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2019年10月 8日 (火)

夏休みの活動4~夏祭りのお手伝い~

10月に入ったのに、まだ残っていた「夏休みの活動報告」です(^-^;

8月31日(土)筑波大学附属病院小児患者保護者のおしゃべり会(※)主催の夏祭りの

お手伝いに行ってきました。


※小児患者保護者のおしゃべり会

https://m.facebook.com/osyaberi/


Photo_20191008105601 案内チラシ 表面


Photo_20191008105602 案内チラシ 裏面


おしゃべり会の代表の五十嵐さんとは

2017年9月3日「かけはしねっと(※)」企画の入力支援機器の展示・体験会で

初めてお会いしました。


※医療的ケアを必要とする子どもの親の会「かけはしねっと」

https://kakehashinet.jp/


一緒に参加されていた五十嵐さんのご主人は、元々、スイッチづくりをされていて、

娘さんは期待に応えて、破壊するんじゃないかと思うほど、

自分でおもちゃを動かすことを喜び、楽しんでいるとのことでした。


五十嵐さんは、娘さんが喜び、楽しんでいる様子をみて、

ずっと、他のお友だちにも体験してもらいたいと考えていらっしゃったそうです。


五十嵐さんには、2年前から「おしゃべり会」のお話も伺っていて、

「いつか山ねこ工作室にお手伝いをお願いしたい」と言われていたので、

今回のお手伝いは、2年前の初めての出逢いの日から始まっていたとも言えます。



今年の5月、五十嵐さんから正式に依頼を受け、その後、

何度もメール等でやり取りし、本番に向けて準備をしてきました。


具体的に、私たちがお手伝いすることになったのは、

夏祭りの縁日のひとつ「水鉄砲で的当て」です。


過去2回の夏祭りでは、市販の水鉄砲をそのまま使っていたそうで、

手指等うまく使えない子どもたちは「自分でできる体験」ができにくく、

どうしても受け身的になってしまっているとのことでした。


そこで、山ねこ工作室の手づくりスイッチ類を活用して、

子どもたちに、少しでも「自分でできる体験」をする機会を作りたい、

そして、ご家族や医療関係者の方たちなどにも、スイッチ類の存在や

子どもたちの可能性を知ってもらえる機会を作りたいとのことでした。


もちろん、そんな五十嵐さんの想いはよくわかりましたし、

何より共感できたのは「夏祭りを盛り上げるためご協力ください」というメッセージでした。


イベントを企画し、運営するのは簡単なことではないことを私たちも知っています。


特に、子育てしながらの企画・運営は大変だと思います。

それだけに、五十嵐さんのメッセージの中に

「一緒に楽しむ」「盛り上げる」というキーワードが何度も出ていたので、

よりいっそう共感できました(*^^*)


いろいろ検討中に、過去の夏祭りの写真を送っていただき、

具体的な様子も聴かせていただけたので、

私たちもイメージを膨らませていくことができました。


「電動水鉄砲」はマジカルトイボックスのイベント会場で購入し、改造したものです。

大型の電動水鉄砲なので、水の噴射の威力も大きく、飛距離もあります。



Photo_20191008112001 改造済み電動水鉄砲


6月2日(土)には、五十嵐さんのお宅にお邪魔し、

五十嵐さんと娘さんとご主人と一緒に、いろんなスイッチ類を試してみました。


Photo_20191008110801 スイッチのお試し(五十嵐さん宅)


62106176_1164244120426981_54400376218645 スイッチのお試し(五十嵐さん宅)



娘さんは日常的に、ベッドサイドで「ひもスイッチ」を使っていらっしゃって、

連動した「ミニ扇風機」を自分で操作されています。

どちらも、ご主人が製作されたものです。


OTの友人も来ていたので、事前にいろいろ意見交換できました。

本番前にこうしたお試しタイムが持てたことは、とても参考になりました。


そして、迎えた夏祭り当日、

会場で出迎えてくださった五十嵐さんは浴衣姿でした。


3 五十嵐さんと記念写真


私も浴衣は考えたものの、着崩れることを予想し、やめました(^-^;

その代わり、山ねことお揃いの「ねこTシャツ」にしました。

ねこ柄の手ぬぐいも使ってみました。


五十嵐さん手づくりのお弁当と素敵なネームプレートも準備されていて感激しました。


Photo_20191008112301 五十嵐さん手づくりのお弁当とネームプレート


会場内は学生さんたちを含め、たくさんの方たちが準備をされてい

準備時間から熱気にあふれていて、ワクワクしました。


Photo_20191008112601 会場内準備中


私たちは「水鉄砲で的当て」の縁日以外に、

「夏を味わう楽しい遊びコーナー」として、

スイッチで操作できる「改造電動シャボン玉機」もいろいろ準備しました。


スイッチ類の「見える化」と「取りやすさ」を考慮し、

「スイッチ類を吊るすスタンド」を手づくりしました。


Photo_20191008192201 「スイッチ類を吊るすスタンド」(撮影:自宅)


Photo_20191008112401 掲示物(改造電動水鉄砲用)


Photo_20191008112501 掲示物(改造電動シャボン玉機用)


飾り付けなど準備をしているだけで、夏祭り気分が盛り上がり、

山ねこも私も「縁日のおっちゃん、おばちゃん」化していきました。



Photo_20191008112701

「水鉄砲で的当て」コーナー準備中(五十嵐さんと学生さんたち)



2_20191008112701

「水鉄砲で的当て」コーナー準備中(五十嵐さんと学生さんたち)



Photo_20191008114601 「水鉄砲で的当て」の縁日担当メンバー

  ※写真の中の「赤の囲み」の解説

    カートリッジ部分に長いホースを繋げるように改良し、

    ペットボトルやバケツから直接水が補充できるようにしました。


2_20191008114501 カートリッジ部分の改良



14時30分、開会あいさつの後、夏祭りが始まりました。


最初のプログラムは「壽ちんどん宣伝社(※)」さんの紙芝居でした。


※いばらき人図鑑 石原之壽さん 壽ちんどん宣伝社 座長

https://jinzukan.myjcom.jp/ibaraki/post/626


Photo_20191008112901 紙芝居タイム


Photo_20191008112801 紙芝居タイム


会場内は、壽さんの楽しい紙芝居と参加者のみなさんとのトークで、

笑いと共に、温かで、賑やかな雰囲気に包まれていました。



1
5時10分から、いよいよ縁日のスタートです。


会場内には「くじ引き」と「ヨーヨー釣り」の縁日と

「ゴブリン博士の工作ブース」がありました。


会場内での縁日と工作を楽しんできた方たちが

デッキの「水鉄砲で的当て」と「シャボン玉で遊ぼうコーナー」に来られました。


事前に、主催者の方たちがスイッチ体験ができるという予告案内もされていたので、

親子連れの方たちや医療関係者の方たちも、

その体験を楽しみに来られたことがよくわかりました。



「水鉄砲で的当て」の縁日は山ねこが担当していたので、

詳しい様子は私にはよくわかりません。


山ねこによると、五十嵐さんのご主人や学生さんたちのサポートで、

参加された親子と楽しくできたようです。


Photo_20191008114001 「水鉄砲で的当て」体験中


Photo_20191008114101 「水鉄砲で的当て」体験中


Photo_20191008114002 スイッチ検討中



学生さんたちは、準備の時からスイッチ類に驚き、興味津々でした。

学生さんたちが、そんな新鮮な感覚を持って、

子どもたちと共に楽しんでくださったからでしょう。


どんな方法であっても、子どもたちと楽しむことはできますが、

子どもたちが使いやすい工夫や配慮をすることで、楽しさも倍増します。


スイッチを使うことで「子どもたち自身ができる体験」に繋がったのは

良かったと思います。



この夏祭りは「おしゃべり会」主催ですが、

会場を借り切っていらっしゃるわけではないため、

入院中の患者さんたちやお見舞いのご家族たちも参加されていました。


それもあって、入院中の患者さんの中には、

何をやっているのかな?と見に来られ、体験されている方もいました


お祖父さまが楽しそうに体験されている様子を

お見舞いのお孫さんたちやご家族の方たちが見守り、

しそうにされていたのも印象的でした。


Photo_20191008113501 入院中の患者さん、「水鉄砲で的当て」体験中



「シャボン玉コーナー」は私が担当しました。


縁日ならではの空気感の中でみんなで一緒に楽しみながら、

個別に、スイッチ選びや設定などの対応をさせていただきました。



Photo_20191008113001 スイッチ検討中


このお子さんは 「右手の人差し指」が動くことがわかり、

「空気圧センサースイッチ」を使うことにしました。


Photo_20191008113101 「空気圧センサースイッチ」体験中


お母さんも、お祖母さんも、お兄ちゃんも、

お子さんのスイッチ操作にビックリし、感動されていました。

大人の会話(子どもたちの可能性・やりたい気持ちなど)を

嬉しそうに聞いているお子さんの姿が印象的でした。

嬉しさからか、お子さんの発声も聞かれました。




普段、このお子さんはiPadやスマホを使っているとのことで、

指先で軽く触れる「タッチスイッチ」が使いやすいようでした。


Photo_20191008113401 「シャワーヘッド型プッシュスイッチ」体験中


普段、このお子さんは大きめのスイッチを使っているらしく、

お母さんはこの大きさが使いやすそうとおっしゃっていました。

スイッチを押してシャボン玉が飛ぶたび、大喜びされていました。



お母さんたちのお話によると、

子どもたちは、日頃、スイッチを使っていることがないということや

使っていても、準備したような多種のスイッチの使用経験は少ないとのことで、

みなさん、多種のスイッチの存在そのものに驚かれていました。


また、同じスイッチでも、設定の工夫等が少ないのか、

設定のしかた次第で、ご本人が使いやすくなるようになることも、

いろいろ対応し合う中で、お母さんたちも実感されていくようでした。


医療関係者の方たちからも、同様の話が多く、

担当されている子どもたちが使えるかも知れない、使ってみたい…など、

その場で、関係者の方たちが意見交換されていたのも印象的でした。


そんな様子から、夏祭りに参加されていた子どもたちには、

遊びの経験等が少ないこともわかりました。


それだけに、夏祭りという和やかな場で、

みんなでワイワイ言いながら体験できる機会はいいなぁと思いました。


シャボン玉遊びを通して、

子どもたちと大人の笑顔あふれる楽しい共感タイムになったことは、とても嬉しいことでした。


Photo_20191008113701 「3連シャボン玉機」体験中


32 「3連シャボン玉機」体験中


Photo_20191008113601 「マイク型音声スイッチ」体験中

 
紙芝居を終えられた「壽ちんどん宣伝社」の壽さんの「ちんどんの音」は、

楽しい縁日をよりいっそう盛り上げてくださり、

私のテンションはますます上がっていきました。


Photo_20191008113901 「壽ちんどん宣伝社」の壽さんの「ちんどんタイム」



そこで閃いたのが、「マイク型音声スイッチ」で「ちんどんの音」を拾うことでした。



当然ながら、「マイク型音声スイッチ」は「ちんどんの音」に反応し、

シャボン玉が飛びました~!!!!!


壽さんは状況がわからず、不思議そうだったので、

壽さんだけでなく、他のみなさんにもわかるように解説しました。

壽さんが状況をわかってくださったことで、

「ちんどんの音」はより楽しい音を響かせ、

シャボン 玉もよりたくさん飛びました~!!!!!


その動画です(*^^*)

http://yamaneko.life.coocan.jp/y_video/syabondama.mp4



「水鉄砲て的当て」の縁日が閉店を迎える頃、

デッキは水遊びで盛り上がっていました。


2_20191008114301 水鉄砲で「水遊び」熱狂中


Photo_20191008114401 水鉄砲で「水遊び」熱狂中



子どもたちはもちろん、大人も水浸しになりながら大きな笑い声が響いていました。


私はまだいろいろ対応中で参加できませんでしたが、

やっぱり、水遊びは楽しいです(*^^*)

夏祭りのフィナーレにふさわしい賑わいでした!!


私たちはずっとデッキにいたので、会場内の様子は全くわかりません。

すべてが終わった後、ゴブリン博士さんと少しお話できました。


工作好きな私としては、いつかまた再会し、

ゴブリン博士さんやお仲間の方たちと工作を楽しみたいなと思いました。


夏祭り全体のことは、後日、おしゃべり会のfacebookや

ゴブリン博士さんのブログ(※)等で知ることができました(*^^*)


※小中部屋

https://konakabeya.exblog.jp/30768273/



最後に撮っていただいた集合写真を五十嵐さんから送っていただきました。


Photo_20191008114201 参加者(一部)・スタッフ・サポーター集合写真



この集合写真のたくさんの笑顔を見ると当日の熱気や楽しさが蘇ります。


いろんな立場の方たちが同じ場に集い、「楽しい時間」を共有し合うことで、

私たちも自分たちのことを再確認できます。


スイッチづくりは、こうして楽しい時間を一緒に過ごすためにある!!


特に、私は楽しい時間を積み重ねて、心を豊かにするために、

山ねこのスイッチづくりを見守り、応援しているんだということもあらためてわかりました。


山ねこと私に「楽しいあそび場」を与えてくださった五十嵐さん他、

たくさんのみなさんに感謝しています。


「縁日のおっちゃん、おばちゃん」

私たちにはこういう姿が似合っていることも再確認できました。


…ということで、「締めの写真」は「ねこのしっぽ」です!!


Photo_20191008114202 「ねこTシャツ」のバックプリント


可愛いTシャツですが、もう販売されていません…と思っていたら、

ネットで買えるようです。

https://shunyanshi-nekobu.raku-uru.jp/item-list?categoryId=6725


山ねこ工作室としては初めてのスタイルの活動でしたが、

やっぱり、こうして一緒に遊べる活動がいいなぁ(*^^*)

また、来年も参加できるといいなぁ(*^^*)

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