« 夏休みの活動1~鹿島特別支援学校の「自立活動Ⅰ教材製作会」のお手伝い~ | トップページ | 夏休みの活動3~水戸特別支援学校の「教材・教具製作会」のお手伝い~ »

2019年9月20日 (金)

夏休みの活動2~スイッチ支援機器製作セミナー(山口)のお手伝い~

山口での製作セミナーのお手伝いは、今年3年めとなります。



初めてお手伝いさせていただいた時のことは、2年前のブログに書いてあります。

「ご縁のえん」 山口での初活動 ~ 手作りスイッチ製作セミナー ~ 2017年8月26日付

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-fc7e.html



今年は、5月に、より大々的な企画として依頼が入りました。

依頼の連絡をくださったのは、今まで同様、周南総合特別支援学校の田原さんです。

徳山高専による地域共生社会をめざした事業の中のセミナーのひとつとのことでした。



具体的なことは徳山高専の三浦先生と田原さんが打合せをされ、

三浦先生からはセミナーに関する要望も出されました。


セミナーを通して、事業の目的でもあるこういった製作や共生社会への理解について、

参加者で意見を出し合う「ディスカッション」の場を作ってほしいという内容でした。


この内容は、私自身が元々望んでいたことでもあり、

過去のセミナーでも「振り返りタイム」としてスケジュールに組み込んでほしいと

田原さんにお願いしてきたこととも共通しています。


毎回、実際に組み込んでいただいてきましたが、製作時間の関係で、

残念ながら、時間が足りなくなることもありました(^-^;


そんなわけで、三浦先生の要望は願ったり、叶ったりで、

私たちにとっても嬉しいことでした。


当日は学生さんたちが製作サポーターとして参加してくださるという

これまた嬉しいお話もあり、依頼時からワクワクしていました。



製作するものは、「ディスカッション」の時間を含め、時間配分も考慮し、

過去に山ねこ工作室が依頼された製作会等で実績のあるものを提示し、

意見交換して、以下の3点に決まりました。


①握りスイッチ(エスコアールのキット)の製作

②電動しゃぼん玉マシーンの改造

③リモコンコンセントのリモコンの製作


打合せ後、届いた「案内チラシ」を見て、ちょっとビックリしました。


----------------------------------------------------------------------------

2019年度 科学技術振興機構科学技術コミュニケーション推進事業

未来共創イノベーション活動支援事業「共生人材育成エコシステムの構築」


第7回 多様性と共生を考えるセミナー

第3回 山ねこ工作室 製作会


主催:徳山工業高等専門学校・山ねこ工作室製作会実行委員会

共催:徳山大学

後援:山口県教育委員会

----------------------------------------------------------------------------


Photo_20190920113601 製作セミナーの案内チラシ(赤線追記:山本)


Photo_20190920113701 高専のセミナーの案内チラシ(赤枠追記:山本)



あらためて、とても大きな企画の中のセミナーのひとつなんだと思いました。

それでも、私たちにできることは限られているので、

いつも通り、楽しく準備し、和やかな活動になればいいなと思いました。


三浦先生は3年前の製作会にもお手伝いとして参加されていましたし、

年々、徳山高専との関わりが増えていくのをとても嬉しく思っていました。


当日の様子を撮った写真を交えて、具体的に報告していきます。

(ここで、前もって、長文報告であることをお伝えしておきます(^-^;)



セミナー当日は学生さんたちが10人も参加してくださっていました。

電気関係の学科でなくても、展示したような機器類に触れる機会は多いと思いますが、

展示の準備中に、興味深く機器類に触れられている様子をみると楽しそうでした。


参加者は周南総合支援学校の先生方だけではなく、保護者の方や大学生、

他の特別支援学校の先生方や病院や施設のOTさんやSTさんなど、

いろんな立場の方たちがいらっしゃいました。


原さんの開会のあいさつ後、学生さんたち1人1人が自己紹介を兼ねて、

参加への想いを語ってくださいました。


Photo_20190920115201 高専の学生さん紹介


Photo_20190920115202 高専の学生さんの自己紹介



その後のセミナーの司会は学生さんが担当されました。

製作のサポートだけでなく、こうした役割を組まれているのもいいなと思いました。



午前中のワークショップでは、

三浦先生から事例紹介として「障害者支援実践の講演」がありました。



Photo_20190920115801 三浦先生の講演


Photo_20190920115802 三浦先生の講演



その後、山ねこ工作室の活動内容、活用事例紹介では、

山ねこと私が役割分担してお話をしました。


Photo_20190920115901 山ねこからのお話


Photo_20190920115902 山ねこからのお話  


私は事例報告担当なので、今まで関わらせていただいた事例を中心に、

今回は私の両親(2年前に他界)の介護中の話もさせていただきました。


Photo_20190920120001 淳子からのお話


参加者のみなさんも学生さんたちも興味深く聴いてくださったのが嬉しかったです。


展示した機器類の解説と体験タイムは、みなさん楽しみにされていたようです。


Photo_20190920120101 展示機器の説明


Photo_20190920120201 展示機器の説明


Photo_20190920120202 展示機器の説明(シートスイッチ)


Photo_20190920120203       

                       展示機器の説明(筋電スイッチ:システムデザイン・ラボ
)



体験タイムでは、 担当されている方たちをイメージした具体的なご相談などもあり、

短時間の中にみなさんの熱い想いが凝縮していて、熱意と活気を感じました。


Photo_20190920120401 展示機器の体験


Photo_20190920120402 展示機器の体験



午後の製作会では、学生さんたちがテーブル毎に付いてサポートをしてくださいました。


最初は、参加者も学生さんたちも、山ねこの製作手順の説明を聞き、

学生さんたちは参加者の進捗状況を見守る形でのサポートをされていました。


Photo_20190920120503 製作会


Photo_20190920125201  製作会


Photo_20190920120502 製作会


Photo_20190920120701 製作会


Photo_20190920120801 製作会


Photo_20190920120802 製作会


Photo_20190920120901 製作会



こうした製作は、説明を聞かなくてもできてしまう方たちもいます。

学生さんたちの「最初は見守る形で…というスタンス」はとても良かったと思います。


進行する中で、不安なところやわからないところは、学生さんたちにヘルプが入り、

学生さんたちもフォローされ、時間の経過と共にそんなやり取りも深まっていきました。


Photo_20190920121001 製作会


Photo_20190920121002 製作会


Photo_20190920121101 製作会


Photo_20190920121102 製作会


Photo_20190920121103 製作会


私はそんな様子を見守りつつ、記録写真を撮っていましたが、

各テーブルのみなさんの談笑や和やかな雰囲気がとても嬉しく、感動していました。


Photo_20190920123901 動作確認



周南総合支援学校は、日頃から、徳山高専との繋がりが深く、

学生さんたちにいろんな教材を作ってもらったり、

学校内で壊れた機器を修理してもらったりなど、日常的な交流があるとのことです。


Photo_20190920121401 高専製作の教材



「ディスカッション」では、セミナーの感想だけでなく、

企画についての感想や支援機器や支援についての話題も出ました。

学生さんたちも発言してくださり、有意義な時間になりました。


Photo_20190920121301 ディスカッション


Photo_20190920121302 ディスカッション



高専の谷本先生が発言された時には、学生さんたちが一斉にスマホを向けられました。


ちょっとビックリするようなシーンでしたが、

日頃から、学生さんたちが高専の先生方を慕い、

良い関係で学校生活を送られているからなんだと思いました。



私は、児童・生徒さん、学生さんたちの学校生活は、

先生方との関係が楽しさや快適さに影響すると思っているので、

そんなちょっとしたシーンにも感動してしまいました。



「世代や職種を超えて連携することの重要性」は昔から言われていますが、

現実的には表面的だと感じることも多いです。


それだけに、三浦先生や高専や田原さんたちの取り組みに「実体性」を感じました。


日頃から日常的な交流の積み重ねがあるからこそ、

「実体性」のある連携が生まれるんだなと実感しました。


今回の企画は、そんな中から生まれた企画だったんだと再認識し、

お手伝いさせていただいた私たちも充実感や達成感を感じました。


セミナー実施にあたり、田原さん、三浦先生はじめ、たくさんの方たちには

大変お世話になりました。


特に、学生さんたちにはたくさん助けていただき、私たちも嬉しく、心強かったです。

1人1人の学生さんたちの優しさ、心遣い、頼りがいなども感じました。 


今回のセミナーは、テーマでもあった「共生社会」そのものだったと感じています。


山ねこ工作室は、山ねこの故郷山口でも、

こうしてたくさんの方たちに育てていただけることに心から感謝しています。

ありがとうございました。



ここまで書いて、かなり長文になっていますが、

ご協力いただいたアンケートをまとめた中から、一部をご紹介しておきます。


--------------------------------------------------------------

 
・とても参考になりました。

  学生が根気よく見てくださりとても助かりました。


 
・自分だけでは作るのは難しくても、アイディアがあれば相談できる仲間を作ること、

  高専との繋がりができると良いなと思いました。


 ・高専のみなさんも頼もしく感じました。

  高専は共生社会のリーダーになってくださると感じました。


 ・いろいろな立場の方と一緒に活動できることが本当にありがたい、貴重な時間になりました。


 ・今日1回で終わりではなく、今日の出会いを繋げたり、

  
これから発展させたりしたいと思いました。


 ・全てが勉強になりました。

  子どもたちの可能性のために今後も取り組んでいきたいです。


 ・支援機器やスイッチを使って、どんなふうに生活を豊かにできるだろう、

  こんなことができたら生活が広がるな、楽しいだろうなということを

  たくさん考えられたらと思います。


 ・生活を支える視点から、自分でできることはなるべくやるできるように

  工夫してやるためのアイディアを、本人の実際の様子を納得するまで聞き取って

  製作されていることを素晴らしく思いました。

  学校生活の延長線上にある社会生活を見据えて、

  教材教具から生活用具への意識改革は大切な点だと思いました。


 ・子ども、障害のある人、高齢者全ての人が安心して暮らせる社会に向けて、

  医療・福祉・教育・テクノロジーそれぞれが連携してできることをやろうという

  周南地域を拠点とした大きなうねりを感じました。

--------------------------------------------------------------


当日は、山口新聞社の取材も入っていて、

あらためて、今回の高専の取り組みがとても注目されていることも知りました。


今後の徳山高専と徳山大学、特別支援学校、企業、その他、

いろんなところとの繋がりと取り組みに、私たちも目が離せません。


セミナーを通して、気づき、学ばせていただいたことを

私たちの今後の活動に活かしていこうと思います。


翌日の山口新聞の朝刊に今回のセミナーのことが掲載されていました。

私たちのことが多く取り上げられていて、ビックリしました(^-^;


Photo_20190920205701  山口新聞 8月11日朝刊


セミナーの翌日は実家に帰省しました。

その新聞を義母に見せて、セミナーの報告をすると

「好きなことをやってるだけなのに、みなさんに感謝され、喜ばれるなんて幸せなことじゃねぇ。

ええこと、ええこと!」と言ってとても喜んでくれました。


義母も他界した両親も、私たちを見守り、応援し続けてくれていることも嬉しいです。


これから、山口への帰省も増えそうです。


最後に、打上げ飲み会の写真を紹介して、終わります。


1_20190920122601 打上げ飲み会


2_20190920122601 打上げ飲み会


長文報告を最後まで読んでくださったみなさん、
ありがとうございました。 

« 夏休みの活動1~鹿島特別支援学校の「自立活動Ⅰ教材製作会」のお手伝い~ | トップページ | 夏休みの活動3~水戸特別支援学校の「教材・教具製作会」のお手伝い~ »

山ねこ工作室の活動」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 夏休みの活動1~鹿島特別支援学校の「自立活動Ⅰ教材製作会」のお手伝い~ | トップページ | 夏休みの活動3~水戸特別支援学校の「教材・教具製作会」のお手伝い~ »