介護・支援機器&自助具

2020年9月13日 (日)

介護と支援機器 その1(車いすとベッドのマットレス)

「医療と旅行(※1)」「旅行と支援機器(※2)」に続いて、

今日は「介護と支援機器」について書きます。


※1

「医療と旅行」2020年7月26日 (日)

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-74638e.html


※2

「旅行と支援機器」2020年8月 7日 (金)

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-6aba65.html

 



コロナ禍の中、今年は「福祉機器展」の類がみんな中止になっています。


毎年10月、東京で開かれる「国際福祉機器展」はいつも平日開催なので、

山ねこは仕事もあり、なかなか行くことができません。


今春、山ねこは退職し、連日行けると思っていただけに残念です。



それでも、過去に何度か行っています。

とても広い会場なので、毎回、私はテーマを決めて回っています。


福祉車両購入予定の時は福祉車両中心に…。

両親の介護が始まった時は介護関係中心に…という感じで、

「自分自身のために」という視点で情報収集しているところが多いです。


研修や講演会に参加する時も同様です。


両親はもう他界しましたが、その後も福祉機器展や研修等に参加すると、

介護中にどれほど役に立っていたかを改めて実感することも多いです。


このブログのカテゴリー「介護」や「介護・支援機器&自助具」の中でも

介護中のことはいろいろ書いてきました。


今日は書いていなかったことを中心に書こうと思います。


支援機器は、ご本人の状態像に合わせて的確に活用することで、

ご本人はもちろん、ご本人に関わる方たちにも役立つことは

仕事やボランティア活動の中でも実感してきました。


両親が高齢になり、加齢と共に、身体機能だけでなく、

認知面や精神面でも老化が進むことをリアルに実感するたび、

私は支援機器をうまく取り入れていくことを意識していました。


両親共に要介護者となり、介護サービスを受ける環境になってからは、

ケアマネ中心に両親と関わる方たちとのおつき合いが加わりました。


そんな中、介護現場は支援機器への意識があまり浸透していないことを知り、

驚いたこともありました。


老化は避けられないものですが、老化によって暮らしにくくなっているなら、

支援機器を取り入れて、暮らしやすくしたいという想いがより強くなりました。


療育施設に勤めていた頃から、子どもたちの状態像や成長に合わせて

バギーや補装具などを調整したり、新調したりすることを

当たり前のように見てきました。


私にとっては、そんな日常がベースにあるので、

車いすを使うことになった両親にも、

より的確なものを選びたいというのはとても自然な想いでした。


両親が暮らした施設や関係者の方たちは、

両親の変容に対して適切に対応したいという私の想いに共感してくださる方たちが多く、

とてもありがたかったです。


車いすは本人だけでなく、介助する私たちも使いやすいものを選びました。

フットレストが外れたり、アームレストが動かせるタイプはとても良かったです。


病院等、外出先のトイレは多目的トイレでも、向きなど仕様が違うため、

フットレストやアームレストが動かせることはとても役立ちました。



我が家の福祉車両は、両親が車いすユーザーになる前から乗っていますが、

両親の車いすは同じものではないため、

父を乗せる時と母を乗せる時には、それぞれ工夫が必要でした。


そんな時も、フットレストが外れることは有効でした。

 

母の車いすは、そうした機能のあるものを重視し、

何度か取り換え、最終的には以下の車いすを愛用していました。


NEXT CORE(自走) NEXT51 B 40幅 前座41 C

https://www.matsunaga-w.co.jp/lsc/lsc-upfile/product/00/72/72_1_file.pdf



皮膚が弱く、少しでも何かにぶつけると内出血してしまう母だったので、

車いすのアルミフレームは、用心のために保護カバーで覆っていました。



また、ベッド柵に手をぶつけて、腕に内出血や傷ができることも増えたため、

ベッド柵も同じように保護カバーで覆いました。


Photo_20200912164801 保護カバーの使用状況




保護カバーと言っても、市販されているものではなく、

山ねこの助言で「水道管の凍結防止保温材」を活用しました。


筒状のものですが、切れ目が入っているので、

必要な長さに切った後、アルミフレームを包み込むように巻くのです。


私のそんな対応に、担当の福祉用具相談員さん(事業所)も理解があり、

車いすやベッドに保護カバーを巻くということを了承してくださいました。


レンタル品なので、そんな加工(?!)はNGという事業所もあるようなので、

とてもありがたかったです。


座面や背張りの張りの調整もできる車いすなので、調整もしていただきました。


母の臀部に小さな発赤が出た時には、

訪問リハのPTさんに座らせ方の助言を受けて対応したものの、

たくさんの職員さんたちが介助に関わるため、

座らせ方だけでは改善しないことがわかりました。



そんな時、タイミングよく、

車いすユーザーで、福祉用具相談員をしている方に出逢い、

SRソフトビジョン(※)による「座圧測定」をお願いすることができました。



※SRソフトビジョン

http://www.fukoku-jp.net/srsoftvision/common/img/download/download_pdf_001.pdf

 

Sr 車いすの座面に載せた「SRソフトビジョン」




両親の担当の福祉用具相談員さんは、

両親にとってより快適な状況になるならと好意的で、

他の福祉用具相談員さんの介入も受け入れてくださいました。



「座圧測定」の場にはPTさんと施設長さんも立ち会ってくださいました。


座圧がパソコンの画面に「見える化」されると

臀部の発赤部位と一致することが明確にわかりました。



フットレストやアームレストの高さや座面や背張りの張りの調整で、

座圧の負荷を減らすようにしていただきました。



職員さんたちはじめ、関係者の方たちにはその報告として資料を作り、

みなさんに情報共有していただけるようにしました。


Photo_20200912165901 私が作成し、配布した資料



Photo_20200912165902 私が作成し、配布した資料


Photo_20200912165903 私が作成し、配布した資料 



Photo_20200912170001 私が作成し、配布した資料



 
その後、追加の助言を得て、クッションも検討しました。


福祉用具相談員さん自身、車いすユーザーでもあるので、

ご自身がたくさん試された中で最良だというものでした。


使用中の車いす付属のクッションは蒸れや硬さなど、

不具合を感じることもありました。

レンタルカタログの中にはなかったので、購入することにしました。

 

ジェルトロン クッション

http://geltron.jp/product/cushion/single/


後日、取り換えたクッションでの座圧測定もしていただき、

データを見た時は感動しました。


「車いすの調整」と「クッションの取り換え」の効果で、

座圧が分散されていることがデータ上でも確認できたからです。



Photo_20200913120301 私が作成し、配布した資料



  
臀部の痛みや発赤は母の姿勢のゆがみや座り方が関係するものの、

自分では座れないので、介助する側の座らせ方や座らせ直しは重要ポイントです。


…とは言え、介助に関わる方たちの人数が多いため、

人的な対応だけに理想を求めるのは難しいところもあります。


そういう意味では「座圧測定でのデータ」に裏付けられた

「車いすの調整」と「クッションの取り換え」はとても有効だったと思っています。



父に関しては、脳梗塞を再発してから身体状態が変容するたび、

車いすやベッド、移乗への対応策等もいろいろ考えてきました。


身体が動かないなら、全面的に介助すれば良いという考え方もあるでしょう。


けれど、父自身、自分でできることはやりたいという強い希望もあり、

それが「生きる希望」にもなっていたので、

関係者のみなさんは、私と共にいろいろ考えてくださいました。



車いすは母同様、使い勝手の良いものを選びました。


NA-U7 自走 ウルトラモジュール 前座40 P

https://www.yua-shop.jp/fs/norimono/wheelchair-w11-468




クッションについては、車いす付属のクッションではなく、

母が購入したものと似たような仕様のクッションを

担当の福祉用具相談員さんが情報提供してくださったので、レンタルすることにしました。


ピタ・シートクッション

https://www.ipros.jp/product/detail/2000401146?hub=149+1311057


母の対応を参考に、父の対応に考慮してくださったのはとても嬉しかったです。


母の座圧測定をお願いした福祉用具相談員さんには、

父の座圧測定もお願いしました。


母の時と同様、父の車いすも座圧測定のデータを元に調整していただけたことは、

父はもちろん、私たちにとっての安心にも繋がりました。



脳梗塞を再発してからは、居室のお風呂は使いにくくなり、

入浴や食事等の対応も考慮し、父も、日中の短時間、デイサービスを利用していました。


ただ、父はデイルームで行なわれる運動などに参加するのは好まないため、

居室での訪問リハや訪問マッサージはずっと継続していました。


父自身、以前ほど自分で身体を動かすことが減ったこともあり、

車いすで過ごす時間以外、どうしてもベッド臥床の時間が長くなりました。


臥床時間が長く、寝返りも減ると、

身体の一部に発赤が出ないか、変形や拘縮など出ないかなど、

私も関係者も気がかりなことが増えました。


そんなことを踏まえて、職員さんたちが「体位交換表」を壁に貼り、

対応してくださったのは、とても嬉しかったです。


Img_0503 「体位交換表」(職員さんが掲示)




私も日中ほぼ毎日のように通っていて、父や母が居室で過ごしている時間は

私自身も楽しみな時間でもあり、いろんな対応をしてきました。


父や母が寝ている時間でも気づかされることはいろいろありました。


寝返りのしかただけを見ていても、父と母は違います。

職員さんに声をかけられた時の反応のしかたも違います。


「観察する」という視点で言うと、

より良い対応を考える時に、本人の動きや癖などを知っていると

とても役立つことを実感することが多かったです。


「体位交換」に関しては、父の睡眠状態にもよりますが、

時には嫌がることもありました。


自分に置き換えるとよくわかりますが、

気持ち良く眠っている時、他動的に「体位交換」されたら嫌だと思います。



「体位交換」を何日か続けていただいた後、職員さんたちとも相談し、

ベッドのマットレスを交換することにしました。



担当の福祉用具相談員さんに情報提供していただいたもの(※)は、

当時、まだ同施設では使われていなかったタイプでしたが、

カタログやネット情報を見て、決めました。


※スモールチェンジ ラグーナ(体位変換機/体圧分散式エアマットレス)

https://www.cape.co.jp/products/pdt001


私も実際にベッド臥位を体験してみて、体位交換されている感じがなく、

とてもナチュラルなところが気に入りました。


Img_0505 ラグーナ(ベッドのマットレス)


Img_0506 ラグーナの内部




訪問リハや訪問マッサージなどで、ベッド上に他の方が乗る場合、

マットレスの空気圧を硬くできるところも良いと思いました。


その場合、設定を変えるというひと手間はかかり、

担当者の方たちにはその都度、お手数をかけてしまうことになりましたが、

他動的に体位交換していただいていた時とは違い、

父にとっては快適な状況になったと思います。


ベッド臥床時間が増え、食欲の低下と共に食事量が減り、

体重が減少し、痩せてきたので、少しでも荷重による負担を減らせるよう、

便座カバーは厚みのあるものに変えました。


便座カバー 超ハイパイルベンザシート

https://store.shopping.yahoo.co.jp/sanko-online/261.html



この便座カバーは、以前、大阪のバリアフリー展の会場で見つけたものです。

実物を見ていたので、ネットで購入する時も迷いませんでした。



こんなひとつひとつの対応が速やかにできるのは、

私や職員さんたちの心配事を日頃から伝えて合っているからです。



本人たちが安心し、安全に過ごすためには、

怪我をしたり、不調が起きてから対応するのではなく、

現状から予測できることを考え、予防するという思考が必要です。



車いすは移動に使うもの、ベッドは寝る時に使うもの…

言ってしまえば、そういう用具ですが、

支援機器(生活用具)という捉え方をして、

本人と本人に関わる方たちを暮らしやすくするためのものと考えると、

とても奥が深いものだと思います。


高さや幅など、例え「1センチ」でも違えば、

本人にも本人に関わる方たちにも影響が出ることを、

私は両親の介護中に実感してきました。


業務的にも人的にも厳しい介護現場で、

関係者の方たちとこんな話をするのは難しいことかも知れません。

 

それでも、私は、その都度、家族として資料を作成し、

月1回のケアマネとのモニタリング時はもちろん、

随時開かれるサービス担当者会議でも、作成した資料を配布し、

関係者の方たちと共に、情報共有と情報交換をしてきました。



月2回の訪問診療の時は、主治医に両親の身体状態や精神状態だけでなく、

両親が使用しているものの現状やそれによる効果等も伝えていました。


両親に寄り添い、両親の話もよく聴いてくださる主治医だったので、

私たちのそんな日々の対応にも着目してくださり、

環境が身体状態や精神状態に影響することもよくわかってくださり、

どれほど心強かったかわかりません。



父も母も人生を生ききるように、安らかに永眠できたのは、

そんな主治医も含め、たくさんの関係者の方たちと共に、

「自分らしく生き続けることを支えてもらえる介護環境」の中、

最期まで生き続けられたからだと思っています。



介護は一人だけではできません。

家族だけでもできません。


人的にたくさんの関係者がいたとしても、難しいこともあります。


支援機器は介護を受ける方たちだけでなく、

人を助け、生き方を支えるものとして、

日常生活の中に当たり前に存在するものになってほしいと願います。


両親が他界し、今年3年めになりますが、

今もこうして、私たちに大切なことを伝え続けてくれています。


父がレンタルしたベッドのマットレスは、

その後、H館では他の方もレンタルされるようになったと伺っています。


体圧分散に考慮したマットレスは他にもありますが、

体位変換の動きが大きくて違和感を感じる方もいらっしゃるようです。


職員さんたちも、父が使ったマットレスの快適さと効果がわかり、

他の方たちに紹介されたようです。


そんな輪が広がっていることも、とても嬉しいです。



車いすやベッドのマットレスの他にも、介護中に使ってきたものがあるので、

また紹介していきたいと思っています(*^^*)

2016年5月24日 (火)

新たな支援機器(母用 無線ナースコール)

母のナースコールが壊れることがよくあることは、以前、ブログに書きました。

 

http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-0261-1.html


 

母は夜中にナースコールのコードを振り回すことがあるようです。



ナースコールのスイッチを正しく使えている時もありますが、

スイッチを押さず、マイクのように持って「来てください」と言ったり、

スイッチ部分をベッドの柵に打ちつけて「トイレに連れて行ってください」と言ったり…。



日中の臥床中、私もそんな姿をみたことがあります^_^;



母はナースコールが「自分にとって大事なSOSの道具」だということはわかっていますが、

使い方がわからなくなると、意に反してそんな行動をとってしまうのだと思います。



日中と違い、夜間帯は目覚めてしまうと不安になることも多いでしょうし、

不安が高まったり、冷静ではない精神状態に陥ってしまうと

ナースコールとして正しく使うことはできなくなるだろうと思います。

ナースコールのコードを振り回すというのも、そんな精神状態の現れだろうと思います。



実際には、真相はわかりませんが、

母と職員さんにとって「頼りの支援機器」が壊れたままでは困ります。

壊れた時には速やかな対応が必要です。



予備は置いてあるので、すぐに職員さんに修理済みのものに交換してもらい、

壊れたものを私が持ち帰り、山ねこに点検&修理してもらいます。

修理したナースコールのスイッチ(コード)は「修理済み」という目印をつけて、

予備として引き出しに保管してあります。



今までの故障の原因は「スイッチ部分の根元のコードの断線やショート」と

「マイクロスイッチの破損」でした。



職員さんから「ナースコールが鳴らなくなった」と伝えられて、山ねこに確認してもらうと

毎回、ほぼ同じ原因での故障でしたが、今回の故障の原因は違いました。



ナースコールのスイッチ自体は壊れていなかったのです。



H館に戻り、父用のナースコール(インターホン)に繋いで動作確認してみると鳴りました。

母のナースコールが鳴らない原因は「母用のナースコール本体の故障」でした。



たびたび壊してしまうナースコールのコードのプラグの差し替えが頻繁なので、

ナースコール本体のジャック部分の接触不良が原因と予想されました。



施設長さんと相談し、山ねこが点検&修理をすることになりました。

ジャック部分の接触不良が原因なら直せるということで…。



でも、山ねこが確認すると原因は違いました^_^;

ナースコール本体の「回路内の抵抗(10kオーム)の導通不良」が原因でした。


Photo  山ねこ 作業中



Photo_2  山ねこ 作業中



Photo_3  山ねこ 作業中




山ねこの作業を傍で見ていて、いろんな道具があるとは言え、

よくまぁ、こんな小さな部品の導通不良を見つけられるなぁと感心してしまいました。



新しい「抵抗」に交換したら、直りました!!



元々のナースコールに戻すことも考えましたが、

ナースコール本体が故障している間使っていた「無線ナースコール」を

母も使い慣れてきたので、そのまま使うことにしました。



●「無線ナースコール」として使えるように購入した機器


「呼び出しボタン」

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-REV20-%E5%91%BC%E3%81%B3%E5%87%BA%E3%81%97%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3/dp/B001GM4TYY?ie=UTF8&*Version*=1&*entries*=0


「受信サイレン REV200」

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-REV200-%E5%8F%97%E4%BF%A1%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3/dp/B002KC4444



●「無線ナースコール」の仕組み


  ①「呼び出しボタン」を押す

  ②「受信サイレン REV200」に繋がる

  ③「受信サイレン REV200」のLEDの光を受けて、

    ナースコール本体のスイッチが入るようにする「アダプター」が作動する

  ④ナースコールが鳴る



山ねこは③のアダプターを製作したのです。


Photo_4  「アダプター」と「受信サイレン REV200」



Photo_7  設置状態




「呼び出しボタン」は元々のナースコールのスイッチと形状が違うため、

母が混乱して使いにくいかも知れないという心配はありましたが、

母は「これが私のナースコール(^^)」と言って、職員さんに伝えていたようです。



「呼び出しボタン」はそのままでは置き場所もないので、

タッパーケースに入れて吊り下げられるようにしてあります。

長いコードもないので、振り回すこともなく使っていたようです^_^;



Photo_10  「呼び出しボタン」



Photo_6  ケースに入れた「呼び出しボタン」




ただ、この「無線ナースコール」は元々、父用に作ったもの(※)なので、

母がスイッチを押しても、「父用のナースコール(インターホン)」に繋がってしまいます。



(※) http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-ec1c.html


Photo   居室の家具配置変更をするまでの父の使用環境


Photo_2   家具配置変更後の父の使用環境







職員さんたちには「父用のインターホンの作動音が母からのSOSの時もある」と伝え、

しばらくの間は不便でも、そのように対応していただいていました。



ナースコール本体の修理ができたので、

次に「母用の無線ナースコール」として設定し直す作業をし、

「母用の無線ナースコール」は「母用のナースコール本体」に無事繋がりました!!



「母用の無線ナースコール」は父が使っていた時よりも

ケースに巻きつけたテープが簡単に剥がせないようにして、頑丈にしてあります。

テープを剥がしたり、ベッドにぶつけたりして壊れないように…^_^;



Photo_9  職員さん用の説明書き






「ナースコール本体の修理」と「無線ナースコールの設定変更」から10日経ち、

H館から毎日届けられる両親の報告メールでも、

母のナースコールは適切に作動していることがわかり、ホッとしています。

母が混乱なく使えていることもわかり、安心しました。



ナースコールのコードを振り回しているという報告もないので、

結果的には「無線ナースコール」が母に合っているのかも知れません。



でもまぁ、この先、また新たなことが起きるかも知れません…^_^;



それでも諦めることなく、母と職員さんたちと私たちの安心のために、

あの手この手でいろいろ検討し、その都度、対応策を考えていきたいと思います。



山ねこにできること、私にできること、職員さんたちにできること…、

みんなで知恵を出し合うことこそ、

母はもちろん、みんなの幸せに繋がっていくと思います。



「支援機器はみんなの幸せに繋がるもの」ですからね(*^^)v

 

 

2016年5月18日 (水)

手づくりの「エプロン」

父の脳梗塞は幸いにも軽症だったので、右手も左手もマヒは軽くすみました。

それでも、発症前より食べこぼしが増えたため、食事中はエプロンを使うことにしました。



大人用の介護用エプロンは市販されているので、それを買っても良かったのですが、

手づくりすることにしました。



防水の素材で、手軽なものをと考え、

寝具としても使っている「防水シート」を使うことにしました。



エプロンの下側は水分が溢れても受けられるように、折り返して縫いました。

車椅子に座っているので、長さもそれなりに必要です。



あとは、取り外ししやすいようにどうするかです。

紐よりマジックテープが簡単だと思いましたが、

首から肩まわりをカーブにすると綺麗に縫いにくいため、いろいろ考えました。

綺麗に仕上げるためには、直線が楽です(^_^.)



そこでまた、100円ショップでの材料探し!



良いものがありました。

ベビーカーなどにつけるクリップです。

Photo


ベルトの長さは短いため、父に合う長さのベルトに付け替えました。

長さの調整もできるようにしました。



洗濯回数が増えると、どうしても紐やマジックテープ部分が劣化します。

これだと、エプロン部分とクリップ部分が別々になっているため、

普段は、エプロン部分だけを洗濯すれば良いので、そんな心配も減ります。




Photo_2  手づくりした「エプロン」



Photo_3  エプロンをつけている父



Photo_5  エプロンの取り付け方 




Photo_4
  エプロンの取り付け方



エプロンを使わない時、クリップ部分は車椅子の背のポケットにはさんでおき、

食事の時に、職員さんにエプロンをクリップで取り付けてもらいます。



エプロンを外す時は、父がエプロンを下に軽く引っ張れば外すこともできます。

父が自分でできることが少しでもあるというのも良かったと思います。



1枚の防水シートで3枚作れました。

以前、座椅子のクッションカバーを作り、残っていた防水シートもあったので、合計4枚。

洗い替えも作れて良かったです。



そして何より良かったのは、安価で作れたこと。

大人用の介護用エプロンって、けっこうお高いので…^^;



ものづくりが大好きな私で良かった~!(^o^)!



ところで、ものづくりが大好きと言っても、私には視覚障害があって、

老眼鏡を使っても焦点が合わないため、ミシンや手縫いの時、針に糸が通せません(-_-;)



最新のミシンなら糸通しが楽にできるように改良されているのかも知れませんが、

私のミシンは就職した時(39年前)に買ったミシンです。



ミシンを使いたくても、誰かに糸を通してもらえないと使えません…(-_-;)



そんな時、親友が送ってくれたのが「ミシン針専用糸通し器」です(*^^)v



Photo_6  ミシン針専用糸通し器




Photo_7  ミシン針専用糸通し器の使い方



糸を引っ掛けたり、滑らせたりする細かな作業はあるので、うまくいかない時もありますが、

これを使うようになってから、ストレスなくミシンを使えるようになりました(*^_^*)



私の困り事を知って、便利な道具を送ってくれた親友に感謝しています(*^_^*)



こんな便利な道具が、もし壊れてしまったら困るので、

万が一に備えて、予備用に買い置きしてあります(*^^)v




手縫いの時には「ワンタッチ針」を使っています。



Photo_8  ワンタッチ針




Photo_9  ワンタッチ針の使い方





こうした便利な道具の存在を知らなければ、

「裁縫というものづくり」は私の生活からなくなっていたと思います。



これから先、また新たな困り事が出てくるかも知れませんが、

自分支援の道具探しをしながら、少しでも楽しみを持ち続けられるようにしたいと思います。

2016年5月11日 (水)

手づくりの「フードカバー」

今日は、もう何ヶ月も前に私が作った「フードカバー」の話です。



H館は食事は必ず食堂でという決まりはありません。

父は脳梗塞を再発する前、館内のデイ通所介護サービスは受けていなかったので、

父の意向に合わせていただき、3食とも居室で1人で食べていました。



難聴があることも大きな理由ですが、集団生活は苦手で、マイペースなので、

食堂で食事をする母がいない居室での1人での食事でも父には良かったのです。



ただ、食事のお膳が運ばれてきても、ベッドで寝ていることも多く、

職員さんに声をかけてもらっても、必ずしもすぐに起きるとは限りませんでした。



そんな時に、ラップではなく、お膳を覆うフードカバーがあるといいなと思いました。

ラップだと父ははがし難いからです。



もちろん、市販のフードカバーはあります。

ただ、折りたたみ式のものは父には操作しにくいですし、

折りたたみ式でないものも取っ手部分が持ちにくいのが難点です。



父が持ちやすく、取っ手部分が視覚的に見えやすいものにしたいと考え、

手づくりすることにしました。



手づくりする時に、私がまず行くのが「100円ショップ」です。

使えそうなものがないか、探す時間が楽しく、

「これだ!」と思うものを見つけた時にはワクワクします(*^^)v



私のイメージにピッタリのものがありました!!

4月9日のブログでも触れていますが、

買った材料は「元々の用途とは違うとんでもないもの」に変身していると思います。

(特に、取っ手部分)


Photo   「カゴ」と「タオルかけ」と「PPシート」



Photo_2

  「タオルかけ」の吸盤部分を外し、「カゴ」に「結束バンド」で留める



Photo_3  「カゴ」の内側に「PPシート」を貼る






父は、今年1月20日の脳梗塞再発で車椅子ユーザーに変わり、

居室のレイアウトも変わり、生活リズムも変わりました。

居室での見守りのない1人での食事は心配もあります。



職員さんたちと相談の結果、

朝食は訪問介護で、起床介助と共に職員さんの見守りや必要な介助を受けての食事、

昼食と夕食はデイ通所利用での食堂での食事に変わりました。



それもあって、フードカバーの使用回数は減りました。

作ったものが状況の変化で使われなくなったり、使用頻度が減ったりするのはよくあることです。


Photo_4  使わない時の「フードカバー」の置き場所(居室内)






4月のある日、職員さんから嬉しい話がありました。

「このフードカバー良いですよね!!」と…突然…(*^_^*)



よくよくお話を伺うと、他の入居者さんで透析受診をされている方たちがいて、

食事が配膳される時間に帰館できない方たちがいらっしゃるようです。

今まで、ラップ対応されていたようですが、

この父用のフードカバーだと使いやすくて良いなぁと思っていたそうです。



その職員さんは、今春、OTの資格も取られた方でもあり、

私が両親の居室でいろいろ工夫していることや他の手づくりグッズにも

とても感心を持ってくださっていて、有効活用してくださっています。



フードカバーだけでなく、生活の中で役立つグッズの活用は大事だということにも

とても共感し合いました。



作ることにもご興味はおありのようですが、小さなお子さんの子育て中でもあり、

介護の仕事の中では、作る時間は取り難い現状のようです。



製作を依頼されたわけではありませんが、私が作ることになりました(*^^)v

私は褒められると嬉しい人ですし、喜んで作らせていただくことにしました!!



こんな些細なものでも、注目されていたことが何より嬉しかったのです(*^_^*)



さっそく作ってお渡しし、その後のお話を伺うと、

フードカバーはとても役立っているとのことでした!!



山ねこは電子工作中心ですが、私もH館で役立てていただけるものを作ることができて、

とても嬉しかったです。



近々、山ねこは母用の新たな支援機器を作ることになりました。



父や母の生活に役立つものだけでなく、H館でも役立てていただけるものを

作らせていただけるのはありがたいことです。



「ものづくり」は楽しく、こうした人と人とを繋いていただける楽しさもあって、

やめられないのです(*^^)v



山ねこの作る新たな支援機器については、でき次第、報告したいと思います。

 

 

 

 

 

 

2016年4月 9日 (土)

新たな支援機器(父用ナースコール連動センサーマット)

1月、父が脳梗塞を発症し、身体状態が変わったことは前回のブログに書きました。


それに伴い、居室の家具の配置を変えました。

母だけでなく、父も「車椅子ユーザー」になったため、

今までのベッドの配置では、介助スペースが取れなくなったのです。



住環境の変化は父以上に母の混乱や不安感に繋がるので、とても悩みましたが、

2人部屋にいるため、やむを得ませんでした。



居室の図面上で、介助スペースや車椅子の移動スペースを踏まえ、

2人のベッド配置を熟考して変えました。


Photo  ベッド配置を考えるために作った居室の図面






熟考したとは言え、その配置換えが母にどんな影響を与えたのかは次のブログに書くとして、

今日は「新たに設置した支援機器の話」です。



2015年9月27日のブログに書きましたが、

前回の父仕様のセンサーは、ベッドからの移乗と移動時に感知する

「非接触型歩行感知センサー」と「距離センサー」と「ベッド脇の無線ナースコール」でした。


http://yamaneko-kousakusitu.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-ec1c.html



今回は、ベッドから1人で起き上がり、床に足をつけた時に感知し、

「ナースコールに繋がるセンサーマット」です。



介護保険で利用させていただいている業者さんには

「ナースコールに繋がるセンサーマット」の取り扱いはありません。



ベッドの配置を変えた時すぐに必要だったため、

とりあえず、取り扱いされているセンサーマットの手配をしました。



でも、そんな話を聞いた山ねこがその日のうちに作りました(^.^)

いやぁ…あまりの素早さに、今回ばかりは「びっくりぽん!!」でした。

実際に、急を要するものだったので、とても助かりました(*^_^*)



業者さんにはレンタルをお断りすることになり、申し訳なかったですが、

「ナースコールに繋がるものが良いんですよね(^.^)」と…

そうなることを予想していたかのように快く受け止めていただけました。




Photo_2  ナースコールに繋がるセンサーマット




ところで、このセンサーマット、山ねこはいろいろな材料を見繕って、

1時間足らずで作ってしまい、私が途中経過を写真に撮ることもできないくらいでした。



そのため、肝心な内部の構造が映った写真がありませんが、材料だけ書いておきます。


①銅箔テープ

②巻尺(バネ代わり)

③電線

④PPシート

⑤ガムテープ




山ねこの話によると、以下の記事を参考にしたようです。


センサーマットの作り方(1)

 

http://blog.goo.ne.jp/nflight327/e/9b4d47de5b24a9f9b1322ee5f0cb88d8?fm=entry_awp_sleep


センサーマットの作り方(2)

http://blog.goo.ne.jp/nflight327/e/aed52ea886b2d042006dc68e42be82e5?fm=entry_awp_sleep 




3月19日に開いた「山ねこカフェ」で、山ねこがこの話をすると、

参加していたヤギちゃんは感心しまくっていました。もちろん、私も!!!!!



…実は、私もこの日、製作の経緯と詳細を初めて聞いたのです^_^;

参考にさせていただいた「ヒント」があったことにも驚きました。



市販されている支援機器はたくさんありますが、

世の中には、いろいろなものを自作される方たちがいらっしゃることをあらためて知り、

ビックリしつつも、楽しいなぁと思いました(*^^)v



1月のマジカルトイボックスの講演会で、講師の外山さんがお話されていたことを思い出しました。



ホームセンターや100円ショップで、ものを探す時、

「使う用途」を考えて、店内の品ものを探す「目利き」になる、

そんな視点で見ていると、思わぬものが自作する時の材料になるという話。



ホームセンターや100円ショップは支援機器づくりをする時にもよく利用していますが、

山ねこも私も、そういう点では、なかなかいい線いっていると思います(自画自賛ですが…)。



それに、山ねこが見る視点と、私が見る視点は違うので、

元々の用途とは違う、ある意味「とんでもないもの」に変身するのです。



話がそれましたが、このセンサーマットはとても感度が良く、予想以上に役立っています。



父はベッドに寝ていて、トイレに行きたい時や用事のある時に

職員さんを呼ぶためにナースコールすることはできますが、

ベッド柵につかまって1人で起き上がることもできるので、

ナースコールせずに起き上がってしまうことがあるのです^_^;

当然ながら、その後の動き(立ち上がり)は1人だと危険です。



父が起き上がり、感度良いセンサーマットに足が触れたとたん、

ナースコールに繋がり、職員さんが訪室してくださるという流れは

父の安全のためにとてもありがたいことです。



「事故を未然に防ぐ」ために役立つセンサーマットを作ってくれた山ねこと

それを有効活用して素早く対応してくださる職員さんたちに感謝です!!



前回作ったセンサーのことをブログで紹介した時にも書きましたが、

危険だから1人では動かないようにという考え方で生活を制限するのではなく、

父の行動を見守り、対応しようという関係者のみなさんの共通の想いがあるからこそ、

こうした支援機器に意味があるのです。



機器の設置が父の「幸せと豊かな人生」に繋がっている…(*^_^*)

みんなの愛情がこめられた支援機器(*^^)v



大げさかも知れませんが、今回のセンサーマットの設置もそれくらい嬉しいできごとでした。



Photo_4  センサーマットを設置した状態



Photo_5  センサーマットの設置場所のマーキング



Photo_6  センサーマットの向きのマーキング



Photo_7  センサーマットの収納場所のマーキング



Photo_8  センサーマットを収納した状態





ところで、私は…と言うと、写真にあるように、

センサーマットの「設置場所」と「不要な時の収納場所」のマーキング等で

少しだけ役割を果たしました(*^^)v




特に「設置場所」がずれると意味がないですし、

適当な場所に収納すると私たちが誤って踏んでしまい、ナースコールが鳴ってしまうので、

「収納場所」を含め、これらのマーキング、実はとても重要なのです(^^ゞ



H館は、こうした「マーキングの重要性」にも理解があり、

むしろ、積極的に取り入れる考え方です。



職員さんたちや外部の関係者など本人に関わる人たちみんなにとって

「わかりやすく」「間違いを防ぐ」手立てとして、こうした私の対応も感謝されています。



本人たちの「幸せと豊かな人生」に繋がる対応は

関わる人たちの「幸せと豊かな人生」にも繋がるのですね(*^_^*)

とても嬉しいことです!!




このセンサーマットは手軽に、しかも安価に作れるようなので、

近々、もう1つ作ってもらう予定です。

その時には、製作経過を写真に撮ろうと思っています。

ご興味のある方は、その時まで、しばらくお待ちください(^.^)

 

 

2015年9月27日 (日)

新たな支援機器(父バージョン)

両親の居室に設置してから、もう半年以上経ちますが、

今日はその新たな支援機器について報告しようと思います。


解説も多いので、いつも以上に長文であることを前もって伝えておきます^_^;



●圧力センサー(作った経緯と現状)

                              

父が臥床中に、職員さんや私がベッドサイドで父の対応や介助をしていると

すでに設置してある「非接触型歩行感知センサー(※)」が感知してしまい、

ナースコールが鳴ってしまうことがあります。


 (※)平成27年2月17日のブログ参照



父の移動やSOSを知らせるナースコールが不用意に鳴ってしまうことになるため、

父が臥床中は感知(出力)しないようにしたいと考えました。



父がベッド上にいる(臥床または端座位)時は、この「圧力センサー」のおかげで、

「非接触型歩行感知センサー」の出力は無視するので、

ナースコールが不用意に鳴ってしまうことはなくなりました。



Photo_2     1.5cm×60cmの圧力センサー 

  ※ 布の袋は私の手づくり(^^)

     圧力センサーは敷布団の下に挟んである

               

 

●距離センサー(作った経緯と現状)



父はベッドの脇のポータブルトイレに行く時やベッドに戻る時に

ずり落ちてしまうことがありました。



こういう時は大抵、寝ぼけている時のようですし、

父はすり落ちてしまうと自分1人では起き上がることが難しいのです。



ベッドの脇にあるナースコールに手が届けばSOSできるのですが、

必ずしもナースコールに手が届くとは限りません。

そのため、ポータブルトイレ前とベッドとの空間に転倒(転落)した時に感知し、

ナースコールが鳴るようなものはないかと考えました。


Photo_11  距離センサー



Photo_4  距離センサー設置場所

 

  ※ 距離センサーの仕組み


     壁の天井付近に設置したセンサーの真下方向、

     つまり、ポータブルトイレ前とベッドとの空間(床から20センチ位の高さ)に

     人(物)が30秒位いる(ある)時に感知する
   

     その空間内で父が転倒(転落)した場合、

     距離センサーが「何かがある」と感知して、ナースコールが鳴る



父がナースコールをできなくても、職員さんがナースコールに気づき、

居室に来てもらえるので、早めの対応をしていただけるようになりました。




●ドライブレコーダー


Photo_5  ドライブレコーダー



これは山ねこの手づくりではなく、市販のドライブレコーダーです。



常時、記録(録画)しているのですが、

センサーが感知してナースコールが鳴った時は、

その時刻の前後1分間の映像を20件分保存できるように改造してあります。



父が居室内で転倒してしまった時や母が車椅子からずり落ちてしまった時も

このドライブレコーダーの記録動画は、

職員さんたちや関係者の方たちと一緒に状況を再確認し、

対応策を検討し合う時にとても役立ちました。





●ベッド脇の無線ナースコール (作った経緯と現状)



転倒してしまった場合、ベッドのナースコールに手が届かない場合があるので、

その時に届く場所にナースコールがあったら良いなと考えました。


 Photo_6  ベッド脇の無線ナースコール(A)


  ※ 父はナースコールのことを「ベル」と言っているので、

     父が理解しやすいように「ベル」と表記しました。





●洗面所の無線ナースコール (作った経緯と現状)



洗面所内のトイレの壁には元々ナースコールがあり、父も必要な時には使っています。

ただ、洗面所内で転倒した場合、そのナースコールには手が届かないため、

その時に届く場所にナースコールがあったら良いなと考えました。


Photo_7  洗面所の無線ナースコール(B)





今のところ、父は「A」と「B」を使ったことはありません。

転倒時のSOS等の必要に迫られることがないということなので、

それはそれで良いのです(*^^)v




●テーブルの無線ナースコール (作った経緯と現状)



父は日中起きている時はテーブルのところで過ごしていますが、

テーブル近辺にはナースコールがないため、テーブルのところにいる時に

職員さんを呼ぶために使えるナースコールがあったら良いなと考えました。


Photo_8  テーブルの無線ナースコール(C)





ただ、この3つのナースコールはいつも使っているナースコールと形が違っています。

そのため、父はこれらの「無線ナースコール」がいつも使っているナースコールと

同じ用途(職員さんを呼ぶため)の道具だと認識できにくい現状があります。




「A」と「B」は使う必要がない(=転倒がない)方が良いのですが、

形が違っていても、

「無線ナースコール」がいつも使っているナースコールと同じ用途で使えるということを

父には認識できるようになってほしいので、

「C」は、私が居る時でも必要な時には使う機会を増やすように促しています。




「何か頼みたいことがあったら、このベルを押してください」と

職員さんが声かけをしてくださることもあります。



テーブルの上に置くと邪魔になることもあるため、

普段はぶら下げていますが、父がテーブルの上に置いている時もあります。

テーブルのところに居る時に、

父がリハパン交換の依頼でコールしたこともあったという報告もありました(^^)



「無線ナースコール」のことを少しずつ認識できるようになっていることを嬉しく思います。




Photo_9  テーブルの上に置かれたナースコール



テーブルの前側の貼り紙は、母の訪室を職員さんに知らせるために

父が使ってくれるように表示したものです。



母は時々、デイの部屋から1人で戻ってくることがあります。

職員さんはわかってくださっていますが、万全を期しての対策です(^^;



今のところ、父はこういう用途で使ったことはありませんが、

母のことを心配し、父が母のためにSOSしたい時にも使えるということが

父の安心感に繋がっているようです(^^)




●「受信機」の改良



増設した「センサー」や「無線ナースコール」を使うため、

前回設置した「受信機」を改良しました。



Photo_10  改良した「受信機」


 
黄色いボタンを長押しすると、

ナースコールが鳴った過去20回分の時刻をモニター画面で確認することができます。



長押ししなければ、随時、時刻は上書きされ、

モニター画面にはナースコールの最終時刻が表示されていきます。





父は、体調とADL維持のためにも、

生活リズムの中でも、朝はある程度決まった時間に起床し、

生活にメリハリをつけていくように心がけています。



私が訪室した時には、モニター画面で記録時間の確認をします。



父が起床し、朝食を摂るためにベッドからテーブルへの移動時、

ベッド脇に設置してある「非接触型歩行感知センサー」が感知するため、

モニター画面にはその時刻も記録に残っているのです。



体調不良がきっかけで起床が遅くなり、

朝食も食べずに10時頃まで寝ていた今年の初め頃と違い、

今は、7~8時台には起きていることがわかります。



モニター画面で確認した起床時刻をカレンダーに記載してみると一目瞭然。



父が起床を含め、自分自身の行動をすべて覚えているわけではないので、

受信機はこういう確認をすることにも役立っています。




ちなみに、当然ながら、どのナースコールも鳴るとインターホンから

「三郎さん、どうされましたか?」と職員さんが問いかけてくださいます。

でも、残念ながら、父はその声が聞えません^_^;


インターホンを介して、職員さんと父が会話することはできないため、

「父のナースコール」が鳴れば、職員さんが居室に来てくださるという流れになっています。




父が離床している時には、

父のベッドの脇で対応する私たちの動きに対して、

「非接触型歩行感知センサー」や「距離センサー」が感知したり、

「ベッド脇の無線ナースコール」に触れてしまったために感知したりすることもあり、

結果的にナースコールが鳴ってしまうこともあります。




そういう時には、インターホンからの職員さんの問いかけに、

「私が対応中なので、大丈夫です」等応えています。

訪問リハなどの担当者の方たちも同様の応答をしてくださっています。




こんなふうに、今までのナースコールだけを使っていた時より、

個数が増えた分、「父のナースコール」が鳴ることは増えてしまっています^_^;



それでも、父が倒れたり、何か遭った時に気づくのが遅くなることで、

父だけでなく、対応してくださる職員さんたちも辛い想いをするよりは

早めに気づき、対応できる方が良いと言われています。




「事故を未然に防ぐ」ということは周知のことですし、

その対応策はどの立場の人も考えなくてはならないことです。



職員さんたちや関係者の方たちもできることを考えてくださっています。



私たちは、毎回、両親を守るためだけではなく、

職員さんたちにかかる負担が少しでも減らせて、

少しでも役立つものはないかという視点で考えています。




こうした機器を山ねこが作り、設置することを提案し、

H館の職員さんたちはもちろん、

関係者の方たちと一緒に対応策を考えていけることをとても嬉しく思います。



その背景には、危険だから1人では動かないように…という考え方で生活を制限せず、

父の行動を見守り、対応しようという関係者のみなさんの共通の想いがあるからこそ。




機器の設置が幸せと豊かな人生に繋がっている…(*^_^*)

大げさかも知れませんが、機器の設置はそれくらい嬉しいできごとなのです。





ただ、父も(母も)新しいものを取り入れることに対して、とても敏感です。

私たちサイドでは「役立つもの」と思うものであっても、

父や母が違和感や抵抗感を示したりすることもよくあります^_^;



「便利だから使うと良い」「役立つから良い」というメッセージだけでは伝わりませんし、

父にも(母にも)なかなか受け入れてはもらえません。



特に、父も(母も)目から入る情報にとても影響されやすいので、

「形の違い」や「今までなかったものがある」というだけで、混乱や不安の原因にもなります。



これらの機器類を設置する時も、父はとても不安そうに見ていました。



そんな父の不安を減らすために、

私は「わかりやすく説明する工夫や時間やエネルギー」を惜しみません。


父が頭ごなしに「そんなもんいらん!」と言うことがあっても、

父は自分にわかるように説明を受け、納得できれば、

受け入れられる人だということを私はよく知っているからです。




「夏祭り」の日記の中でも触れましたが、

父が介護を受ける立場としていろいろなことを受け入れられるように変わってきたのは、

私たち家族だけでなく、

職員さんたちがそんな父の特性を理解し、根気強く対応してくださっているからです。




介護の現場はH館に限らず、人的にも厳しいところがあります。

ご本人たちのために…という視点だけでは、

介護に関わる人たちも行き詰ってしまうと思います。




ハイテク・ローテクを問わず、支援機器も自助具も、便利グッズも、

「わかりやすく伝える工夫」や「予告」や「解説」等の手立ても…、

安心して日常生活を過ごせることに繋がるだけでなく、心も豊かになって、

良い人間関係やコミュニケーションにも繋がると私たちは信じています。




そうして「安心感という環境」を整えていくことが「心の安定」に繋がり、

「関わる側の心の安定」にも繋がっていくのだと思います。




介護する側、される側という考え方ではなく、

私たちは「誰もが楽に、幸せになれるために何かできるか」という視点を

これからも忘れないようにしていきたいと思っています。




みんなが幸せになるために「それぞれの役割」がある!!



生き難さを抱えた両親から教わり続けているそんな想いを忘れず、

関係者同士も感謝し合い、私たちの心も豊かになれるといいなぁと思います。

 

 

2015年5月22日 (金)

母のナースコール


母はアパートに住んでいた頃(認知症になる前)、

ふとんに入っても眠れない時や夜間に目が覚めてしまった時には不安感が増すのか、

私の携帯に電話をかけてくることがよくありました。

特に、思い悩んでいることがある時はそんな電話が多かったです。



深夜の電話でも、母の話を聞き、受け応えしていました。


母の声の様子から、その時の精神状態はある程度把握できました。

状況によっては、深夜でも山ねこに車を出してもらい、アパートに行くこともありましたが、

母の方から「話をしているうちに落ち着いてきた。安心した(*^_^*)」と言って

電話を切ることもありました。




母は元々情緒不安定なところがあったので、

日中・夜間を問わず「話しているだけで落ち着く」ということは「母の日常」でした。




H館に入居した当初も、夜間帯は母から電話がかかることがよくありました。



そういう意味では、母の携帯は「私からの安心を得るお守り」のようなものでした。

3つの短縮ダイヤルは全部私宛にしてありました。



そんなお守りのような携帯が認知症の進行に伴って様変わりしてきました。

ナースコールと携帯の使い方の混同が増えたのです。




私宛に電話をかけてきても何も返答しません。

ナースコールと勘違いしているようで、職員さんが来てくれると思って待っているようなのです。



ナースコールを受けて訪室してくださる職員さんが、

ナースコールに向かって電話のように母が話している姿をみることもあったそうです。



母の携帯の履歴を見ると、ランダムな数字が並んでいることもありました。

短縮ダイヤル以外使うことのなかった母が適当にダイヤルしているようでした。

たまたま繋がってしまった相手の方に、つじつまの合わない話をしている録音履歴もありました。




そういうことが増えたことを機に、母には携帯を持たせられなくなりました。



お守りとしての携帯を取り上げるのはかわいそうな気もしましたが、職員さんと相談し、

「困った時はナースコール」と「SOS対応の道具」を一本化する方が

母の混乱も防げると考えて決めました。




それ以来、母はナースコールを混乱なく使えるようになりました。




ただ、私への夜間の電話はなくなったものの、

トイレ介助のSOSだけでなく不安な時にも使うため、

当初は「ナースコール握りっぱなし」「ナースコール押しっぱなし」も多く、

夜勤の職員さんたちにはとても負担をかけていました。




当時のことを振り返ると、母の立場に立てばやむを得ないこととは言え、

職員さんたちには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。




H館では職員さんたちと家族とで話し合いができる時間を持っていただけることが多く、

その都度、どういう対応をすれば、

本人はもちろん、職員さんたちも家族も負担が減らせるかという策を考えてきました。




いわゆる不穏や奇行といった言動を見せる母を「問題のある人」と捉えず、

「どんな言動にも必ず理由がある」「きっかけになる原因がある」と

理由や原因を一緒に考えてもらえることで、母が救われ、私たち家族も救われるのです。




最近特に、介護施設等での対応が社会問題になることがありますが、

前向きな対応策を一緒に考えてもらえる環境に恵まれていることに感謝しています。




ここで話を「母のナースコール」に戻します。



最近、母のナースコールの調子が悪くなったり、壊れたりすることが増えました^_^;

壊れた理由は職員さんも私たちも予想していた通り、

母がナースコールを振り回したり、ベッド柵に打ちつけたりすることがあったからです。




ある日、私が目撃した時は、コールスイッチを押さず、

ナースコールをベッドの柵に打ちつけて「トイレに連れていってください」と言っていたのです。

コールスイッチを押すという使い方がわからなかったのです。



母にとっては大事なSOSの道具なので、ないと困ります。

すぐに新調し、壊れたものを山ねこが分解して点検しました。

ナースコールはプラスティックでできているので、

ベッド柵に打ちつけた時に割れたかけらが中に詰まっていたのです(-_-;)

そのため、コールスイッチが押しっぱなし状態になっていたのです。



原因がわかり、修理が完了しました。

ナースコールを打ちつけても割れ難いように、握り部分に伸縮包帯を巻きつけて貼りました。

母が手触りの違和感を感じて、嫌がらないように配慮して…(^^)

Photo_3  伸縮包帯を巻きつけたナースコール



その後、また壊れました(-_-;)


使えるものと交換し、壊れたものをまた分解し点検しました。

この時の故障の原因は根元のコードの断線とショートでした。

スイッチ部分も壊れていました。

Photo_4  分解したナースコール




乱暴な扱いも増えているのかも知れません^_^;

もちろん、意図的ではありません。


母にとっては大事なSOSの道具ですし、正しく使えている時もあります。



こうした対応はいたちごっこのようなところもありますが、修理して使えれば良いのです。

どうしても壊れたら新調すれば良いのです。




不穏だったという報告を受けると、正直なところ、辛くなります。

でも、一番辛いのは母自身です。

他の場面でも、母は行動の手順や道具の使い方を聞くことがよくあります。




日々の生活の中でいろいろなことがわからなくなる不安…。

覚えていられなくて、訳がわからなくなる不安…。

たくさんの不安の中で生きているのだと思います。

ある意味、自分自身との闘いとも言えます。



母の不安や闘いを思うと、私たちが手助けできることを考えるのはとても大事なことだと痛感します。




不穏や奇行という行動も「安心感」のある環境では減ります。


私たち家族だけでなく、日々接してくださっている職員さんたちも、両親だけでなく、

他の利用者さんたちのために「安心感という環境」をいかに整えていくかを考えていらっしゃいます。




「母のナースコール」から私たちが教えられること、学ぶことはまだまだたくさんありそうです。




ちなみに、母は1人で立ち歩くことはできませんが、ベッドから起き上がることはできます。

車いす生活になった当初は「立ち歩くことはできない」という

自分自身の身体状態の認識ができないために、ベッドから起き上がってしまうことも多かったのです。



万が一、柵を持って立ち上がってしまうようなことがあると転倒しかねません。

そのため、すぐに危険防止対策をしました。

今でも有効な対応策として使っています。


それについては、また次の機会にお話したいと思っています。



危険防止対策は事故が起きてからではなく、いろいろなことを想定して考えておくことが必要です。



日常生活の中には「まさか、そんなことをするとは思わなかった」ということがたくさんあります。



介護の世界でも観察力や想像力を高めることはとても重要なポイントだと思います。



私自身の学びとその実践はまだまだ続きます。

私を学び続けさせてくれる両親の存在は大きく、

人生の先輩として私たちを導いてくれていることに心から感謝しています。

2015年2月17日 (火)

非接触型歩行感知センサー


「朝昼晩の勘違い」や「手順の間違い」が増え、

「いろいろな場面で訳がわからなくなる
現状」に父自身が不安を感じ、

病院を受診して「認知症」と診断されたのが昨年の5月。

それ以来、父は少しずつ進行する症状と向き合っています。


「わかること」と「わからないこと」が混在すること
がとても不安で、ストレスになるようです。




最近、父は「目はよく見えているけれど、方向感覚がわからない時がある」と言います。

居室のトイレに行こうと思っているのに、トイレとは違う方向に行ってしまうこともあるようです。

父にとっては「方向感覚がわからなくなること」は大きな困り事のようです。



昨年11月のある朝、居室に歩行器がなく、隣の部屋から見つかったと

職員さんから報告がありました。


前日の夜中に居室の外に出てしまったのです。

今の父は歩行器なしでは歩行できません。

どのようにして居室に戻ったのか職員さんもわからないのです。

職員さんが訪室してくださった時、父は椅子に座っていたそうです。



翌日、父は「祖母のお墓のある大阪のお寺に行ってきた」と私に話してくれました。


父なりに居室を出た理由はあったのです。

でも、途中で歩行器を置いてきてしまったことやその後のことは曖昧でした。

父の話だと居室には這って戻ったようです。



父の話は夢と現実が錯綜していて、その時はもっと混乱していただろうことも想像がつきました。


父自身も不思議な感覚や違和感があるようで、父にはそれが苦しいようでした。



父が自分の行動を認識できないまま同じようなことを繰り返してしまうと転倒という危険もあります。



そこで、関係者の方たちと話し合い、

夜中にベッドから離れて移動してしまう時に感知するセンサーを使うことになりました。


ただ、マットタイプのセンサーは歩行時に足先が引っかかるため使えません。

無線のセンサーが良いのですが、

レンタルできる無線のセンサーはナースコールには繋がっていません。

父の場合、ナースコールに繋がっていることが必須条件でもあります。



購入することも考えましたが、結果的に、山ねこが製作することになりました。


山ねこにとっては「製作新挑戦の支援機器」です。


父の現状を的確に把握した上で、対応してくださる職員さんたちの負担も考えての製作でした。



職員さんからの要望も追加し、構想から約3週間後に無事完成し、1月10日に設置できました。


このセンサーは夜勤の職員さんしかいない夜間帯だけ使えれば良いものですが、

毎日、忘れずに電源のON・OFFをしていただくのは大変です。


20時~6時の時間帯での「タイマーセット機能」は「助かる機能」として職員さんに喜ばれました。



職員さんたちにお願いすることはだんだん多くなっていくと思うので、

私たちとしては、少しでも負担が少ないようにしたいという想いも強いのです。



設置から1ヶ月が過ぎ、今のところ、誤作動もなく動いています。


設置以降、父は居室の外に出ることはないようです。


何もなければそれで良いのです(^^) 



Photo  設置状況


Photo_2
 

センサーの説明

 ・ベッドを降りて、1つめのセンサー地点(A)を歩き始め、

  2つめのセンサー地点(B)を過ぎた時にナースコールに繋がる(距離センサー)

 

 

 

・センサーは父の歩行スピードに合わせて感知するような仕様になっている

 

 

 


 ・職員さんの歩行スピードでは感知しない

 

 

 

・職員さんがベッドサイドで父の対応後、移動されると感知してしまうことがある(※)

 

 

 

 ※これは現在のところやむを得ない


Photo_3  

受信機の説明

  従来のナースコールとインターホンはそのまま使えるようにしてある

 

  A:手元のナースコールに繋がっている

   B:インターホンに繋がっている

   C:センサー本体の主電源



Photo_4


受信機のモニター画面の説明

  

 

  ・現在時刻表示(電源を抜いても消えない)

 

 

 

  ・タイマーセット表示( 時間外 → F:0  時間内 → F:1 ) 

 

 

 

 ・総コール回数表示(C:回数) (電源OFFにすると、ゼロ表示になる)

 

 

 

 ・最新コール時刻表示(○月○日 ○時○分)(コールのたび「上書き」される)




各居室には「監視カメラ」もあります。


入居当初は両親も私も「監視カメラ」には抵抗感があって、電源OFFにしてもらっていましたが、

両親に転倒等危険なことが増えた時から作動状態に切り替えてもらいました。


実際に「監視カメラ」は父や母が転倒した時の状況を再確認するためにとても役立っています。


今は本人たちからどんなふうに転倒したかを確認しようにも確認できません。

モニター画面を観て、どんなふうに転倒し、どこをぶつけたのかを正しく知ることができるのです。



私はそのモニター画面を「ipad mini」の動画に撮らせてもらい、

診察や訪問リハビリの時、ドクターやPTさんに観ていただきます。


ドクターやPTさんたちも、動画を観ることで転倒の状況が正しく把握できると言ってくださいます。


転倒時の状況や行動(予想外の行動をとることもあるので…^_^;)を正しく把握できることで、

みんなでより安全な対応策を考えることができます。



「人感センサー」も「監視カメラ」も一大事が起こる前に早期に気づき、

転倒等を未然に防ぐための大切な支援機器です。


こういう支援機器があって、

見守り、対応してくださる職員さんたちが居て、

両親の安心と安全が守られているのだと思います。


「父仕様の人感センサー」を作ってくれた山ねこには感謝の気持ちでいっぱいです。




介護の世界にこうした支援機器が入ることで、

介助される人も介助する人も…みんなが幸せになれるとしたら、こんな嬉しいことはありません。