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2024年1月25日 (木)

秋の活動報告 その1 重度障害児・者EyeMoT活用セミナー in 山ねこ工作室

年が明けたにも関わらず、昨年の話です。

でも、これが私のペースです。

ご興味ある方は読んでいただけると嬉しいです。

 

島根大学総合理工学研究科 助教で、

「視線入力訓練ゲーム EyeMoTシリーズ」の開発者でもある伊藤史人さんが

山ねこ工作室に来てくださった日の話です。

 

なぜ、そんな方が山ねこ工作室に?!

 

実は私たちにとっても驚く話だったのです。

 

セミナーを開くことになった経緯を書きます(長文です)。

 

8月28日の私のfacebookの投稿記事を伊藤さんが読んでくださったのが事の発端です。

 

その投稿は夏に山ねこ工作室で開いた「ミニ研修会」の話でした。

 

山ねこ工作室のブログにも書いています。

 

夏の活動報告 その4 ミニ研修会in山ねこ工作室: 山ねこ工作室のブログ (cocolog-nifty.com)

 

伊藤さんは私のfacebookの投稿記事を読み、

「ここでセミナーやりたいなあ」とコメントをくださったのです。

 

信じられないようなコメントでしたが、真に受けてしまうのが私です。

 

山ねこ工作室と言っても、私たちが居住している自宅です。

 

そんな場所でセミナーを開くなんてできるんやろか?!

 

でも、過去に「ミニライブ」や「語り部の会」を開いたことがあるね…

内容が変わるだけで、できないことはないね…

昨年の夏の活動を思い返せば、できないことはないね…

山ねこと私がその気になれば、やってやれないことはないね…多分……

 

その後、伊藤さんとやり取りし、セミナーを開くことになったのです。

 

開催日は9月8日。

まだ暑さの残る夏のような日でした。

 

参加者の誰もが当日を楽しみにし、ご自宅を出発しかけていたのですが、

「台風」と「電車の事故」で伊藤さんに来ていただけなくなったのです。

 

伊藤さんは上野でしばらく立ち往生…

 

電車が動き、伊藤さんからは時間を遅らせての開催も提案されましたが、

伊藤さんからお帰りの予定時間とその後の予定もお聞きしていたので、

私たちが中止を決めて、伊藤さんにお伝えしました。

 

すぐに、参加予定者全員に中止の連絡を入れました。

 

人生いろんなことが起きます。

 

でも、今回、夢のような信じられない話が実現に向けて進んだこともあり、

それ自体、嬉しいことなので、中止は残念でしたが、やむを得ないなぁと思いました。

 

山ねことそんなふうに話していたら、伊藤さんから動画が届きました。

 

動画には驚くようなメッセージが添えられていました。

 

---------------------------

 

伊藤さんから届いた動画.mp4 - Google ドライブ

 

また日程調整させてください。

 

せっかく会場を作って、お弁当まで用意してくださったのにすみません。

 

できれば、リベンジも同じメンバーで!

 

これを転送してください。

 

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伊藤さんの温かなメッセージと共に、

参加者と私たちへの想いが伝わってきて、感激しました。

 

夢のような信じられない話は終わりではなかったのです!

 

すぐに日程調整に向けて、伊藤さんとやり取りをして、

リベンジ開催の日は10月1日に決まりました。

 

中止の連絡を入れてから殆ど日をおかずに、

セミナーの開催案内を出せることになるとは思ってもいませんでした。

 

経緯の報告が長くなりましたが、

こういう経緯を私たちはとても大切だと思っています。

 

何事もスムーズに展開するとは限りません。

 

結果だけを伝えると「セミナーできたね」「良かったね」で終わります。

 

どんな取り組みにも一言では語れないような準備作業や

関係者の努力や地道な作業の積み重ねがあります。

 

伊藤さんのお声かけによって実現した今回のセミナーは、

そんな一番大切なことを報告したいと思って書きました。

 

セミナーには、障害のある人たちとご家族、事業所の代表、病院の作業療法士、

特別支援学挍の教員や校長等、16名が参加してくださいました。

 

伊藤さんのお話を聴いた後、視線入力の体験をしました。

 

その後、質疑応答を含め、交流タイム。

 

3時間があっという間に過ぎました。

 

終始、和やかに交流しながら、学びを深められたセミナーでした。

 

伊藤さんも参加者のみなさんも、もっともっと語り合いたいご様子でしたが、

伊藤さんの帰路の特急の時間が気になり、私がストップをかけたくらいです。

 

山ねこが伊藤さんを駅までお送りしている間、

参加者のみなさんで自己紹介し合いました。

 

伊藤さんのお話と視線入力の体験を通して、それぞれの立場で現状を振り返えり、

自分自身の生活の中で今後どう活かし、取り組んでいくかを語り合いました。

 

所属する学校や現場は違っていますが、

所属や立場を超えて繋がり合おうというのが共通した発言でした。

 

具体的に実現しそうな話も出ました。

 

「伊藤さんとのご縁」で開催できた今回のセミナー。

 

新たな「ご縁」が繋がり、広がって、とても有意義でした。

 

伊藤さんも参加者も私たちも笑顔があふれ、

こういう笑顔がそれぞれの生きる力や希望になるんだなととても嬉しく思いました。

 

当日の様子は写真と動画でご覧ください。

 

※ 写真と動画の掲載に関しては、参加者のみなさんからご了承を得ています。

 

Photo_20240125144301 開会の挨拶

 

Photo_20240125144402 セミナーの様子

Photo_20240125144302 セミナーの様子

 

Photo_20240125144401 セミナーの様子

振動スピーカー(試作品)体験.MOV - Google ドライブ

 

Photo_20240125144501 セミナーの様子

 

Photo_20240125144403 セミナーの様子

 

視線入力体験①.MOV - Google ドライブ

 

Photo_20240125144601 セミナーの様子

 

視線入力体験②.mov - Google ドライブ


視線入力体験③.mov - Google ドライブ


視線入力体験④.mov - Google ドライブ


視線入力体験⑤.MOV - Google ドライブ


視線入力体験⑥.MOV - Google ドライブ

 

 

Photo_20240125144602 交流会の様子

Photo_20240125144603 交流会の様子

Photo_20240125144604 集合写真

Photo_20240125144605 集合写真

 

伊藤さんはセミナー開催日当日(10月1日)、

ご自身のFacebookにこのセミナーのことを投稿してくださいました。

 

伊藤さんの投稿コメント ここから--------------------------

 

【山ねこ邸】

 

重度障害児の視線入力に関する草の根セミナー。

 

車いすの方が3名いてもこの余裕のスペース!

 

当事者家族、看護師さん、支援学校教諭から校長さんまでいろんな方が来られました。

 

もう少し、直接お話しできる時間を取ればよかったなあ。

 

毎週火曜の「駆け込み寺」で出会ったママさんも来てくださいました。

 

  伊藤さんが撮影された写真(伊藤さんの席から撮られたアングル)掲載

 

----------------------------------------------------ここまで

 

とても嬉しかったです。

 

セミナー後、参加者にアンケートをお願いしました。

その中から一部紹介します。


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●印象に残ったこと

 

・伊藤先生が直接、実態を聞いてお勧めのゲームを選び

 実践している様子を直接見ることができたのは勉強になりました。

 

 Y子さんが、初めてチャレンジする神経衰弱の様子を見て、

 「やり方を覚えるとできそうですね」

 「できないと思ったことができるようになりますよ」のお言葉を聞いて、

 私も励みになりました。

 

・伊藤先生が実際に視線入力の設定や活用方法について、

 直接対応や説明をしてくださったこと。

 

 直接使うというだけではなく、間接的に使うということ。

 わかっている、がわかる、という使い方もあるのだ、と気付いた。

 

・アイモットマウスなど、使ってみたい。

 

・全部印象深いですが、強いて言えば、伊藤先生のお話の中でも、これまでの経験談。

 利用されてる方々の経過。

 

・「ゲームじゃないか」「これが何につながるのか」というような言葉を耳にしますが、

 「子どもたちが分かっていることを分かる」と伊藤先生がおっしゃっていたように、

 私たちの子どもたちを観る目を高めるために使うんだということの重要性を再認識しました。

 そこの部分をより伝えていかねば、広げていけないと感じました。

 

・体験会で、伊藤先生が説明してくれた内容:

 視線入力の使い方だけでなく、体験者1 人1 人に対して、

 可能性を引き出す(チャレンジ)仕様方法。

 

 また、これらを通じて、視線入力機器そのものの可能性を感じた。

 

・視線入力を使ってる方の経過。

 だんだんできるようになるなど 伊藤先生のお話全般。

 

・伊藤先生のお話で過程を見る事の大切さと、

 履歴からの評価についてお伺いできた事が印象に残りました。

 

・クッションのニーズの高さ

 

 

●全体を通して、感想・質問・希望・相談等

 

・あっという間の3時間。

 何事もチャレンジしてみることが大事であることを改めて感じた研修でした。

 

・3人の児童生徒、卒業生との交流もでき、

   「かけはしねっと」での体験会でのご縁を

 今後もよい方向へと繋げていければと思っています。

 

 まずは県内の学校との連携ですね。

 

 「Eye愛いばらき」のチームへの参加者も増えたようですので、

 今後も研修を深めていきたいと思います。

 今後もいろいろな相談にのってください。よろしくお願いします。

 

・このような機会を作っていただき、大変ありがたく思いました。

 

 伊藤先生も、参加されている皆さんも、山ねこ工作室さんもすごく熱い想いがあって、

 その想いがご縁になって、目に見えて形になっているのがとても感動しました。

 

・とても貴重な機会となりました。

 色々な情報にアンテナを向け、子どもたちの成長を少しでもサポートしていけたらと思います。

 

・振動スピーカーは、是非取り入れたいなと思います。

 普段はなかなか会えない方たちとお話ができ、よかったです。

 

 今回くらいの人数ですと、顔がよく見えてちょうどいいなぁと。

 もう少し時間があったらなぁと思いました。

 

・振動スピーカーが良かったです。

 音源の機器によって音量が左右されてしまったので、

 いいアンプを教えていただきたいです。

 

・また、伊藤先生やみなさんとお会いしたいです。もっとお話ししたいです。

 

・伊藤先生が直接、当事者に関わりながら操作している様子を

 見させていただくことができたことは、とても勉強になりました。

 

 学校現場では味わえない、さまざまな人たちとのフラットな状態での関わりを

 経験できたような気もします。

 

 このような機会を設けてくださったみなさんに感謝です。

 

・伊藤先生のお考え、お人柄に感銘しました。

 

 「病院では、患者になる」まさにその通りです。

 ややもすると、権力勾配が生じる中で、子ども達のoutputを引き出す支援。

 感慨深く、拝聴いたしました。ありがとうございました。

 

 皆さんとまたお会いしたいと思いました。

 ゆっくり交流したいです。

 いろんなお話きいて、勉強したいと思いました。

 参加することができ、すごく良かったです。ありがとうございました。

 

 将来はもう視線入力の先をいく技術が開発されて、

 視線入力は無くなるかもしれないよという伊藤さんの言葉。

 今ある技術を今使わないでどうするのか。

 


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参加者のみなさんのアンケートにも

伊藤さんとみなさんにまた会いたい、もっと交流したいという声が多く、

今回のセミナーを開催できて本当に良かったと思いました。

 

こういう素敵なできごとも「ご縁」が繋がってこそ実現します。

 

ほんの小さな「ご縁」でも、大きなことが起きるきっかけにもなります。

 

これからも「ご縁」を大切にし、

繋いでいくことを大切にしていこうと思います。

 

伊藤さん、参加者のみなさん、

このセミナーを陰ながら応援してくださったみなさん、

本当にありがとうございました。

 

このセミナー繋がりで、また新たな嬉しいことが実現しました。

 

それは、また後日、書きます。

 

いつ報告できるかわかりませんが、お楽しみに~!

 

 

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