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2020年7月の2件の記事

2020年7月26日 (日)

医療と旅行

新型コロナウイルス感染が広がり、旅行もできない状況が続いています。

いつでも、どこでも、誰とでも気軽に旅行に行ける環境にあった方たちにとっては、

今のような時期が続くことにストレスがたまっているかも知れません。


旅行に行けないだけでなく、

今までにはなかった非日常の生活を強いられることに

辛労も大きくなっているかも知れません。


今回は「医療と旅行」という話題について書きます。


…と言っても、私自身、今まで「医療と旅行」ということを

あえて意識したことはあまりなかったように思います。


このブログにもよく登場する森本さんからご紹介いただいた

「医療と旅行」についてのオンライントークイベントに参加しました。


6月14日のことなので、もう1ヶ月以上も前のことですが、

いつものように備忘録として書いておこうと思います。


614 トークイベントのチラシ


958x539 トークイベントのチラシ


イベントのチラシに書かれていた「旅行医」という存在…

私は知りませんでした。


ネットで調べたら、「日本旅行医学会」というものがあり、

「旅行医学」というものの存在も知りました。


日本旅行医学会

http://jstm.gr.jp/


ホームページの中に書かれていた

「“travel=旅”の原義は、観光旅行やビジネストリップばかりでなく、

通勤・通学・通院も含む“人の移動”を意味します。」というメッセージは

自分自身の考え方にも重なると思いました。




トークイベントの前半は

「旅行医」の伊藤玲哉先生とリスタートトラベルの方たちの座談会でした。


伊藤玲哉先生のホームページ

https://travel-doctor.jp/


リスタートトラベルのホームページ

http://restart-travel.com/



私は、旅行に限らず、今までやれていたことができなくなったり、

難しいと諦めてしまったりする患者や家族の立場としてお話を伺っていました。


病気や障害があるために旅行に行けない患者さんたちやご家族、

行けない思っている患者さんたちやご家族…そういう方たちと出逢われた

伊藤先生が語られる医師としての想いと実践は心に深く響きました。



Photo_20200726111901 トークイベントの内容(一部)


Photo_20200726112001 トークイベントの内容(一部)



病気や障害を持っていると一番最初に相談することになるのはお医者さんです。

(多分、殆どの方たちが…)

そんな時、私はお医者さんがどんなふうに対応してくださるかによって、

明暗を分けると思っています。


医療的なケア等が多い方の場合は、なおさらだろうと想像します。


患者や家族は難しいだろうという想いがありながら相談することが多いと思うので、

本人がしたいと思うことをどうすれば実現できるかという姿勢で

お話を聴いていただけるお医者さんがいらっしゃることに感動しました。



リスタートトラベルのことは、以前から森本さんからお話は伺っていましたが、

医療職の資格をお持ちの野中さんや

障害のあるお子さんの保護者でもある森本さんからの

旅行のプロとしてのお話はとても新鮮でした。


私自身、独身時代は旅行会社を利用したことはありますが、

自分自身が医療的な不安のある中での旅行の相談はしたことはありません。


以前と違い、現在、持病や障害がある私にとっては、

近未来、不安の中、旅行のことを考える時がくるでしょう。

年齢的にも、自分自身が要介護生活になることも避けて通れません。


そんな時に相談でき、細やかな助言をいただける

リスタートトラベルのような旅行会社の存在は心強いです。




後半のQ&Aでは、参加者の方たちの質問に伊藤先生たちが応えてくださいました。


印象的に感じたのは、質問されている方たちの立場は違っていても、

旅行を実現したいという想いがあり、実現するために何かできるかという

とても前向きな考えでいらっしゃることでした。



伊藤先生はじめ、みなさんの語りに共通していると感じたキーワードは、

 ・夢をもつ

 ・諦めない

 ・今を大事にする

 ・夢を実現する

 ・いろんな方たちと繋がる ということでした。


「医療」と「旅行」という一見繋がりがないようなことが、

これらのキーワードで、私の中でしっかり繋がりました。


「日本旅行医学会」のホームページに書かれていた

「旅は通勤・通学・通院も含む“人の移動”を意味する」ということばを思い返し、

私なりに捉えると「人の移動」は「生活」だと思います。


伊藤先生やリスタートトラベルのみなさんが相談者の想いに寄り添い、

「旅行」のことを一緒に考えてくださると言うことは、

言い換えると「生活」を一緒に考えてくださるということだと思います。


「旅行」という夢を実現するということは、

「楽しく、心豊かな生活」を実現するということ。


イベントの最後に告知された内容にはビックリしました!!


Photo_20200726112101 告知された内容


こんなコラボ企画ができるなんてすごいと思います。

いつか、報告が聴ける機会があるといいなぁ…。




「医療と旅行」…このトークイベントが私たちに示してくださったことは

とても大きく、意味のあるものでした。


素敵な企画をしてくださったみなさんに感謝しています。

今は外出もままならないので、オンラインスタイルも最高に嬉しいです!

こういうトークイベントが2回、3回…と続くと良いなと心から願っています。
 


6月17日にFBに投稿された森本さんのメッセージも紹介しておきます。

(ご本人の了承は得ています)


ここから--------------------------------------------------


「病気や怪我でも旅に行けるよ!! 旅行医と語る座談会」

6月14日に無事に開催されました。

あっという間の90分でした!


医師、看護師、介護、リハビリ、旅行会社、ご家族、

また、学校関係の参加者様も含め、

40名ほどの濃い濃い思いのある皆様にご参加いただきました。


病気や難病、怪我があっても旅行に行きたいと願う方の支援したいメンバー。

行きたいと願う方のご家族。

今回は、すでに支援している、

または、もっと知って今後は支援したい!という方が多かった印象です。


そんな皆様とつながることが出来、

今後も「医療旅行」でそれぞれの専門性を活かして、

旅行をあきらめずに行って願いを叶える方を増やす第一歩になったのではと感じました。


「イベント中に気づいたこと、またアンケートから」


医療側の支援者、

例えば直接患者さんから「旅行に行きたいねんなぁ」と伝えられることが多い

リハビリのPTさんOTさん、看護師さんは旅行会社に相談する、という発想が無かった。

というご意見が多々ありました。


自分たちで何とか調べて、

もしくは自分たちで移動手段を担ったりご尽力されていたり。


なぜ旅行会社に相談する支援者が少ないのか。

大きく2点あるかと思います。  


1つは大手含め

「旅行会社」=「パッケージツアー」=「病気や障がいがあるとツアーは無理」 と

考える人が多いからかもしれません。


2つ目は実際に旅行会社に問い合わせても、

介護旅行や車いすの方の対応、投薬が必要な方の対応の経験が少なく、

どうしていいかわからない⇒提携しているか知っている介護旅行の会社に振る。

もしくは、お断りされる。からかもしれません。


※いつもこの旅行会社に頼むねん、と言う形で

 申込み先が固定しているハッピーな例ももちろんあります。


実際私がりくさんを連れて、初めて海外旅行に行ったとき

たらい回し状態でした。


さすがに旅行業をずっとしていても、 初めてのことなので、

たくさんの旅行会社に電話しました。


知りたいことや、取りたいチケット、現地のエレベーターのあるホテル、など

全てを解決できる旅行会社はなかったので、

自分で各所に問い合わせ全て手配し、苦労した経験があります。



「病気や障害があっても旅に行きたい」人の出発前の不安解消や対応には、

旅行と医療をつなぐ、旅行医である伊藤先生の存在や、

私たちリスタートトラベルのように、

看護師・旅行会社・現地日本人ガイドと調査員がいるサービスは

まだまだ少ないけれども、ニーズがあると強く感じました。


そして、オーダーメイドで旅行が作れると言うことを

もっと知ってもらいたいと思いました。


専門職の皆様が一つになり、誰かの夢を叶える仕組みができるよう、

進んでいきたいと思います!


第1回の今回は時間が足りなかった


皆さんとQ&Aだけでなく、ざっくばらんに話し合える機会や、

まだまだリスタートトラベルが発信できることがあるので、

次のトークイベントや企画を考えていきます!

ご参加くださった皆様、有難うございました。

--------------------------------------------------ここまで



リスタートトラベルのホームページには

「活動報告」が掲載されているので、こちらも紹介しておきます。

http://restart-travel.com/【活動報告】病気や怪我でも旅に行けるよ%ef%bc%81旅行/1227/

2020年7月 6日 (月)

視線入力体験の広がり その2

前回のブログに続いて、その2を書こうと思いながら、

7月に入ってしまいました(^-^;


やっぱり、のんびりペースの私です(^-^;

それも私の実情として受け止めていただけると嬉しいです。


さて、新型コロナウイルス感染の渦の中、

いろいろなところで「非日常」と言えるようなことが起き、

学校という現場も同じだったと思います。


今日は茨城県立水戸特別支援学校の話題です。


4月に入って久しぶりにホームページを覗いたら、リニューアルされていました。

http://www.mito-sn.ibk.ed.jp/?page_id=13



新型コロナウイルスへの対応等もあって、

学校はきっといろいろ大変だろうと想像していましたが、

ブログには学校での取り組みが毎日のように書かれていました。

(ブログは文字の大きさが変えられるようになっていて嬉しいです)

https://blog.goo.ne.jp/mito-sh



「足踏み式の手指消毒液スタンド設置しました」の記事に興味を持ちました。

https://blog.goo.ne.jp/mito-sh/e/5648da7237bb9fbb7381fe4224a8e8db


以前から知っているK先生が木工のエキスパートのような方なので、

きっとK先生が作られたんだろうなと思っていたら、

やっぱり、そうでした(ご本人から伺いました)。


K先生から届いた6月11日のメールには、

「たった今、10号機完成です」と書かれていたので、

いろんなタイプのものを作られているのでしょう。


それぞれの人に合った自助具があるのはとてもステキなことですね。



休校中のブログには

「オンライン授業」や「オンライン学習」の内容が続いていました。


先生方が工夫された遠隔授業の様子が、ブログを通して、

私たちのような一般人にも見られることは画期的なことのように思いました。


個人情報保護のこともあり、

学校は特に、顔が見えるような発信は少ないように感じてきたからです。


学内だけでなく、こうして公開して発信されていると、

先生という立場ではない私たちにとっても「役立つヒント」が見つかります。



トップページには

「オンライン保健室開設」

「デイサービス事業者様へのお願い(オンライン授業への協力のお願い)」という

項目も掲載されています。


「オンライン」と書かれているので、きっと今までにはなかった取り組みでしょう。

とても興味深いです。



「学校長あいさつ」には校長先生や副校長先生による

YouTubeでの限定配信」と「その裏話」が書かれていました。

http://www.mito-sn.ibk.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=472



水戸特別支援学校とは14年前から製作会等で関わりもあるので、

校長先生から「視線入力装置体験コーナー設置」の連絡と共に写真が届きました。



Photo_20200706165301 校内に設置された視線入力装置体験コーナー


大型モニターは「電子黒板」を利用しているそうです。


「視線入力装置体験コーナー設置」については、以下のページに詳しく書かれています。


校長室から  2020.6.10

http://www.mito-sn.ibk.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=505


茨城県立水戸特別支援学校 ブログ

ついに開催!視線入力装置体験会(2020年06月17日)

https://blog.goo.ne.jp/mito-sh/e/b3340f1a7b282ba4c56af4eb69480664




隣接する愛正会記念茨城福祉医療センターに

視線入力装置とmiyasukuスタンドが導入されたことは前回のブログに書きました。

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-f2815b.html


校長先生のメールにも「ますます連携を強めていきたいです」と書かれていました。



6月から学校が再開しましたが、

「オンライン授業」や「オンライン学習」は今後も続けていかれるとのことです。


「メッセージをくださった方が応援してくれていること、

 子どもたちがきっと待っていること、それが私のモチベーションになっています。

 待っている子どもたちとご家族が、私の背中を押してくれています。」

…校長先生からいただいたメールの一言一言が心に深く響きます。




インターネットの情報によると、

オンラインでの対応には、都道府県格差、市町村格差等々あるようです。


視線入力体験や対応も、スイッチや支援機器の導入同様、格差があるようです。



「校長室から(6月10日付)」の中の

「子どもたちの可能性を信じ続けます!」

…というメッセージに共感します。


スイッチや支援機器の製作に関わる私たちも、全く同じ想いです!!


私たちは私たちにできることをして、一歩ずつ歩んでいこう!


あらためて、想いを深くし、力をいただくことができました。



視線入力に限らず、子どもたちにとって必要な関わりがないまま卒業を迎え、

社会に出た子どもたちとお母さんたちの想いを見聞きする機会が増えました。


このブログの題名は「視線入力体験の広がり」としていますが、

視線入力体験についての記載は少ないです。


それぞれの立場で「今できること」を考え、実践していくためにも、

自分たち自身に問いかけたいという想いをこめて書きました。


「今できること」を見つける感性を磨き、少しでも実践できれば、

今からでも遅くはない…そう信じて。

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