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2018年7月 3日 (火)

父を想う

父を見送って、昨日(7月2日)1年が経ちました。

あっという間の1年でした。



一昨年、脳梗塞を再発してから、

最期の時期はそれまで以上に、父と過ごす時間を大切にしてきました。



あらためて振り返ってみると、その頃は特に、

父の生き方にじっくりと付き添ってきたような気がします。



身体機能等の変化への対応に、私自身迷うこともありましたが、

その都度、父が何を望んでいるかを優先してきました。



たとえ、それが一般的な対応ではないにしろ、

父自身から確認できにくいような時でも、

元気だった頃の父の想いや考え方などを思い返し、

「父の人生の主人公は父本人」だという想いで対応してきました。



たくさんの関係者の方たちの中でも、

存命にも直結する訪問診療の主治医の先生とも、

月2回の限られた診療時間内にそんな話をし続けられたことは

本当に嬉しいことでした。





「ナラティブ」という考え方があることも、

その訪問診療所の前院長で元主治医の先生から教えていただきました。


http://www.medsafe.net/specialist/31saitou.html





医療法人社団ナラティブホームものがたり診療所の佐藤伸彦先生のご講演もお聴きしたことがあり、

佐藤先生の語られる一言一言が心に響いていったのを鮮明に覚えています。



当時のものではないですが、以下のページは最近見つけたものです。


http://tunagaru.org/medpresen/satonobuhiko




父を見送った後、訪問診療所全体のイベントにも参加し、

主治医の先生のご講演を伺う機会もありました。



また、先日、私たちが開催した「福祉のえん日(※)」には

主治医の先生もご来場くださいました。



※まだ報告ができていません(^-^;





両親の最期の頃に出逢った以下のページは何度も何度も読みました。

個人的にも、当時、この記事は大きな支えになっていました。


たんぽぽ先生の最新看取り事情

http://tampopo-clinic.com/zaitaku/mitori.html





最期が迫ってきているのがわかっていても、時々不安になることはありましたが、

そうして出逢ってきたたくさんの方たちのメッセージに私自身が支えられたおかげで、

実際の別れの時まで父と穏やかに過ごしてこれたと思っています。



その後も、また違った辛さが何度も押し寄せてきていました。

しかも、父を見送った3か月後に母を見送ることになり、

喪失感は私自身の想像以上でした。



それでも、私の場合、そんな苦しい想いを心の中に留めておくことができす、

亡くなった当初からいろんな方たちとお話してきました。




父たちを知っている方たちはもちろん、

父たちを知らない方が父たちの話をしっかり聴いてくださったり、

私に語る場や書く場を与えてくださったりしたことで、

私自身、どれだけ救われたかわかりません。




父と母が自然体で生きてきたように、私もその血を引き継いでいるのでしょう。

私もいつも自然体で自分の気持ちを表し、人を頼り、支えてもらってきました。



生前とはまた違った形で、父も母も生きています。

辛く、苦しい時があっても、それが、私の大きな支えになっています。



6月30日、父の1年祭を無事終えました。



命日の7月2日は、父の行きつけだった散髪屋さんに出向き、

私自身が顔剃りをしてもらって、父のことも語り合ってきました。



生前、1か月にほぼ1回、私は父の送迎をして、

散髪をしていただくのを見ているだけでしたが、

父はこんなふうに身をゆだね、気持ち良い時間を過ごしていたんだということを

初めて知りました。



その散髪屋さんは、私が知らない父のエピソードを語ってくださいます。



かなり頑固で、気難しい父でしたが、

そんな父のことをよく理解してくださっていたのだなぁととても嬉しくなります。



父も理解され、受け入れられていることがわかるから、

自分自身が安心し、快適に過ごせる居場所として、

亡くなる直前まで、その散髪屋さんに行くことを望んだのだと思います。




Img_4763




H館に入居するまで、市内のアパートで暮らしていましたが、

当時の父はその散髪屋さんのように地域の方たちに支えられて暮らしていました。



家族でなくても、父と繋がり、ずっと想ってくださっている方たちがいます。



父が生まれた新潟、そして、大阪から神奈川、茨城…と

高齢になってからの転居であっても、こんな幸せな暮らしを続けることができるのですね。



父の生き方(終い方)を想い、

これからは、私自身がどう生きるかを問い続けて、

私も自分らしく生きていけるといいなぁと思っています。




「お父ちゃん、ありがとう」と父の笑顔の写真に語りかけ、

命日の夜は父が大好きだったお酒を一緒に飲みました。




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