験」が

「使いたくなる気持ち」や「もっとやってみたいという意欲」にも繋がります。




ずっと以前からそんなことを思い続けてきたので、

伊藤さんの「成功体験」をベースにした取り組みや実際のお話には、

私自身の体験とも重なって、とても共感しました。




講演の途中で、南カリフォルニアの方とネットを繋げた対話を

聴かせてもらえる時間も組まれていました。

実際にお使いになっているお子さんは、ネットが繋がった時間に

ちょうど眠ってしまわれていたので、お母さんと伊藤さんとの対話でした。



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パネルディスカッションのテーマ

  「なぜ教育・福祉の現場にテクノロジーが根付かないのか?」

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Photo_6   配布資料(パネルディスカッション)



パネルディスカッションは各分野の方たちがパネラーとなって進められましたが、

「ひとり約3分」という短時間の持ち時間にも関わらず、

それぞれのお立場での「重要なエッセンス」が語られ、

伊藤さんの進行とパネラーのみなさんとのかけ合い(笑)も絶妙でした。



どんな立場であっても、視点がぶれていなければ、

短時間でも、こんなに内容の濃い、充実した時間になるのだと思いました。



私がお話を伺うのを一番楽しみにしていたミサヲさんは、

伊藤さんとのかけ合い(笑)の中で、終始ステキな笑顔でお話されました。



中でも「私のように口の立つ人はいいけど、口で喋れない人は辛い思いをしている」という

ミサヲさんのメッセージはとても印象に残りました。



こうしたメッセージの中にも「重要な視点」があると思いました。



音声での発話が難しい方や身体的に動かせるところが少ない方や

進行性の障害や病気のためにできなくなっていくことの多い方たちにとって、

コミュニケーションや考え方やとらえ方のズレによって、

本人の意思と関係なく、生活が狭められていくのは良いことではありません。



情報を持っている人が情報を伝え、それぞれが活用の実例を知り合い、

それを伝え合っていくという「開かれた支援」でなければ、

「生きる希望」や「幸せな未来」にも繋がっていきません。



「今が幸せでなければ、幸せな未来に繋がらない」



以前、ある方の講演会で聴いたメッセージとも共通しています。



そんなことをいろいろ思いめぐらせながら、みなさんの話を聴いていました。

山ねこ工作室としての今までの活動やこれからの活動はもちろん、

私たち自身の生き方をあらためて見直す時間にもなりました。


Photo_11   集合写真



参加者のみなさんは初対面でしたが、

交流会では、お喋り好きで、ご縁づくり担当(笑)の私は、

山ねこと一緒に何人かの方たちとお話し合いました。



パネルディスカッションにご登壇されたマジカル仲間(笑)の菊池さんには

伊藤さんとお話する仲介をしていただきましたが、

その大部分を私が興奮気味にお話してしまったために、

山ねこは伊藤さんとはちょっとしかお話しできませんでした(^-^;

(いつものことなんですけどね…)



その証拠写真を撮られていました(^-^;


Photo_7   歓談中(山ねこはノンアルビール飲んでます)


Photo_8   山ねこ歓談中


Photo_9   記念写真(伊藤さんと菊池さんと共に)



参加者の中には、地元の企業の方などもいらっしゃって、

山ねこはとても嬉しそうにお話していました。


Photo_10   歓談中(筋電スイッチの話)



今回の講演会を主催された岩手県立大学の先生方ともお話しできて、

1時間足らずの交流会も内容が濃く、とても楽しかったです。



伊藤さんの講演会、パネルディスカッション、交流会、合わせてたった3時間なのに、

これほどまでに内容の濃い、充実した楽しい時間になったのは、

主催された岩手県立大学の先生方はじめ、

伊藤さん、パネラーの方たち、参加者のみなさんの熱意ゆえでしょう。



帰宅してから2~3日もしないうちに、FB等では報告が流れていました。

「伊藤縁(障害支援へのICT活用への熱い心をもつ同志)」ということばも見つけました。



私たちがいろんな意味で印象深く感じた盛岡でのこの時間は、

「伊藤縁」が繋ぐものだったのだとあらためて知りました。



山ねこは「伊藤さんのブログ」も以前から読んでいたようですが、

ブログからも「伊藤縁」のリアルな様子がよく伝わってきました。



ポランの広場 福祉情報工学と市民活動

http://www.poran.net/ito/



2月1日のブログには、この日の講演会が取り上げられた新聞記事も掲載されていました。

http://www.poran.net/ito/archives/8071



パネラーの方の配布資料の中に、

「世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という

「宮沢賢治のことば」を見つけました。



私たちは前述したように宮沢賢治が大好きで、

「イーハトーブ(岩手)」とのご縁は40年近くになります。



そんな私たちなので、大好きな「イーハトーブ」では、

「賢治さんのご縁」でいろんな方たちと繋がり合って、

今まで「たくさんの出逢いと繋がり」を得てきました。



「伊藤縁」は私たちにとっては「賢治さんのご縁」なのかも知れません。



交流会でも「新たな一歩に繋がる素敵な出逢い」もありました(^ ^)



そんな新たな「イーハトーブとの繋がり」で、

久しぶりに帰った「イーハトーブ」がますます近くなりました。

これを機に「イーハトーブへの帰省」が再開しそうで、楽しみです(*^^*)



今回は日帰りだったため、交流会後すぐに帰路につかなくてはならず、

いつものような「飲み会」はできませんでしたが、午前中に少しだけ「プチ観光」をしました。

その「プチ観光・盛岡紀行」は別便で書きます(^-^;

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