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2018年6月12日 (火)

今年度もお手伝いします (水戸特別支援学校の教材・教具製作会)

昨年は夏以降、両親の他界でいろいろなことに追われ、

昨年度の製作会の報告ができないまま月日が流れてしまいました。



振り返り作業は私たちにとって大事なので、

遅ればせながら、備忘録として書いておこうと思います。



昨年度の教材・教具製作会は8月18日でした。

2006年から毎年、お手伝いに伺うのが恒例になり、12年めでした。



学校は先生方の異動もあり、行事が途切れてしまうこともあるようですが、

ずっと続いているのは、学校内でのニーズも多いからでしょう。



毎年担当される教材・教具係の方たちが過去からの流れの引継ぎをされて、

年度ごとに、事前にアンケートをとって、

製作物の希望等情報収集されていることが継続に繋がっているのだと思います。



新任者の方たちが多い年には、

スイッチや支援機器の活用の基本を学べる事前勉強会もされているようです。




水戸特別支援学校に限らず、

こうした製作会を長年お手伝いしてきて感じるのは、

先生方等支援者がほしいものではなく、

関わっていらっしゃる子どもたちの実情を把握し、

子どもたちの成長を支えるために、今、どんなものが必要かを考えて、

製作会を計画されていることが重要だということです。



いろんな子どもたちがいますし、先生方もたくさんいらっしゃるので、

限られた時間の中で、製作するものを絞り込むのは大変な作業だと思います。

それでも、そうした基本のスタンスを継続することで、

行事そのものも継続するのかなと思います。



定員を決めて募集をかける流れで進めていらっしゃいますが、

電子工作、はんだ付け作業がほぼ未経験という方たちの多い年、

常連参加の方たちの多い年、いろいろです。




2017年度は「タッチスイッチの製作」と「シャボン玉機の改造」でした。

午前中のワークショップでは、いつものように

山ねこ工作室の活動の事例報告や自作の支援機器類の展示・体験タイムもありました。



当日の様子を写真で紹介します。


Photo   山ねこ お話し中



Photo_2   展示機器説明中



Photo_3   展示機器説明中



Photo_4   展示機器説明中



Photo_5   製作手順の説明中



Photo_6   製作中



Photo_7   製作中



Photo_8   製作中



活動後には、毎回、アンケートをお願いしています。

私たちの今後の活動の参考にしたいという想いからです。

その一部を紹介します。



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  ・重度重複の児童・生徒が「自分でできた」と

   実感することができるスイッチ教材を作成することができたので、
 
   今後の授業で活用できる場面を設定し、使用していきたいと思いました。


  ・一人ではできない作業なので、このような研修の場が嬉しいです。


  ・製作してから子どもたちに活用するまでが大切だと

   あらためて感じる良い機会になりました。

   「遊びたい」「これで~したい」という想いを形にするまで、

   具体的にイメージできました。 


  ・子どもの実態に合わせて呼気や触感で

   スイッチを入れられる機器を作ることができることを知り、

   ぜひ、いろいろなおもちゃなどで製作してみたいと思った。


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今年の1月、担当の先生からメールが届きました。

ご了承を得ているので、一部引用させていただきます。



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  昨年製作した「タッチスイッチ」 は生徒の実態を幅広くカバーする

  とても良い教材となりました。

  私個人としては、シャボン玉機を参考に

  百均のおもちゃの改造をたくさん行いました。


Photo_9   担当の先生の作品



  実りの多い年でした。



  本校の職員とも気軽に話ができるようになったのも製作会が縁だったと思っています。



  その中で、ここまでは当然わかっているというようなことが

  人によっては全然わかっていないということもわかったりしました。



  けれど、みんな漠然とですが、スイッチを使って

  いろんなものを動かすことができることはわかっていて、

  こんなふうにできたらいいのにな?という思いはたくさん 持っています。



  次年度もそんなみんなの思いを なるべく安価で簡単に実現できるように

  頑張っていきたいと思っています。



  人との縁は大切ですね。



  製作に興味がない人からもらえるヒントもたくさんあるし、

  何が何でも自作?ではないと思います。



  製作の得意な方から得られるものもたくさんあるし、

  教材の旬みたいなこともあります。

  教材づくりも生き物みたいなところがありますね。



  命を吹き込んでいないから閉まったままなのか、

  旬が過ぎたのか、処分するものも3月にはあります。



  教育も人材育成で

  教材づくりも人づくりと同じですね。



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製作会当日だけでなく、その日をご縁に、

こうした想いを伝えていただけると本当に嬉しいです。



今年度は担当の先生が変わりましたが、いつものように依頼を受けました。



5月12日に打合せに来てくださり、

先生方のリクエスト等を元に、いろいろ情報交換しました。



今年度は「声に反応するスイッチ」の製作希望があるとのことでした。

当日、作ったスイッチで操作できるものもあった方が良いとのことで、

「マイク型音声スイッチ」と「ミニ扇風機の改造」に決まりました。



「マイク型」を提案したのは山ねこです。



ワークショップでの話題提供の方向性も話し合うことができました。



私たちは依頼者の方がいて、

依頼者の方たちと意見交換しながら進めていくのが基本のスタンスなので、

事前や事後のこうした時間をとても大切にしています。



製作に関連する物品が揃ったので、

6月10日は山ねこが朝から事前作業をしていました。



製作会当日、みなさんが少しでも快適に製作できるように試行錯誤していて、

良いアイディアも出たようです。



Photo_10   基板



Photo_11   基板の挿入



マイクはダイソーの「ステージマイク」を活用しています。

軽いですが、本物そっくりです。



Photo_12   動作確認中



Photo_13   「マイク型音声スイッチ」完成


写真だけ見ていると、まるで歌でも歌っているようですが、

カラオケをしているわけではありません(^-^;



「声を出すとスイッチON」となり、

声を出し続けている間、ずっと「ON」の状態になります。



おもちゃ等の操作のための「ON/OFF」だけでなく、

使い方次第で、楽しい発声練習にも使えるかも知れません。



私も製作会当日までに、遊び方を考えておこうと思います。

何事も楽しまなくちゃ…ねっ(*^^*)

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