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2019年9月の4件の記事

2019年9月27日 (金)

夏休みの活動3~水戸特別支援学校の「教材・教具製作会」のお手伝い~

水戸特別支援学校の「教材・教具製作会」のお手伝いをさせていただくのも、

今年、13年めになります。


私たちは依頼を受けてお手伝いさせていただいているだけなので、

ずっと途切れることなく、依頼が続いているのはすごいことだなぁと思います。


今回の製作物は「マウスの改造」と「棒スイッチの製作」でした。


担当の方の「パソコン操作のマウスの用途として使える棒スイッチ」という希望から

このような組み合わせの製作となりました。


今まで、水戸の製作会で「マウスの改造」をしたことはありません。


製作物が決まると、最初に行くのは「100均」のお店です(^^)

100円ではありませんが、無線のマウス(300円)が見つかりました。

有線より使いやすいだろうということで、それに決めました。


2種類ありましたが、改造するため、プラグのはめ込みや配線作業を考えて、

内部の空間に余裕のある方を選びました。


Photo_20190927172901 改造用マウス


物品が決まると、次は必要数の調達です。


「100均」のお店の商品は、ものによっては在庫切れや廃番も多いです。

1店舗で数が揃わない時は、店員さんが他店に問い合わせてくださいます。

実は、そんな時の対応の丁寧さと細やかさがお店によって違います。

数が揃わない時であっても、丁寧に対応していただけると気分も違います。

数を揃えるために、他店を回って買いに行くパワーにもなります。



困っている人の立場に立って考えて、対応してもらえることの嬉しさは

どんな場合にも共通しているなぁと感じます。



製作会の日と製作物が決まってからのそんな準備期間も、

依頼者を含めて、いろんな方たちとのやり取りが影響することを実感します。



今回、事前製作会は2名だけでしたが、

製作所要時間の目安や作業工程の中のどこに配慮が必要かなどを

いつものように事前把握できる時間になりました。


Photo_20190927174001 事前製作会


Photo_20190927174002 マウスの改造


Photo_20190927174003 「改造マウス」と「棒スイッチ」の体験


「棒スイッチ」の操作部分を覆うものの仕様は

使用者によって、太さや長さ、形など、各自希望も違うだろうということで、

製作会では、直径2センチの「発泡ポリエチレン丸棒」を使うことになりました。


あとは、実際にお使いになる時に、子どもたちの実情に合わせて、

仕様を変えていただくなど、先生方の工夫と改良にお任せすることになりました。


製作会当日に配布できず、後日、配布をお願いした資料の写真です。


Photo_20190927174101 棒スイッチの操作部分の仕様例


Photo_20190927174201 
 棒スイッチの操作部分の仕様例(マジカルトイボックスのイベントで撮影)



担当のお2人とは「棒スイッチ」に限らず、

子どもたちの実情を把握し、それぞれに合った工夫や改良をすることの重要性を

確認し合うことができて良かったです。



製作会は毎年楽しみにされている先生方もいますが、

今年は初参加の方たちも多いこともわかりました。

当日の様子は写真で紹介します。


Photo_20190927174301 山ねこからの話


Photo_20190927174401 山ねこからの「スイッチクイズ 」


Photo_20190927174501 淳子からの話



ワークショップの事例紹介では、鹿島と山口と同様のお話をしました。


両親の介護中の話の印象からか、

展示・体験タイムに「シートスイッチ」に興味を持たれた先生方も多く、

ご本人と関わる関係者同士が情報を共有することの重要性を再認識したと

お話してくださる先生方もいました。


学校内でも、情報交換や情報共有は必須だと思いますが、

現実はそのようになっていないことも多いのかも知れません。


Photo_20190927174601 展示機器の説明


Photo_20190927174602 展示機器の説明


Voca 「TIME VOCAん」の説明


Photo_20190927174801 「キーボードでキーガード」の説明



昼食タイムは可能な方には同席していただくようお願いしました。



少しでもゆっくり昼食が摂れるように配慮していただけるのはありがたいですが、

短時間でもフリートークで意見交換できる貴重な時間なので、

同席してくださった先生方とお話できたことは嬉しかったです。


Photo_20190927174802 スイッチの試作


Photo_20190927174902 スイッチの試作
製作は想定していた所要時間で進んでいきました。

先に完成した先生方のフォローも大きかったですし、

今回の内容は難航するところが少なかったのも幸いだったと思います。

そのため、時間通り、振り返りタイムをとることができました。



朝の会での一日の流れや授業の振り返りの時、

活動を発表する時、

行事の写真をスライドショーで見る時、

学期末に思い出の写真を見る時など、

パワーポイントやKeynoteを使ったスライドは日常的に使われているようで、

今回の「改造マウス」と「棒スイッチ」との組み合わせて、

子どもたちと使ってみたいという具体的な話が出ていました。



Photo_20190927175301 棒スイッチ以外のスイッチ各種を使った実践紹介



製作だけでなく、午前中のような関連する研修や意見交換、

振り返りタイムでの意見交換などが大切だなと感じます。

そんな意見交換の中で、みなさん、情報も共有できるようでした。



私たちが当日お願いしていたアンケートについては、

担当の方が、後日、参加者に個別に記入と提出をお願いしてくださり、

全員分のアンケートを送ってきてくださいました。

それらを元に「アンケートまとめ」を作成しました。

その中から、一部をご紹介します。


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 ・市販品をうまく活用され、100均などで見たことのある商品が

    スイッチ化されていてとても興味深かったです。

  今回見せていただいたものを思い返して、これまでの視点を変えてみたり、

  生徒に合ったものをご相談できるように、

  改めて生徒の支援に活かせる教材、教具を考えてみたいと思います。


 ・お話を伺って、使う人のニーズを知るということが大事であると思いました。


 ・いろいろな形のスイッチやボタンスイッチがあることがわかりました。

  大きさや形、押した時の硬さなど、どれがその子に合っているか

  見極めることが大切であることがわかりました。


 ・
いつも作りながら、具体的にはこの子にと思い浮かばないのですが、

  何年か越しに、今まで作ったスイッチをいくつか試してみたりしています。


 ・いろいろなスイッチ教材の展示説明が丁寧にあり、

  この子に使いたいとイメージを広げることができてとても良かった。

  他の先生たちのこんなふうに使いたいという話も共有できる貴重な時間だった。


 ・使用の仕方など他の先生のアイディアを聞けたことも参考になった。


 ・毎回子どもたちのことを考えて、

  私たちの目線でいろいろアドバイスと指導をしてくださり本当にありがたいです。


 ・お昼の時間にお邪魔させていただきありがとうございました。

  児童をイメージし、具体的なスイッチ教材を山ねこさんとやり取りしながら考えることができ、

  とても良い時間になりました。

  
貸していただいた教材を実際に児童に試し、どんなスイッチ教材がその子に合っているかを

  ご相談させてください。
 
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後日、担当の方たちからは 

 ・ 今後につながる製作会でした。

 ・実践例も今まで以上に集められると思います。 

 ・スイッチ等使用していく中で、先生方から疑問・質問ありましたら相談させてください。

 ・別なスイッチを作りたい等の希望があった際には、ご連絡,ご相談させてください。

…というメールが届きました。


また、当日欠席となられた2名の方については、

1週間後に製作され、無事に動作確認もできたとの報告もありました。


製作会前の準備ややり取りだけでなく、

こうした報告や私が作成する「アンケートまとめ」など、

製作会後の作業ややり取りもとても大切だと思います。


日々の生活に追われる中でのやり取りは、人によっては大変だと思いますが、

そんな作業をいとわず、お互いに積み重ねていきながら、

依頼があれば、これからも良い形でお手伝いさせていただけたらと思っています。

2019年9月20日 (金)

夏休みの活動2~スイッチ支援機器製作セミナー(山口)のお手伝い~

山口での製作セミナーのお手伝いは、今年3年めとなります。



初めてお手伝いさせていただいた時のことは、2年前のブログに書いてあります。

「ご縁のえん」 山口での初活動 ~ 手作りスイッチ製作セミナー ~ 2017年8月26日付

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-fc7e.html



今年は、5月に、より大々的な企画として依頼が入りました。

依頼の連絡をくださったのは、今まで同様、周南総合特別支援学校の田原さんです。

徳山高専による地域共生社会をめざした事業の中のセミナーのひとつとのことでした。



具体的なことは徳山高専の三浦先生と田原さんが打合せをされ、

三浦先生からはセミナーに関する要望も出されました。


セミナーを通して、事業の目的でもあるこういった製作や共生社会への理解について、

参加者で意見を出し合う「ディスカッション」の場を作ってほしいという内容でした。


この内容は、私自身が元々望んでいたことでもあり、

過去のセミナーでも「振り返りタイム」としてスケジュールに組み込んでほしいと

田原さんにお願いしてきたこととも共通しています。


毎回、実際に組み込んでいただいてきましたが、製作時間の関係で、

残念ながら、時間が足りなくなることもありました(^-^;


そんなわけで、三浦先生の要望は願ったり、叶ったりで、

私たちにとっても嬉しいことでした。


当日は学生さんたちが製作サポーターとして参加してくださるという

これまた嬉しいお話もあり、依頼時からワクワクしていました。



製作するものは、「ディスカッション」の時間を含め、時間配分も考慮し、

過去に山ねこ工作室が依頼された製作会等で実績のあるものを提示し、

意見交換して、以下の3点に決まりました。


①握りスイッチ(エスコアールのキット)の製作

②電動しゃぼん玉マシーンの改造

③リモコンコンセントのリモコンの製作


打合せ後、届いた「案内チラシ」を見て、ちょっとビックリしました。


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2019年度 科学技術振興機構科学技術コミュニケーション推進事業

未来共創イノベーション活動支援事業「共生人材育成エコシステムの構築」


第7回 多様性と共生を考えるセミナー

第3回 山ねこ工作室 製作会


主催:徳山工業高等専門学校・山ねこ工作室製作会実行委員会

共催:徳山大学

後援:山口県教育委員会

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Photo_20190920113601 製作セミナーの案内チラシ(赤線追記:山本)


Photo_20190920113701 高専のセミナーの案内チラシ(赤枠追記:山本)



あらためて、とても大きな企画の中のセミナーのひとつなんだと思いました。

それでも、私たちにできることは限られているので、

いつも通り、楽しく準備し、和やかな活動になればいいなと思いました。


三浦先生は3年前の製作会にもお手伝いとして参加されていましたし、

年々、徳山高専との関わりが増えていくのをとても嬉しく思っていました。


当日の様子を撮った写真を交えて、具体的に報告していきます。

(ここで、前もって、長文報告であることをお伝えしておきます(^-^;)



セミナー当日は学生さんたちが10人も参加してくださっていました。

電気関係の学科でなくても、展示したような機器類に触れる機会は多いと思いますが、

展示の準備中に、興味深く機器類に触れられている様子をみると楽しそうでした。


参加者は周南総合支援学校の先生方だけではなく、保護者の方や大学生、

他の特別支援学校の先生方や病院や施設のOTさんやSTさんなど、

いろんな立場の方たちがいらっしゃいました。


原さんの開会のあいさつ後、学生さんたち1人1人が自己紹介を兼ねて、

参加への想いを語ってくださいました。


Photo_20190920115201 高専の学生さん紹介


Photo_20190920115202 高専の学生さんの自己紹介



その後のセミナーの司会は学生さんが担当されました。

製作のサポートだけでなく、こうした役割を組まれているのもいいなと思いました。



午前中のワークショップでは、

三浦先生から事例紹介として「障害者支援実践の講演」がありました。



Photo_20190920115801 三浦先生の講演


Photo_20190920115802 三浦先生の講演



その後、山ねこ工作室の活動内容、活用事例紹介では、

山ねこと私が役割分担してお話をしました。


Photo_20190920115901 山ねこからのお話


Photo_20190920115902 山ねこからのお話  


私は事例報告担当なので、今まで関わらせていただいた事例を中心に、

今回は私の両親(2年前に他界)の介護中の話もさせていただきました。


Photo_20190920120001 淳子からのお話


参加者のみなさんも学生さんたちも興味深く聴いてくださったのが嬉しかったです。


展示した機器類の解説と体験タイムは、みなさん楽しみにされていたようです。


Photo_20190920120101 展示機器の説明


Photo_20190920120201 展示機器の説明


Photo_20190920120202 展示機器の説明(シートスイッチ)


Photo_20190920120203       

                       展示機器の説明(筋電スイッチ:システムデザイン・ラボ
)



体験タイムでは、 担当されている方たちをイメージした具体的なご相談などもあり、

短時間の中にみなさんの熱い想いが凝縮していて、熱意と活気を感じました。


Photo_20190920120401 展示機器の体験


Photo_20190920120402 展示機器の体験



午後の製作会では、学生さんたちがテーブル毎に付いてサポートをしてくださいました。


最初は、参加者も学生さんたちも、山ねこの製作手順の説明を聞き、

学生さんたちは参加者の進捗状況を見守る形でのサポートをされていました。


Photo_20190920120503 製作会


Photo_20190920125201  製作会


Photo_20190920120502 製作会


Photo_20190920120701 製作会


Photo_20190920120801 製作会


Photo_20190920120802 製作会


Photo_20190920120901 製作会



こうした製作は、説明を聞かなくてもできてしまう方たちもいます。

学生さんたちの「最初は見守る形で…というスタンス」はとても良かったと思います。


進行する中で、不安なところやわからないところは、学生さんたちにヘルプが入り、

学生さんたちもフォローされ、時間の経過と共にそんなやり取りも深まっていきました。


Photo_20190920121001 製作会


Photo_20190920121002 製作会


Photo_20190920121101 製作会


Photo_20190920121102 製作会


Photo_20190920121103 製作会


私はそんな様子を見守りつつ、記録写真を撮っていましたが、

各テーブルのみなさんの談笑や和やかな雰囲気がとても嬉しく、感動していました。


Photo_20190920123901 動作確認



周南総合支援学校は、日頃から、徳山高専との繋がりが深く、

学生さんたちにいろんな教材を作ってもらったり、

学校内で壊れた機器を修理してもらったりなど、日常的な交流があるとのことです。


Photo_20190920121401 高専製作の教材



「ディスカッション」では、セミナーの感想だけでなく、

企画についての感想や支援機器や支援についての話題も出ました。

学生さんたちも発言してくださり、有意義な時間になりました。


Photo_20190920121301 ディスカッション


Photo_20190920121302 ディスカッション



高専の谷本先生が発言された時には、学生さんたちが一斉にスマホを向けられました。


ちょっとビックリするようなシーンでしたが、

日頃から、学生さんたちが高専の先生方を慕い、

良い関係で学校生活を送られているからなんだと思いました。



私は、児童・生徒さん、学生さんたちの学校生活は、

先生方との関係が楽しさや快適さに影響すると思っているので、

そんなちょっとしたシーンにも感動してしまいました。



「世代や職種を超えて連携することの重要性」は昔から言われていますが、

現実的には表面的だと感じることも多いです。


それだけに、三浦先生や高専や田原さんたちの取り組みに「実体性」を感じました。


日頃から日常的な交流の積み重ねがあるからこそ、

「実体性」のある連携が生まれるんだなと実感しました。


今回の企画は、そんな中から生まれた企画だったんだと再認識し、

お手伝いさせていただいた私たちも充実感や達成感を感じました。


セミナー実施にあたり、田原さん、三浦先生はじめ、たくさんの方たちには

大変お世話になりました。


特に、学生さんたちにはたくさん助けていただき、私たちも嬉しく、心強かったです。

1人1人の学生さんたちの優しさ、心遣い、頼りがいなども感じました。 


今回のセミナーは、テーマでもあった「共生社会」そのものだったと感じています。


山ねこ工作室は、山ねこの故郷山口でも、

こうしてたくさんの方たちに育てていただけることに心から感謝しています。

ありがとうございました。



ここまで書いて、かなり長文になっていますが、

ご協力いただいたアンケートをまとめた中から、一部をご紹介しておきます。


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・とても参考になりました。

  学生が根気よく見てくださりとても助かりました。


 
・自分だけでは作るのは難しくても、アイディアがあれば相談できる仲間を作ること、

  高専との繋がりができると良いなと思いました。


 ・高専のみなさんも頼もしく感じました。

  高専は共生社会のリーダーになってくださると感じました。


 ・いろいろな立場の方と一緒に活動できることが本当にありがたい、貴重な時間になりました。


 ・今日1回で終わりではなく、今日の出会いを繋げたり、

  
これから発展させたりしたいと思いました。


 ・全てが勉強になりました。

  子どもたちの可能性のために今後も取り組んでいきたいです。


 ・支援機器やスイッチを使って、どんなふうに生活を豊かにできるだろう、

  こんなことができたら生活が広がるな、楽しいだろうなということを

  たくさん考えられたらと思います。


 ・生活を支える視点から、自分でできることはなるべくやるできるように

  工夫してやるためのアイディアを、本人の実際の様子を納得するまで聞き取って

  製作されていることを素晴らしく思いました。

  学校生活の延長線上にある社会生活を見据えて、

  教材教具から生活用具への意識改革は大切な点だと思いました。


 ・子ども、障害のある人、高齢者全ての人が安心して暮らせる社会に向けて、

  医療・福祉・教育・テクノロジーそれぞれが連携してできることをやろうという

  周南地域を拠点とした大きなうねりを感じました。

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当日は、山口新聞社の取材も入っていて、

あらためて、今回の高専の取り組みがとても注目されていることも知りました。


今後の徳山高専と徳山大学、特別支援学校、企業、その他、

いろんなところとの繋がりと取り組みに、私たちも目が離せません。


セミナーを通して、気づき、学ばせていただいたことを

私たちの今後の活動に活かしていこうと思います。


翌日の山口新聞の朝刊に今回のセミナーのことが掲載されていました。

私たちのことが多く取り上げられていて、ビックリしました(^-^;


Photo_20190920205701  山口新聞 8月11日朝刊


セミナーの翌日は実家に帰省しました。

その新聞を義母に見せて、セミナーの報告をすると

「好きなことをやってるだけなのに、みなさんに感謝され、喜ばれるなんて幸せなことじゃねぇ。

ええこと、ええこと!」と言ってとても喜んでくれました。


義母も他界した両親も、私たちを見守り、応援し続けてくれていることも嬉しいです。


これから、山口への帰省も増えそうです。


最後に、打上げ飲み会の写真を紹介して、終わります。


1_20190920122601 打上げ飲み会


2_20190920122601 打上げ飲み会


長文報告を最後まで読んでくださったみなさん、
ありがとうございました。 

2019年9月17日 (火)

夏休みの活動1~鹿島特別支援学校の「自立活動Ⅰ教材製作会」のお手伝い~

今年、初めて、鹿島特別支援学校の製作会のお手伝いをさせていただきました。

活動日は8月2日(金)でした。


昨年の夏、マジカルトイボックスのイベントで出逢った方から、

今年の4月に依頼の連絡が入りました。


その方は「自立活動係」でもあり、私たちと連絡を取り合う担当者として、

当日まで、メール等で何度もやり取りしながら進めてきてくださいました。

日々のお仕事もある中でのやり取りは大変なところもあったと思いますが、

依頼をいただくだけで、進めていく途中でのこうしたやり取りが不充分だと、

私たちも学校側の実情もわからず、困ってしまうこともあるからです。



山ねことは違ったところで、私も
細かいところが気になる人なので、

私からも、何度も問い合わせや確認もさせていただきました。

それらを学校や係の中で相談・検討し、随時、お応えいただけたことも

本当に嬉しかったです!!



実施スタイルも、私たちが他の製作会やセミナーで重要視している

「午前が事例報告&展示・体験、午後が製作&振り返り」というご提案もいただき、

とても良かったです。



「会の達成感は企画側の趣旨の明確さと相互確認、準備期間のやり取りの充足で決まる」


長年、お手伝いしてきて、私がいつも感じていることです。



製作会当日の様子は写真で紹介します。


Photo_20190917164201 玄関の掲示物  


 Photo_20190917164901 スイッチ・機器類の展示


Photo_20190917164801 スイッチ・機器類の展示


Photo_20190917164701 スイッチ・機器類の展示


Photo_20190917164601 視線入力体験コーナー


Photo_20190917175601 参考文献紹介コーナー


Photo_20190917164301 ワークショップ(活動紹介・事例紹介など )


Photo_20190917164302 ワークショップ(活動紹介・事例紹介など )


Photo_20190917164303 ワークショップ恒例の「スイッチクイズ」


事例報告では、2年前に他界した両親の介護中の話もさせていただきました。

特別支援学校の先生方対象の研修で、高齢者の介護の話は違和感があるかも知れません。

しかも、山ねこ工作室の事例というより、家族としての対応を事例紹介するので、

より違和感があったかも知れません。


それでも、人に関わり、関係者の方たちと繋がり合って、

より良い支援を考えるという視点でいうと、とても大事な話だと考えて、

具体的なエピソードを添えてお話させていただきました。


Photo_20190917164401 スイッチ・機器類の説明


Photo_20190917164501 スイッチ・機器類の説明


Photo_20190917164502 スイッチ・機器類の説明



体験タイムでは、初めて見る機器や体験する機器を実体験され、歓声があがったり、

先生同士が、担当されているお子さんたちのことを見据えて意見交換されたり、

学部の違う先生同士が助言し合ったりされていました。



昼食時間のフリートークでも、体験タイムでの話題からの繋がりで、

貴重なお話をたくさん伺うことができました。


Photo_20190917175701 昼食タイム(午後の製作会の準備)


Photo_20190917165101 製作会の前のオリエンテーション


Photo_20190917165201 製作会の前のオリエンテーション


Photo_20190917165301 製作会の前のオリエンテーション


Photo_20190917165302 製作会の前のオリエンテーション


Photo_20190917165401 製作会の前のオリエンテーション




製作会ははんだ付け作業初心者の方たちも多いということだったので、

担当者の方と事前に打合せ、限られた時間にスムーズに製作が進むよう、

作業工程の一部を山ねこが事前に準備したキットを活用していただきました。



製作されたものは「タッチスイッチ」と「BDアダプター」です。

この「タッチスイッチ」は「ショット/ラッチ切替スイッチ」を付けたニューバージョンでした。


Photo_20190917175201 タッチスイッチ


Photo_20190920081301 タッチスイッチ内部
 


ラッチ機能をご存知ない方たちもいらっしゃいましたが、

ご説明すると、お子さんによって有効なことをわかっていただき、

とても喜んでいただけました。


いろんな製作会で、山ねこが「ちょっとお得な仕込み」をしているのを知っているので、

みなさんの感動と称賛が「山ねこへのご褒美」のようで嬉しかったです(*^^*)



作業の進捗状況には個人差があるので、

早く終わった方はサポートに回ってもらうようにしました。

私たちがお手伝いする製作会では、始まる前に、

「全ての行程を1人ですると考えず、お互いにサポートし合おう」

「SOSを出して、楽しく製作しよう」と提案しています。


それもあって、活動中、自然にサポートの流れができると同時に、

和気藹々とした空気感があふれていました。

そんな和やかな中で、私たちにはわからない先生方の個性や得意なところも見えてくるようで、

お互いに感謝し合ったり、褒め合ったりされていました。



そんな様子を見ていると、お互いの良さを知り、認め合って、

コミュニケーションし合うことの大切さを実感させていただけます。

製作会を通して、私たちが気づき、学ばせていただくことは多いです。


Photo_20190917165402 製作会の様子


Photo_20190917165501 製作会の様子


Photo_20190917165502 製作会の様子



Photo_20190917165701 動作確認



振り返りタイムでは、全体の感想だけでなく、

作ったものをどんな場面で活用してみたいかなどを発表してくださいました。

作ったものが同じでも、活用のしかたはいろいろあって良いと思います。

他の方たちの話を聞くことで、新たなアイディアが浮かぶこともあります。


実際に使う前から、私たち自身がワクワク感を持つことは大事です。

みなさんのワクワク感が伝わってきて、とても嬉しかったです。



参加者の中には、すでにおつき合いのある方もいました。

異動前の水戸特別支援学校の製作会でお会いした方もいて、

水戸に在勤中に作られたものを元に手づくりされたグッズも見せていただきました。



Photo_20190917170201 見せていただいたグッズ


Photo_20190917170203 見せていただいたグッズ


Photo_20190917170202 見せていただいたグッズ(内部)  

  (説明)

    穴の中に円柱の積み木を入れると中に取り付けたスイッチにあたり、

    録音された動物の声などが聴こえる



いろんな出逢いが繋がっていることもわかり、とても嬉しくなりました。



最後に、当日のアンケートとメールでいただいた感想の中から、

一部、抜粋してご紹介します。



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・スイッチにも多くの種類があるのがわかり、良かったです。

   
製作会などいろいろ参加してみたいと思いました。


  ・今までいろいろなスイッチ教材やVOCAの研修会に参加したことがありましたが、

   こんなにもいろいろな種類があり、少し工夫をすれば、

   いろいろな使い方ができることを初めて知りました。

   午後の製作会に参加できず、すごく残念ですが、

   午前中だけでも参加でき、良かったです。ありがとうございました。


  ・
はんだ付けは1回しか経験がなく不安でしたが、

   同じテーブルの先生方と協力し合って製作できて楽しかったです。

   自分で作ったスイッチでおもちゃが動いたときは嬉しかったです。


  
・スイッチを作ったことで満足してしまわず、

   子どもたちの生活、学習にどう生かしていくかが大事ですというお言葉に応えられるよう、

   アイディアを絞りながら活用していきたいと思います。


  ・スイッチを作るのもそうですが、これからそういった教材を

   どのように活用していくか考えていきたいと思いました。

   子どもたちが興味・関心を持って活動できる教材を作りたいと思いました。


  ・作る喜び、子どもへの使いたい意欲をかきたてられました。


  
・子どもたちに使ってみたいと思うものがたくさんありました。

   宝の山です。ありがとうございました。


  ・「ものづくり 心をつなぐ 人づくり」という言葉が心に残りました。

   自分の身体の中で、小さな一つのことが「できる」ことが何かを表現したり、

   楽しんだりすることに繋がることを実感しました。


  ・1人のお子さんに対して、保護者、学校だけでなく、

   さまざまな関係機関が連携して支援をしていくことが

   とても大切であると改めて思いました。


  
・たくさんのスイッチ教材や視線入力訓練ソフトを

   ワクワクしながら体験する先生方から聞こえてくるのは担当の子どもたちの話でした。

   
お互いに話をしながら研修できたことは、今回の研修・教材を通して

   先生方のつながりも生まれた時間になったように感じています。

   
また、午前中のワークショップでのお話をお聞きしてから

   午後の製作をすることで、より深まりのある研修となりました。

   とても良い時間をいただき、私たち参加者一同感動しました。

   とても楽しかったです!本当にありがとうございました。
 
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参加者のみなさんと私たちが感じたことに共通点も多く、

研修が終わった後の片づけの時間も余韻が残っていて、話が尽きないほどでした。


素敵な先生方に出逢えたことに感謝し、私たちもまた頑張っていこうと思いました。


作成できたアンケートまとめは、学校にも送りました。


新学期に入り、子どもたちと先生方がどんな楽しい時間を過ごされるか

想像するだけでワクワクします。

研修時にお願いしたように、みなさんから報告が届くのを楽しみにしています。

2019年9月14日 (土)

「辻 友紀子 ひかりのパステル画展」のご案内

今日から始まる「辻 友紀子 ひかりのパステル画展」のご案内です。

友人のゆっこさんの個展です。

9月14日~10月14日まで、

「アクアワールド茨城県大洗水族館4階企画展示室内」で開催されます。


A チラシの表面  


B チラシの裏面  



ゆっこさんから【個展の広報お手伝いのお願い】が届きました。


ゆっこさんの紹介やエピソードも入れて広報してくれたら嬉しいとのことなので、

ゆっこさんとの出逢いから今日までの歴史を振り返りながら、

このブログで、少しでも応援ができたらいいなぁと思って書きます。



ゆっこさんとは、20年前に「パソボラ茨城」というサークルで出逢いました。

ゆっこさんとのおつき合いは、そのサークルのイベントの企画・運営のお手伝いや

ゆっこさんが2000年に初出店した水戸芸術館広場で開かれていた「芸術市」という

フリーマーケットの「出逢いと夢の空間づくり」を通して深まっていった気がします。



緑の芝生広場と小さな赤いトランク 山ねこ工作室のブログ(2015年5月10日付)

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-8b20.html



ゆっこさんと私とは年齢的には20歳以上も離れていますが、

「人と人との出逢いと繋がりを大切にしていること」

「ものづくりや場づくりが大好きなこと」

「どんなことも、遊び心をフルに使って楽しむこと」

この3つの共通点はとても大きいと感じています。



この3つは「生きる支え」でもあり、「生きる力」でもあります。



2005年には、私が仲間と共に始めた「子育てサロンうちはらっぱ」の

イメージイラストとロゴマークの作画をお仕事として依頼し、描いていただきました。

「うちはらっぱ」という名前の名づけ親もゆっこさんです。


 
今年は「福祉のえん日」の案内チラシのイラストも描いていただきました。


Photo_20190914105001「福祉のえん日」のチラシとゆっこさんと私  



初めて出逢った時から、ゆっこさんも私も本当にいろんなことがありました。

そのたびに、お互いの想いを伝え合い、励まし合い、支え合ってきました。



「緑の広場」にいたあの頃のゆっこさんも、

その後、パステル画家、絵本画家として、数々の個展を開いてこられたゆっこさんも、

私にとって、大切で、大きな存在であることは変わりません。



そんなゆっこさんの新たな場所で開かれる「パステル画展」です。



「青とひかりの世界」

…大洗の海や魚たちとのコラボ…

きっと、ステキな出逢いがあるでしょう。

胸がワクワクします\(*^^*)/


盛会を心からお祈りしています(*^^*)


以下、ゆっこさんのFBの投稿を紹介しておきます。


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いきいき茨城ゆめ国体いきいき茨城ゆめ大会文化プログラム事業


青とひかりの世界。

「辻 友紀子 ひかりのパステル画展」


会期:令和元年9月14日(土)~10月14日(月・祝)

会場:アクアワールド茨城県大洗水族館4階企画展示室内(茨城県東茨城郡大洗町)

入場料:無料【別途入館料がかかります】

営業時間:9:00~17:00(最終入場 16:00)

アクセス:▽以下のアクアワールド公式サイトをご確認ください。

http://www.aquaworld-oarai.com/


作者よりメッセージ:

本展は、2019年秋・茨城県にて開催のゆめ国体とゆめ大会の開催に合わせて

企画された展示会です。

水族館とパステル画のコラボレーションを通じて、

多くのかたに「ひかり」を、届けられたら、しあわせです。

『希望』(画像のパステル画)を中心に、全18点の作品を展示いたします。

青とひかりの世界、どうぞ、ごゆっくり、ご覧ください。


案内カードの画像:

絵: 辻 友紀子

デザイン: 小笠原 いづみ


☆最新情報は、こちら!

【車椅子のパステル画家・辻友紀子の公式Facebookページ】

https://www.facebook.com/tsujiyukiko.info

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