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2019年7月24日 (水)

「福祉のえん日 2019」の報告

今年4回めとなる「福祉のえん日」が、6月22日(土)に無事終わりました。

開催から1ヶ月遅れですが、備忘録としての報告(長文)です(^-^;


今年も、ブース出展者の顔ぶれは変わりませんが、

それぞれに「今年のコンセプト」を考えていました。


実行委員もブース出展者も

「来場者の方たちと共に創り上げていく」という「福祉のえん日」のスタンスは

4年前からずっと変わっていません。


それぞれの心に残っている今までの来場者の方たちの「生の声」はもちろん、

今年の来場予定者の方たちの想いや求めるものを想像しながら、

実行委員もブース出展者も心を込めて準備し、迎えた当日でした。


Photo_20190723115401 「福祉のえん日」ののぼり旗


Photo_20190723115601 受付


実際の様子は写真(友人からの提供写真も含む)を添えて報告します。



●辻友紀子さん紹介コーナー


5月12日のブログにも書いたように、

今年、最大のニュースは、

案内チラシの挿絵をパステル画家の辻友紀子さんが担当してくださったことです。

長年の友人なので、私たちは「ゆっこさん」と呼んでいます。



「福祉のえん日」今年もやりま~す!

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-d337fe.html



今年の1月から、ゆっこさんが描き始めた新たなものが「iPad画」でした。

ゆっこさんの「福祉のえん日」にこめる想いは完成した挿絵にあふれていて、

実行委員はみんな感動しました。





ブースには「iPad画の歴史」と命名されたコーナーもありました。


Photo_20190723115701 辻友紀子さん紹介コーナー


Ipad_20190723115801 「iPad画の歴史」




挿絵になった紫陽花の便せんに書かれたメッセージには、

「福祉のえん日」などを通じてたくさん教わったという

ゆっこさんのiPadライフの楽しさ、嬉しさなどの想いが込められていました。

ゆっこさんのブースを観ている方たちにもそんな想いが伝わっているようでした。

Photo_20190723115901 ゆっこさん交流中



●リハビリテーションブース


障害のある方の自立を助ける道具である「自助具」は、

今までにも紹介されてきていますが、今回は「自助具」に加え、

「家族など介護する側を助ける道具(在宅療養を助ける道具)」を紹介したいというのが

担当のOTさんの想いでした。


いろんな状況で介護する中で、

家族など介護する側の負担を少しでも減らすための道具が重要なのは、

私自身も、両親の介護の中で実感してきました。

介護する側の負担が減ることは、

ご本人たちにとっても、心身両面での負担軽減にも繋がります。



福祉機器展などでも「家族など介護する側を助ける道具」は紹介されています。

そういう道具を総称した名称はないようですが、

今回、担当のOTさんはそれらを「在助具」と命名し、

「福祉のえん日」で発信したいという想いをこめての出展でした。


Photo_20190723120001 リハビリテーションブース


Photo_20190723120002 リハビリテーションブース


Photo_20190723120101 リハビリテーションブース


Photo_20190723120102 リハビリテーションブース


Photo_20190723120201 リハビリテーションブース


Photo_20190723120202 リハビリテーションブース  


ブースでは、熱心に意見を聴いたり、相談したりされている方たちがいました。

担当のOTさんは、日頃から、ご本人たちやご家族からの相談を受け、

いろいろ工夫して自作もされています。



きっと、ここでの出逢いからも、新たな「もの」が生まれることでしょう。

私たちも活用する「100均グッズ」を使った「愛ディア」に刺激を受けました。



●ヤギちゃんICTサポート


いつものことながら、八木ちゃんの情報収集力はすごいなぁと思います。

ネットで紹介されていても、実際に使ってみないとわからないものも多いので、

実物が展示され、体験できるのはありがたいです。


他のブースでは展示されていないものも多く、

八木ちゃんの解説を受け、参考にしてメモしている方たちも多かったです。

書籍の展示数も多く、熱心に読んでいる方たちも多かったです。


Photo_20190723120401 「ヤギちゃんICTサポート」のブース


Photo_20190723120501 「ヤギちゃんICTサポート」のブース


Photo_20190723120601 「ヤギちゃんICTサポート」のブース  



●ケイ・サポート

https://www.ksupport.info/


毎回出展されている「スタンディング車いす(手動)」の試乗と

「SRソフトビジョン」を使った「体圧(座圧)測定」の体験は今回もありました。



試乗・体験を通して聴ける効果やアドバイスは来場者の方たちにも好評です。



今回、初めて「パンテーラ・ジャパン」の車いすの試乗もありました。

快適な座位を得るためのシーティングの相談に応えてもらったり、

アドバイスを受けられるというのは魅力的でした。
Photo_20190723120801 「パンテーラ・ジャパン」の車いすの試乗  


Photo_20190723120802 「ケイ・サポート」のブース




ブースでは、障害のある方だけでなく、支援に関わる方たちが実際に試乗・体験され、

熱心に意見交換されていたのが印象的でした。



●山ねこ工作室


「山ねこ工作室」のブースはいつもと殆ど変わりません(^-^;


Photo_20190724153901 「山ねこ工作室」のブース


Photo_20190724154101 「山ねこ工作室」のブース


Photo_20190724154102 「山ねこ工作室」のブース



いろんな仕様の手づくりスイッチ類や改造おもちゃの展示と体験、

視線入力(※)の体験をしていただけるようにしました。


 
※ ポランの広場|福祉情報工学と市民活動より

視線入力訓練ソフト EyeMoT 3D

https://www.poran.net/ito/research/eyemot-3d


1 「山ねこ工作室」のブース


Ray 「視線入力訓練ソフト EyeMoT」体験中


Photo_20190723121201 「視線入力訓練ソフト EyeMoT」体験中


Photo_20190723121401 「視線入力訓練ソフト EyeMoT」体験中


Photo_20190723121402 「視線入力訓練ソフト EyeMoT」体験中


Photo_20190723121403 「視線入力訓練ソフト EyeMoT」体験中



「EyeMoT」を体験していたゆっこさんは 人生で初めて『戦闘ゲーム』をやった」と

とても興奮し、楽しそうに話していました。



他には「EyeMoT」を「らくらくマウス」操作で体験するコーナーも作りました。

このコーナーは、サポーターのOTさんに担当していただきました。


Photo_20190723121701

 「視線入力訓練ソフト EyeMoT」の「らくらくマウス操作」体験コーナー



Photo_20190723121501

 「視線入力訓練ソフト EyeMoT」の「らくらくマウス操作」体験中



このコーナーを作ることになったきっかけは、

そのOTさんから「電動車いすを使い始めるお子さんのために、

ジョイスティック操作の練習をするゲームを探している」という相談を受け、

山ねこが紹介したのが「EyeMoT」だったからです。


経緯の詳細は「山ねこ工作室のブログ 2018年12月13日付」参照

ジョイスティック操作で「EyeMoT」を楽しむ

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/eyemot-a5e5.html




「EyeMoT」は「視線入力訓練ソフト」として開発されたものです。



動きのスピードと成功体験ができるこのソフトは、

そのお子さんのジョイスティック操作の練習にも適していて、

OTさんからはとても有効だったという報告を受けていました。



「EyeMoT」を紹介した私たちにもとても嬉しい報告だったので、

「らくらくマウス」操作で体験するコーナーを作ることにしたのです。



以下、そのOTさんからの報告です。

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私の担当させていただいた「EyeMoT」を「らくらくマウス」操作で体験するコーナーでは、

 12名程度が体験をしてくださいました。

 うち子どもが4名で、子どもさんの方が長く遊んでいました。

 ほとんどの方が「EyeMoT」の視線入力も体験していました。

 同じソフトでも色々な使い方ができると共感してもらえたように感じます。

 中には、マウスのスピードが速くなると初速度が遅くなる傾向を

 指摘してくださる方もいらっしゃいました。

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●クッキーさんのキーボード演奏(ミニライブ)


流行っている曲、リクエスト曲などを織り交ぜたクッキーさんの演奏に、

ブースなどで体験している方たちも、時々耳を傾けていらっしゃいました。


Photo_20190723121801 クッキーさんのキーボード演奏(ミニライブ)


Photo_20190723121901 クッキーさんのキーボード演奏(ミニライブ)


Photo_20190723121902 クッキーさんのキーボード演奏(ミニライブ)


子どもたちの間で流行っているという「パプリカ」の演奏の時は、

踊ってくれている人たちがいました。

踊っている子どもたちを見て一緒に踊る方たちや優しい笑顔で見守る方たちなど、

こうして音楽を通して交流できる時間があるのはいいなと思います。


Photo_20190723123301 遊びコーナー


当日は、事前に呼びかけて快く引き受けてくださったサポーターの方たちにも助けられました。

来場者として参加してくださる方たちの中にも、サポーター的なお願いをした方もいました。



遠慮しないでそういうお願いができてしまうのは、

私の得意技(笑)かも知れません。



参加者の方たちの感想やブログも写真を織り交ぜてご紹介しておきます。


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●来場者の方のFacebook投稿記事より


 「福祉のえん日」に行って来た。

 たくさんのスイッチやおもちゃ、視線入力のパソコン、スタンディング車いすの試乗、

 他にもいろいろ遊んできた。


 写真は足でチョットだけ踏むスイッチ。


Photo_20190723135101 「シートスイッチ」体験中


 今回はオモチャを鳴らしてるけど、

 見守り介護要な徘徊しちゃう人がベッドから起きた時、部屋から出る時に、これを踏み…

 「起きたよー部屋出るよ」と教えてもらえるような使い方も出来る。

 普通にデカイスイッチとしても使える。

 私が家事で手が空かなくても、踏むだけで音楽が鳴らせる。

 下の子のギャン泣きがおさまる。



 あー、使い方の想像が止まらない。



 他にも握るだけのスイッチが有る。

 重度の心身障害者で、緊張が強くいつも手を握りっぱなしの子がいる。

 逆になんとなく手を丸めているんだけど、

 うまく力の調整が出来ず、普通のボタンなどが押せなくても、

 その手のひらの中にスティックを入れてあげれば、スイッチとなる。



 不得手さえプラスに変えられる!



●来場者の方からのメールより


 娘も楽しかったと思います!

 私もワクワクしてしまうような内容で、

 何か娘が生活する上で便利に利用できる物はないか?と写真を見直していました(*^^*)


 歩み

 https://ameblo.jp/hiro07039825409-2019/entry-12486340743.html



●来場者の方からのメールより


 先日は親子で楽しませていただきました。

 息子は山ねこさんたちがいてくれたので安心して遊びたいところに行っていました。

 「山ねこさんとお話しできたー」って嬉しそうでした(*^^*)

 山ねこさんたちは、息子にとってホントに「じーじ」と「ばーば」のようです。


 息子は車いすに興味を持ち、

 「足が動かせない人たちは車いすを使って歩くんだよ」とか説明すると

 『ふーん』って言って乗り回してました。


Photo_20190723122101 車いすの試乗


 手話もどこまでわかってるから分かりませんが、

 幼い頃から手話や車いす、スイッチなどに触れる機会があって私も助かります。


 息子はお箸の体験が心に残っていたようで、体験していましたし、

 家に帰ってからも言ってました。


 「ドラえもんの魚釣り(山ねこさんのパソコン)」もまたやりたいと言っていました。



●サポーターの方からのメールより


 個人的にはたくさんの方とお話もでき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 実際に準備に参加させてもらい、

 展示の仕方や見てもらうための工夫等も勉強になりました。


 お手伝いと称して、ほぼ一般参加のように動かせてもらってしまいました。

 お声をかけていただき、ありがとうございました。



●サポーターの方からのメールより


 楽しい時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。

 色々な方と関わらせていただいて、気づきと学びがたくさんありました。

 私自身が楽しくて仕方なかったです。


 障害がありながら社会で活躍している八木さんやクッキーさん、ゆきこさんと出会えたり、

 PT.OTさんとお話させていただいたりしたことで、

 もっと学びたい、関わりたいという気持ちが増しました。


 本当にありがとうございます。

 学びの機会を与えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 今後とも、よろしくお願いいたします。



●サポーターの方からのメールより


 準備と後片付け以外はあまりお役に立てなかった気もしますが、

 お役に立っていたのであれば良かったです(*^^*)


 集合写真も送っていただたいてありがとうございました(^^)

 みんないい顔してますね(*^^*)
Photo_20190724154201 娘的存在のサポーターとの写真



●ゆっこさんのFacebook投稿記事より


 6月22日(土)、福祉のえん日2019年が開催されました!!

 会場のあちこちで交流の花が咲き、アットホームなえん日となりました\(^o^)/♪♪


 ご来場いただいた、みなさん、ありがとうございました…!

 主催のみなさん、出展のみなさん、お疲れさまでした。

 気にかけていただいた、みなさん、ありがとうございます*


 わたしは、今回は、チラシ挿し絵担当と

 iPad画にスポットをあてた『辻友紀子さん紹介コーナー』での参加でした。


 「iPadで絵を描けることは知っていたけれど、

 こんなに、やわらかな絵が描けるんですね!」と、ご感想いただき、

 嬉しかったです(*^^*)


 特に、プリントキャンバスは

 「デジタルで描いた絵を風合いのある布に印刷して展示する」という試み、

 みなさん、驚かれていました(*> U <*)


 また、即興で、iPad画を描くというデモンストレーションもやらせていただきました>^_^<


Photo_20190723122201 ipad画のデモンストレーション中


Photo_20190723122202 ipad画のデモンストレーション中  


 iPadライフ・iPad画とわたしの「えん」を繋いでくれたのは、「福祉のえん日」でした。


 初めてのiPad画のチラシ挿し絵、iPad画の展示、

 この場所でチャレンジ出来て、発信できて、良かったです!!


 久しぶりの外出で少し不安でしたが、

 とても楽しく過ごせて、絵を通じての出逢いや再会をしあわせに想いました゚+。(*′∇`)。+゚


 ちいさな福祉機器展。

 「福祉のえん日2019」は終わりましたが、

 きょうの日が、また、誰かの「えん」が繋がった日になったことと思います(*^^*)



●「ケイ・サポート」のスタッフブログより

 http://k20100401.blog119.fc2.com/blog-date-201906-5.html



●「ヤギちゃんICTサポート」のブログより

 「福祉のえん日」で出展したもの

 https://ameblo.jp/blog-yagichan/entry-12487547055.html




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情報入手、情報提供、情報交換…など

参加者それぞれが「福祉のえん日」に求めるものはいろいろあると思います。


それでいいんだと思います。


アットホームな空間とゆったりした優しい時間の中で

感じたこと、気づいたこと、驚いたこと、学んだこと…何でも…良いと思います。


福祉機器と呼ばれる「もの」の展示と体験ができるのが「福祉のえん日」ですが、

「人」と出逢え、繋がり合えるきっかけを持てるのが最大の魅力だと考えています。



日頃から「ものづくり」「場づくり」は「人づくり」でもあると思っています。



1人ひとりの「福祉のえん日」での出逢いと繋がりが、

楽しい生活、快適な生活に繋がっていくなら、

主催したメンバーのひとりとしてとても嬉しく思います。



私たち自身もまた、「福祉のえん日」の「ご縁」を繋ぎ合い、

これからも楽しい日々を送っていけたらいいなと思っています。



開催にあたり、準備を含めて支えてくださったみなさん、

参加の有無に関わらず、エールを送ってくださったみなさん、

本当にありがとうございました。



7月20日に打上げ飲み会をやりました。


2 打上げ飲み会の写真  


1_20190723135401 打上げ飲み会の写真



「福祉のえん日」当日感じたことや気づいたこと、学んだことはもちろん、

「福祉のえん日」への想いをたくさん意見交換できました。

また来年の開催に繋がるよう地道に歩みを進めていきたいと思っています。

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