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2020年6月20日 (土)

視線入力体験の広がり その1

視線入力の研修会は全国各地で行われていますが、

1月22日、水戸で初めて(茨城県内初?!)開催されました。


もう半年も前のことですが、その日の熱気を鮮明に覚えています。


ブログに書いたよな…と思って見返すと書いていない…(^-^;

その記憶は曖昧でした(^-^;


遅ればせながら、簡単に報告します。

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日時:令和2年1月22日(水)

会場:愛正会記念茨城福祉医療センター

演題:子どもの可能性を信じよう ~テクノロジー活用によるアプローチ~

    「これからはじめる視線入力」

講師:伊藤史人氏

     (島根大学総合理工学研究科機械・電気電子工学領域 助教)

スぺシャルゲスト:原田リョータさん

     (障害当事者 16歳 MMD動画クリエーター)

企画:大子特別支援学校

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平日の昼間でしたが、95名もの方たちが集まりました。


伊藤さんの講演では、視線入力のことだけではなく、

まわりの人たちが本人の可能性を信じて関わることの重要性を繰り返し語られました。


視線入力の達人でもある子どもたちの動画もたくさん紹介されました。


Photo_20200619155601 講演中 


Photo_20200619155701 講演中


リョータさんは視線入力をしている様子やMMDを作っている様子を

「字幕入りの自作自己紹介ビデオ」でプレゼンされました。


講演後は視線入力体験タイムもありました。

体験している方もまわりで見ている方たちも

伊藤さんの説明や助言を熱心に聴かれていました。



Photo_20200619172001 視線入力体験タイム


Photo_20200619155702 視線入力体験タイム

 


Photo_20200619155801 視線入力体験タイム


Photo_20200619172301 視線入力体験タイム


福島のIさんと山ねこは、別コーナーに設置された

視線入力体験のサポートをしていました。


リョータさんは「ゲーム(バイオハザード)」を

実際にやっている様子を見せてくださいました。


Photo_20200619160002 リョータさん実演中


リョータさんのお母さん(美代子さん)の「miyo-kobo」の

手づくりスイッチや改造おもちゃの展示・体験コーナーもありました。


Photo_20200619160301 「miyo-kobo」展示・体験コーナー


山ねこ工作室の手づくりスイッチや改造おもちゃも友情出展しました。


始まりから終わりまで、会場内は熱気につつまれ、

とても充実した研修会でした。


研修会の翌日は、センターに隣接する水戸特別支援学校で、

伊藤さんによる児童・生徒さん対象の視線入力体験会が開かれるとのことで、

山ねこ工作室所有の「視線入力装置」と「miyasukuスタンド」をお貸ししました。


翌日、返却に来られた先生方のお話によると大盛況だったとのことです。


やっぱり、伊藤さんが直接対応される体験会はわかりやすく、

視線入力の意義だけでなく、支援の神髄がしっかり伝わるのだと思います。


私たちも含め、参加者にとって、

このような有意義な研修がその後に生かされてこそ、

本当の意味で、視線入力の意義や支援の神髄が浸透していくと思います。


その後、嬉しい報告がありました。


愛正会記念茨城福祉医療センターのOTのHさんからの報告です。


センター内で視線入力の自主研修をされるとのことで、2月16日に、

山ねこ工作室所有の「視線入力装置」と「miyasukuスタンド」をお貸ししていました。


自主研修後も、センター内で体験する場を作っていらっしゃったようです。


Hさんに了承を得て、伊藤さんにはHさんのメールを転送しました。

Hさんにはブログへの掲載の了承も得ています。


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●Hさん ⇒ 山本 4月12日 


ほぼ毎日のように試用の要望があり、

お陰さまで当センターでも購入申請を出し、

無事に導入する方向で進めていくことになりました。


今回お借りしたことで、リハビリだけでなく、

入所スタッフの理解も広げることができ、

皆で活用方法を考えるきっかけになりました。


まだ一台の購入ですが、

間違いなく皆さんの生活の幅を広げていく一助になると感じております。

本当にありがとうございました。


●山本 ⇒ Hさん 4月12日


お貸ししている視線入力装置一式が有効に使われているようで、とても嬉しいです。

短時間の体験会では良さが伝わりにくいので、

やっぱり、今回のような貸出は有効でしたねv(*^^*)v


リハビリだけでなく入所スタッフのみなさんへの理解も広げることができて、

本当に良かったですね。


購入の方向で話が進んでいるなら、なおさら嬉しいです!!

特に、進行性の障害や病気をお持ちのお子さんにとって、

こういう支援機器に、いつ出逢うかで明暗を分けることを見聞きしているので、

センターのような幼児期からの病院で導入されることは、

とても意義があると思います。


センターは水戸特別支援学校と繋がりが深いですし、

互いに情報交換しながら、子どもたちの生活の幅を広げていくために、

みんなで知恵を出し合っていってほしいなと願います。


●Hさん ⇒ 山本 4月12日


私たちにとっては、最高のタイミングで学ばさせていただき、

とてもありがたかったです。

伊藤先生へもよろしくお伝え下さい。


山本さんたちのご協力もあって、

正直こんなにスムーズに導入できるとは思ってもみませんでした。

本当にありがとうございます。


実際に使わせていただき、セッティングの難しさと

スタンドの重要性も感じることができました。


●山本 ⇒ Hさん 4月12日


研修会はタイムリーだったということですね。

伊藤さんにはそれも含め、お伝えしておきます。


「セッティングの難しさとスタンドの重要性」を実感してもらえたのは

とても良かったです!


そこが「重要ポイント」なので、

みなさんがじっくり試用体験できたことはとても良かったと思います。


●Hさん ⇒ 山本 4月23日


たくさん使用させていただき、本当に助かりました。

お陰様で、来週にはパソコンが届き、当センターでも運用開始となります!


看護師も含め、理解者を増やせたことが功を奏しました!!

練習場面の一部を撮影したので添付します。


Oka 視線入力練習中


Okb 視線入力練習中



また、稼働が開始しましたらご連絡させていただきます。


●山本 ⇒ Hさん 4月25日


来週、パソコンも届き、運用開始になるんですね。

とても嬉しいです。

ぜひ、稼働が開始されたら、ご連絡いただけると嬉しいです。


1月の研修会後、水戸特別支援学校にも視線入力装置一式が導入されたそうです。


センターと水戸特別支援学校は日頃から繋がりがありますし、

子どもたちの「できる」に繋がる支援が進んでいきそうですね。

今は、みんなで集まって意見交換ということができませんが、

情報を共有することによって、

たくさんの子どもたちの成長が保障されることを願っています。


●Hさん ⇒ 山本 5月23日


センターの方は、リハビリの対応として

入所専属担当者、外来専属担当者に分かれて対応していくこととなり、

私が入所担当ということで、外来通院されている方の担当を

しばらく離れることになってしまいました。


ワクチンやお薬の開発が進むまでは中々厳しい見通しです…。


その中でも視線入力装置は新しい試みとして、

スタッフの励みにもなっているように感じます。


私自身も、スタンドの設定に苦慮しながら勉強させてもらっています。


今まで自分で選択する機会が得られなかった方や能動的に楽しむことが難しかった方が、

本当にいきいきと取り組んで下さり、

世界の広がりを一緒に体験させてもらっています。


まだまだ、練習中でうまくはできませんが。


写真が撮れそうな場面がありましたら、またご報告します。


●山本 ⇒ Hさん 5月24日


コロナ感染はまだ完全収束とは言えないので、万全を期して、

どこの職場も工夫や配慮をしながらだと思いますが、

視線入力装置の導入と活用で希望の光を見い出している方たちのお話は

私たちにとっても励みになります。


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以上が、Hさんと私とのメールのやり取りです。


この後、スイッチ等でサポートさせていただいている方のお母さんからも

嬉しい報告が届きました。


お子さんは2人共、特別支援学校の卒業生です。


在学中は視線入力の体験の機会はありませんでしたが、

センターでのリハビリで視線入力の体験をしたそうです。


娘さんはゲーム感覚でうまく操作することができたそうで、

今後もリハビリでいろいろと試してみたいとのことでした。


息子さんはスイッチを使っての視線入力を試す予定のようです。



1月の研修会が、こんなふうに素敵な流れに繋がっていることを嬉しく思います。


伊藤さんから「また水戸でやりましょう(^o^)」とお返事をいただきました。


今は新型コロナウイルス感染防止対策もあり、一堂に集まる開催は難しいですが、

みんなの想いがこうして繋がっていくことは、

子どもたちの「楽しみ」や「できる」に繋がっていくはずです。


「体験の場がいつでも、どこにでもあるという環境づくりのお手伝いをすること」が、

今の私たちにできることかなと思っています。

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